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日本株の取り扱いがある海外FX業者はどこ?

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update 2022.09.02 12:59
日本株の取り扱いがある海外FX業者はどこ?

update 2022.09.02 12:59

日本企業の株式(個別株)を取引できる海外FX業者を探していますか?

金融庁の規制を受けない海外FX業者なら、ボーナスやハイレバレッジなどたくさんのメリットを利用した取引が可能です。このようなメリットを日本企業の株式に利用したい方も多いでしょう。

しかし、日本企業の株式銘柄に対応している海外FX業者の数は多くありません。IFC Markets(アイエフシーマーケット)やiFOREX(アイフォレックス)といった、やや知名度の低い海外FX業者に限られます。

使い勝手がよいとは言い難いですが、どうしても海外FX業者で日本株を取引したい場合は、こうした海外FX業者をチェックしてみるとよいでしょう。

本記事では、海外FXで日本株を取引するメリット・デメリット、それぞれのブローカーで取り扱いのある銘柄やレバレッジを紹介します。

日本株の取り扱いができる海外FXは少ない

株価指数のCFD取引ができる海外FX業者は多いものの、株式CFD(個別株CFD)の取り扱いができる海外FX業者は希少な存在です。

point 株価指数と個別株の違い

株価指数とは、日経平均株価やダウ平均株価のように、複数の企業の株価の平均値を算出するもので、算出対象となった株価のグループ全体の上昇・下降の傾向を示します。一方、個別株とは、「ソニー」や「トヨタ」など1社の企業の株価を表します。

結論、個別日本株の取引ができるメジャーな海外FX業者はIFC Markets(アイエフシーマーケット)とiFOREX(アイフォレックス)の2社のみです。

一般的なイメージの日本株とは異なりますが、この他にもTitan FX(タイタンエフエックス)で、米国の株式市場に上場している日本企業株(ソニー)の取引が可能です。

株式CFDとは

そもそもCFD取引とは「Contract For Difference」の略称で、差金決済取引のことです。

実際に金融商品を売買するわけではなく、買った時点の金額と売った金額の差額のみを取引する決済方法です。買いだけではなく売りから始められることも特徴です。

CFDの取引方法

CFD取引は株価指数や個別株式、エネルギーなど、さまざまなものを対象に取引されています。FXも差金決済取引の一種です。

株式CFDとは、個別株式を取引できるCFD取引です。現物市場の値動きとはやや異なる場合もありますが、概ね一致します。一方で、実際に金融商品を売買しているわけではないため、株主優待などの一部の特典は得られません。

point 配当分は調整される

株式CFDでは、配当が支払われた場合には調整が行われます。企業が発行する株を実際に保有していると、決済時期に株主に配当金が付与されます。配当金を支給するということは、配当金支給額分の企業の価値を下げてしまうことになります。配当調整金は、配当金支給による株価下落分の調整金として付与されるものです。買い建てであれば配当調整金を受け取り、売り建てであれば配当調整金が口座残高から差し引かれる仕組みになっています。

海外FXで日本株を取引するメリット

海外FXを利用した日本株のCFD取引には、大きく4つのメリットがあります。

  • 同一口座で取引できる
  • ハイレバレッジ
  • ボーナス
  • ゼロカットシステム

同一口座で取引できる

国内FX業者では、FX銘柄と同じ口座でCFD銘柄を取引することはできません。一つの口座でFXもCFDも取引できるのは、海外FX業者の大きなメリットです。

また、国内業者ではそもそも、株式CFD(個別株CFD)を取引できるのがPayPay証券、SaxoBank証券など少数の会社に限られています。

海外FX業者では、日本株が取引できるブローカーは少ないですが、米国株などは対応している会社が多く、選択肢が豊富です。

ハイレバレッジ

国内の証券会社では、株式CFDに適用されるレバレッジは5倍となっています。一方、海外FX業者では10倍以上のレバレッジが利用できます。

FX銘柄のレバレッジの差と比較すると、株式CFDについては国内FX業者と海外FX業者でそこまで差は開いていませんが、国内証券会社よりも高いレバレッジで取引することができます。

ボーナス

海外FXの特徴といえば、「ボーナス」です。口座を開設するだけでもらえるボーナスや入金額に応じたキャッシュバックなど、ハイレバトレード同様、自己資金の少ないトレーダーにとっては大きなメリットです。

