作成日
:2023.08.25
2024.02.05 10:52
MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)は、メジャーな海外FX業者と比較すると情報が少ないため、利用を始める前に口コミ・評判を知りたい方もいるでしょう。
海外FX業者を利用する際には、特に出金拒否がないかどうかが気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、MYFX Marketsに出金拒否のうわさがあるのかどうかを調査しました。
MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)は、出金拒否のうわさが全くない海外FX業者ではありません。
2019年には、出金拒否の被害を受けたと主張する人たちの間で集団訴訟が計画されていたこともありました。
その後も、自身が出金拒否を受けたとTwitter(ツイッター)などで報告するトレーダーが何人か現れています。特に、2021年に非常に豪華なボーナスを提供した際には、不正利用が横行し、それに伴って出金拒否(利益の取り消し)が行われた事例があったようです。
集団訴訟プラットフォーム「enjin」で、MYFX Marketsが取り消した取引利益の返還を求める集団訴訟の計画が掲載されました。
13名の被害者が参加し、1,481万円の被害を訴えています。集団訴訟の主催者は以下のように主張しています。
集団訴訟プラットフォーム自体が停止してしまったためこの件の経緯は不明ですが、被害を訴えている人がTwitter(ツイッター)で活動していたこともあり、当時は大きな話題になりました。
2019年の出金拒否(利益の取り消し)の理由は、ノーリスクで利益を上げることを狙うアービトラージだったようです。
2021年にも、MYFX Marketsから出金拒否(利益の取り消し)を受けたと報告するトレーダーが現れました。
トレーダーによると、MYFX Marketsが禁止している取引はしていないのにもかかわらず、「故意過失を問わずレート操作、 集団取引、 口座間・ 業者間両建て (同一口座内の両建ては可能) レイテ ンシートレード、 アービトラージ、フロントランニ ング等」に該当するとの理由で出金を拒否されたとしています。
この出金拒否が起きたのは、それまであまりボーナスが豊富な海外FX業者ではなかったMYFX Marketsが突然非常に豪華なボーナスを提供し始めた時期です。提供されたボーナスは、クッション機能ありで200%という非常に豪華なものでした。
豪華なボーナスで利用者が急増し、それに伴ってボーナスアービトラージなどの不正利用が急増したため、一部の利用者が出金拒否を受けたという背景があるようです。
その後、不正利用が多発した原因であるボーナスのクッション機能をキャンペーン期間中に撤廃したため、意図せずロスカットされるトレーダーが続出し、MYFX Marketsのネガティブな評判につながってしまいました。
ボーナスだけでトレードできるクッション機能ありのボーナスは、自己資金が増えるのと同様の効果があるため、その分ロットを増やしてトレードする人が多いです。MYFX Marketsは、当初クッション機能ありだったボーナスをキャンペーン期間中にクッション機能なしに変更してしまいました。このため、自己資金がゼロになったタイミングでボーナスが消滅してしまい、ボーナス込みの金額でロスカットラインを計算していたトレーダーが意図しないところでロスカットされる事例が発生しました。
なお、この意図しないロスカットで被害を被った人に対しては、MYFX Marketsは後日現金での返金を行っています。
MYFX Marketsは、利用規約に違反した取引について利益の取り消しを行っていることは認めています。
2021年のクッション機能ありのボーナス配布に伴う出金拒否(利益の取り消し)は、入金ボーナスを利用しての組織的な両建てによる不正取引が行われていたということです。
2019年と2021年に出金拒否(利益の取り消し)で話題になってしまったMYFX Marketsですが、それ以降大きなトラブルは話題になっていないようです。
2021年にクッション機能ありのボーナスを提供して不正利用が多発したため、それ以降はクッション機能なしのボーナスやボーナス以外のキャンペーンが中心になっています。
直近では、指定のロット数の取引を行うと抽選に参加できるお中元キャンペーンが行われました。
利用規約違反が行われる大きな理由であるボーナスアービトラージができるボーナスが少なくなったため、出金拒否のトラブルが起きていないものと思われます。
海外FX業者の出金拒否には、海外FX業者自体が倒産や日本撤退などで連絡が取れなくなるケースと、海外FX業者の営業は継続しているものの、利用規約に違反したとして利益が取り消されるケースがあります。
利用規約違反による出金拒否(利益取り消し)を避けるために、利用する海外FX業者の利用規約や禁止事項はよく確認するようにしましょう。
MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)の利用規約で禁止されている内容のうち、特に注意が必要なものは以下の4点です。
アービトラージとは、裁定取引とも呼ばれ、同じ商品に価格差が生じたときを狙って利益を出す取引手法です。
各海外FX業者は独自にレートを提示していますので、ある海外FX業者Aでドル円のレートが140円だったとき、別の海外FX業者Bでは139.8円だったというようなケースも発生します。
このようなケースで、業者Aで売り取引、業者Bで買い取引の両建てを行うと、価格差が収束した際にノーリスクで利益を上げることができます。このような機会を狙って取引することをアービトラージといいます。
このほか、アービトラージにはレイテンシーアービトラージなどいくつかの種類がありますが、多くの海外FX業者で禁止されています。MYFX Marketsでも、アービトラージ全般が利用規約で明確に禁止されています。
