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STICPAYがテザー入出金サービスをリリース

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update 2022.12.12 22:13
STICPAYがテザー入出金サービスをリリース

update 2022.12.12 22:13

海外FX業者の入出金ツールの1つとして知名度があるSTICPAY(スティックペイ)は2022年9月30日、TRC20ネットワークを利用した仮想通貨USDT(テザー)のウォレットの提供および入出金に対応したことを発表しました。

2020年10月に入金およびウォレットサービスを中止してから2年ぶりの復活となります。以前に提供されていた際は、テザー(USDT)入金およびウォレットに対応していましたが、今回のリリース以降、テザー(USDT)の出金もできるようになります。

STICPAYは仮想通貨から法定通貨への両替機能を備えているため、仮想通貨入金に対応していない海外FX業者にも、STICPAYを経由して仮想通貨建てで保有していた資産を入金できるというメリットがあります。

対応する仮想通貨が3種類に

テザー(USDT)の入出金に対応したことにより、STICPAY(スティックペイ)が取り扱う仮想通貨はビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)を含む3種類となりました。

point ステーブルコインのテザー

テザーとは、2015年に発行された代表的なステーブルコインの1つです。2022年10月末時点で、仮想通貨市場全体でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に次ぐ時価総額を誇っています。テザー入出金に対応する海外FX業者も増加しており、FXGT(エフエックスジーティー)やTitan FX(タイタンエフエックス)が一例です。

USDTの入出金では、入金手数料1%と出金手数料3%が発生します。また、1回当たりの出金額が5,000USDTに制限されていますので、高額の出金にはやや手間が発生します。

入金手数料 1%
出金手数料 3%
入金所要時間 即時(*1)
出金所要時間 1~2営業日
1回当たりの入金額 最小:10USDT
最大:無制限
1回当たりの出金額 最小:100USDT
最大:5,000USDT

(*1)トロンネットワークの混雑具合による

今回、リリースされたのは、トロンブロックチェーンベースであるTRC20を使った入出金です。テザー(USDT)には、イーサリアムブロックチェーンがベースであるERC20、テザーオムニ(Omni)がありますが、これらは未対応です。

トロンは手数料の安さで人気のブロックチェーンで、多くの仮想通貨取引所・ウォレットが対応していますので、入出金に活用できます。

仮想通貨を法定通貨に換金して送金が可能に

STICPAYの特徴は、法定通貨と仮想通貨の両替に対応していることです。USDTでの入出金が可能になったことで、STICPAYを経由して法定通貨に両替する形で、仮想通貨での入金に対応していない海外FX業者に仮想通貨で保有していた資産を入金することができるようになりました。

STICPAY経由での仮想通貨入金

ただし、入金手数料・出金手数料に加えて、両替レートが割高に設定されているため、コスト面では不利となります。

knowledge 両替機能を提供するブローカー

仮想通貨に注力するFXGT(エフエックスジーティー)は法定通貨から仮想通貨へマイページ上から両替できる機能を提供しています。ただし、FXGTの場合、法定通貨から仮想通貨への両替はできますが、仮想通貨から法定通貨への両替は対応していません。その点、STICPAYはどちらにも対応しています。

STICPAYに対応する海外FX業者は増加

今回、STICPAY(スティックペイ)はテザー(USDT)の入出金サービスの提供開始に伴い、3種類の仮想通貨で入出金できるようになりました。海外FX業者をはじめ、テザー(USDT)に対応していないサービスについても、テザー(USDT)をSTICPAY内で両替後、送金することができるようになります。

STICPAYに対応するブローカーは増加しています。主要海外FX業者であるFXGT(エフエックスジーティー)、XMTrading(エックスエムトレーディング)、HFM(エイチエフエム)、Exness(エクスネス)、Titan FX(タイタンエフエックス)はSTICPAYに対応しています。

fxg xem exn tfx

STICPAYは、bitwalletと比較すると手数料が高めに設定されているなど、弱点はありますが、仮想通貨のオンラインウォレットを利用したい場合に活用できるでしょう。今後、STICPAYがどのようにサービスを展開していくのか、注目です。


Date

作成日

2022.11.11

Update

最終更新

2022.12.12

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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