IFC Markets(アイエフシーマーケット)やiFOREX(アイフォレックス)は、ボーナスのレベルがそこまで豪華というわけではありませんが、iForexではウェルカムボーナスや有効証拠金に利息が付くサービス、IFC Marketsでは上位入賞者が豪華な賞品を受け取れるトレードコンテストや条件を満たすと一定の利息を受け取れるサービスを提供しています。

ゼロカット

海外FXはゼロカットシステムも採用しています。ゼロカットシステムとは、強制ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになった場合、マイナス分をFX業者が補填してくれるサービスです。

ゼロカット

国内FXでは口座残高がマイナスになった場合、追証(おいしょう)と呼ばれる追加入金を求められます。その場合、借金を背負ってまで、返金しなくてはいけません。

しかしゼロカットシステムがあれば、追証請求がないため、損失は口座に預けていた金額のみです。最低限の損失のみで大口取引ができるので、大きなチャンスがあります。

海外FXで日本株を取引する注意点

ここまで読み進めていくと、海外FXでの日本株CFD取引は、メリットが多いように感じます。

しかし、海外FX業者を利用した日本株CFD取引にはデメリットもあるため、確認しておきましょう。

  • 税金が高くなる可能性
  • ほとんど利用者がいない

税金が高くなる可能性

海外FXを使った取引は、税率が高くなる可能性があります。

なぜ税率が高くなるのかというと、国内の株式CFD(個別株CFD)と海外FXは課税方法が異なるからです。

国内個別株CFD 申告分離課税
海外FX 総合課税

国内の株式CFDでの利益は「申告分離課税」です。給与所得や事業所得と、株式CFD取引での利益は別々に課税されます。そのため、一律で所得の20.315%が課税されます。

反対に海外FXは「総合課税」です。給与所得や事業所得などとFXの収益を合算し、経費を差し引いた額を所得として計算します。所得から各種控除が引かれたのち、税率が決定しますが、収入が増えれば税率も上がります。

他の所得が高くなれば、総合課税の方が申告分離課税よりも税率が高くなるため、注意が必要です。

ほとんど利用者がいない

海外FX業者に限らず、国内の証券会社でも、株式CFDはほとんど扱われていません。そのため、取引条件などの情報が入手しにくい状況です。

各業者ごとに、取引可能な単位やレバレッジ、手数料などが異なりますので、よく確認しましょう。

個別株の取引ができる海外FX業者

先ほども解説した通り、個別日本株の取引ができる海外FX業者は少なく、IFC Markets(アイエフシーマーケット)とiFOREX(アイフォレックス)の2社のみです。

それぞれが取り扱っている銘柄や取引条件を確認しておきましょう。

IFC Markets

IFC Markets(アイエフシーマーケット)とは、2006年にサービスを開始した老舗海外FX業者です。

公式サイトの日本語がややぎこちないものの、多言語に対応しており、世界各国でサービスを提供しています。

日本企業の個別株まで扱っている点からも分かるように、取引銘柄が豊富な点が最大の特徴です。

また、口座の余剰証拠金に7%の利息がつく独特のサービスは一定の評価を得ています。

IFC Marketsで取り扱いのある日本株

IFC Marketsは2022年現在、数十種類の銘柄の個別日本株を取り扱っています。日本株については、1ロットが100株で、0.01ロット単位、つまり1株単位で売買することができます。

おもな銘柄は以下のとおりです。

シンボル名 会社名
#T-8267 イオン
#T-2802 味の素株式会社
#T-7751 キャノン株式会社
#T-7267 本田技研工業株式会社
#T-6702 富士通株式会社
#T-8306 三菱UFJフィナンシャルグループ
#T-6701 NEC
#T-6752 パナソニック株式会社
#T-4755 楽天株式会社
#T-6460 セガサミーホールディングス株式会社
#T-9984 ソフトバンクグループ
#T-6758 ソニー
#T-6502 東芝株式会社
point 銘柄は#Tで表示