MYFX Marketsでは、常時ではありませんがボーナスキャンペーンが開催されることがあります。ボーナスにクッションが機能あるかどうかはキャンペーンごとに異なりますが、クッション機能があるボーナスの場合は、ボーナスアービトラージの判定を受けないように注意が必要です。
ボーナスアービトラージでは、海外FX業者2社を使って両建てをします。そして、片方に負けトレードを集中させることで口座の有効証拠金をゼロにします。
100%入金ボーナスを受け取っていた場合、損失分の半分は海外FX業者の負担になりますので、勝ちトレードを集中させた方の海外FX業者ではその分の利益をノーリスクで得られることになります。これがボーナスアービトラージです。
ボーナスアービトラージを行ってしまうと、利用規約違反となり利益が取り消されるリスクがあります。ほかの海外FX業者を含め、出金拒否(利益の取り消し)となる理由の多くはこのボーナスアービトラージですので、特に注意が必要です。
先ほど説明したアービトラージにつながるため、異なる業者間やMYFX Marketsの複数の口座間での両建ては禁止されています。認められているのは同一口座内での両建てのみです。
両建てについては同じ名義の口座だけではなく、異なる名義の口座同士で共謀して両建てをすることも利用規約で禁止されています。
異なる名義同士での両建てはほかの海外FX業者でも利益取り消し(出金拒否)の対象となることが多く、過去にはFXGTで問題になったことがあります。取引の成績を記録する外部サービスを利用した際に、その外部サービスがFXGTの取引口座にアクセスして情報を取得する形式を採用していたため、「同一主体(同一IPアドレス)から複数の取引口座へのアクセスがあった」とセキュリティシステムが誤認知して利益取り消しをしてしまいました。FXGTの調査で同一IPアドレスからのアクセスが両建て目的ではないということが判明したため、利益の取り消しは後に撤回されました。
MYFX Marketsはゼロカットのサービスを提供していますが、これを乱用することは利用規約で禁止されています。
ゼロカットとは、保有する銘柄の価格が急変動してロスカットが間に合わずに口座残高が0円を割り込んだ場合、マイナス金額分を取引所が全額補填する仕組みです。日本では法律によってFX業者による損失の補填が禁止されているため、ゼロカットシステムを採用している国内FX業者はありません。
ゼロカットの乱用の基準は公開していない海外FX業者がほとんどですが、過去にほかの海外FX業者では、資金に対して非常に大きなポジションを週末にかけて持ち越し、窓開けによる利益を狙った取引がゼロカットの乱用とみなされたことがありました。
このほか、重要な経済指標の発表前に資金に対して大きなポジションを持つこともゼロカットの乱用とみなされる可能性があります。
利用規約に違反した場合は利益取り消し(出金拒否)の対象となることがありますが、MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)は健全に運営されている企業ですので、理由なく出金拒否をすることはありません。
うまく出金できない場合は、出金ルールに違反している可能性が高いため、MYFX Marketsのサポート部門に問い合わせてみましょう。
MYFX Marketsでは、原則として入金と出金の方法を一致させる必要があります。
ほかの海外FX業者では、クレジットカードやbitwalletなど一部の入金方法を利用したときのみ入金方法と出金方法を一致させる形を取っていることが多いですが、MYFX Marketsでは原則的にすべての方法で入金と出金の方法を合わせるルールとなっています。
一方で、クレジットカードへの出金は入金額と同額である必要があり、出金額が入金額に満たない場合は国内銀行送金での出金となるなどの特殊なルールもあります。
急いで出金したい方は、出金方法のミスで再申請が必要になるのを避けるため、事前にサポートに確認しておいた方が良いでしょう。
国内銀行出金の場合、1度の出金で100万円が上限になっています。100万円以上を出金したい場合は、分割で申請する必要があります。
ほかの海外FX業者でも分割が必要になることはありますが、MYFX Marketsの上限100万円は比較的低めなので、該当する方は注意してください。
MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)は直近では2021年に出金拒否(利益の取り消し)が話題になりましたが、これと同時にキャンペーン期間中のボーナス条件変更も行っていました。ボーナス条件の変更は影響を受けた人も多く、一連の騒動でMYFX Marketsのネガティブな印象を強めてしまう結果となりました。
豪華なボーナスが提供される場合はボーナスアービトラージの不正を行おうとする人が非常に多くなります。MYFX Marketsでは実際に不正利用が多発していたという事情はありますし、影響を受けた方には事後的に補填も行われていますが、キャンペーン期間中の突然の変更はやはり不安に思う方が多かったようです。
MYFX Marketsは低いスプレッドが売りの海外FX業者ですが、低スプレッドの競争は激化しています。Titan FX(タイタンエフエックス)やExness(エクスネス)などの低スプレッドのブローカーやXMTrading(エックスエムトレーディング)のKIWAMI極口座などの低スプレッド特化の口座が人気を集めているため、MYFX Marketsの知名度は大きく高まってはいません。
MYFX Marketsは最近、10周年を記念してロゴの変更を行ったり、MT5をリリースしたりと活発に活動しています。2021年以降は出金拒否が話題に上っていませんが、今後も地道な信頼を積み重ねて悪評を払拭する必要があるといえるでしょう。
作成日
:2023.08.25
最終更新
:2024.02.05
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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