日本株はMT4/MT5上で、「東京証券取引所」の頭文字を取った「#T-番号」の形式で表示されます。

最大レバレッジは10倍

IFC Marketsでは、FX通貨ペアで最大400倍のレバレッジがかけられます。

しかし日本株CFD取引のレバレッジは、最大10倍です。米国株やイギリス、ドイツの株式は最大20倍のレバレッジが利用できます。

通貨ペアの最大レバレッジ400倍と比較すると、かなり制限がかかりますので、注意が必要です。

個別株CFD取引にかかる手数料

IFC Marketsでの個別株CFD取引では、取引量の0.15%の取引手数料がかかります。エントリーと決済、両方で手数料がかかるため、往復では3%の手数料となります。さらに、最低手数料が100円に設定されています。

IFC Marketsは固定スプレッドのため、取引のタイミングで大きく左右されるリスクがありませんが、スプレッドに加えて取引手数料も発生するため、コスト面の負担はやや高いといえるでしょう。

iFOREX

iFOREXは1996年に誕生した、日本人ファンも多い海外FXです。口座残高によるレバレッジ制限がなく、取り扱う銘柄数は非常に多いです。

海外FX業者のほとんどはMetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)を採用していますが、iFOREXは独自の取引ツールを採用しており、ウェブブラウザ上で取引するという特徴があります。

日本語サポートも充実しており、英語の苦手な人でも安心して利用できるでしょう。

iFOREXで取引できる日本株

iFOREXで取り扱いのある日本株は、現在100社を超えています。

業種は幅広く、世界的に活躍する企業が名を連ねています。取引できるおもな銘柄は以下の通りです。

  • DeNA
  • ENEOSホールディングス
  • JT
  • KDDI
  • TDK
  • イオン
  • ソニー
  • ソフトバンクグループ
  • デンソー
  • パナソニック株式会社
  • ファーストリテイリング
  • ホンダ
  • 東京エレクトロン

最大レバレッジは20倍

iFOREXの最大レバレッジは400倍です。しかし個別株取引はIFCと同じく、最大レバレッジ20倍となっています。

すべての日本株で、最大レバレッジを20倍に設定してトレードできます。

手数料

iFOREXは、取引手数料が無料な点でも有名です。もちろん、株式CFD取引も手数料は無料です。無駄なコストが発生しないため、安心して取引できるでしょう。

iFOREXのスプレッドは変動制です。タイミングによっては、通常時の何倍ものスプレッドになるため注意しましょう。

海外上場している日本企業株の取引ができる海外FX業者

日本企業の中には、海外に上場している企業があります。

たとえばニューヨーク証券取引所にはトヨタ自動車やオリックス、武田薬品などが上場しています。

そこで、海外に上場している日本企業の株の取引ができる、海外FX業者も紹介しておきます。

TitanFX

TitanFXとは、2014年に設立された比較的新しい海外FX業者です。ボーナスキャンペーンは少ないものの、スプレッドの狭さに定評があります。

また約定力も高く、NDD方式で取引の透明性を重視するトレーダーから人気です。日本人スタッフが対応する日本語サポートもあり、安心感があります。

TitanFXで取り扱っている個別株CFD取引は、米国株式のみです。日本やヨーロッパなど、アメリカ以外の株式は取引できません。

現在、海外に上場している日本企業株で、TitanFXで取り扱いがあるのは1社のみ。アメリカのニューヨーク証券取引所に上場している、ソニーです。今後の取り扱い銘柄の拡大に期待しましょう。

以前は株式専用口座の開設が必要でしたが、2022年6月より、FXなど他の銘柄と共通の口座が利用できるようになりました。

最大レバレッジは20倍で、取引手数料は無料のため、取引コストはスプレッドのみです。

日本株CFD取引はメジャーではない

現状、海外FX業者の中でもっとも多くの個別日本株を取引できるのはiFOREXです。最大レバレッジは20倍で、取引手数料もかかりません。

IFC Marketsも個別日本株を取引できる海外FXですが、使い勝手には不安が残ります。どうしても日本株を海外FXで取引したいなら、慎重に口座開設しましょう。

海外FXのCFD取引なら、ハイレバレッジをかけて大きな取引量に挑戦できます。しかし個別日本株を取り扱う海外FX業者は少なく、選択肢が少ないことを念頭に置いておきましょう。


Date

作成日

2022.07.15

Update

最終更新

2022.09.02

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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