作成日
:2021.11.30
2024.07.26 16:11
海外FXブローカーのHotForex(ホットフォレックス)は2021年9月8日、日本国内在住者向けの円建て口座の提供を開始しました。これまで要望の多かった円建て口座の提供を開始したことで、日本向けサービスをこれまで以上に重視している姿勢を示したといえます。
この記事では、HotForexが円建て口座リリースに至った経緯や既存ユーザーの注意点などを中心に解説していきます。
HotForex(ホットフォレックス)は、取扱銘柄が豊富なことに加え、最大レバレッジ1,000倍、コピートレードなど、XMTrading(エックスエムトレーディング)と並ぶほどの多数の強みがある大手FX業者です。しかし、2017年に日本向けサービスを再開してからも、技術的な問題で円建て口座の提供ができなかったようです。
今回のアップデートで、円建て口座の提供が開始されたことに伴い、主に日本円を利用するユーザーの利便性が向上し、既存のユーザーを含め評価が高くなっています。
今回の変更により、他の大手海外FX業者と比較しても、互角のブローカーになったとの見方ができるでしょう。
HotForexが円建て口座をリリースするという計画は、実は2017年ごろから存在していました。HorForexは、日本の金融庁による規制や金融ライセンスの関係で、2013年に一度日本市場から撤退しています。
2017年、新体制で日本に再進出したものの、実際には技術的な課題がハードルとなり、円建て口座のリリースは実現しませんでした。
その後、何度か円建て口座に対応する計画がなされましたが、結局実装されるには至らなかったのです。そのため、円建て口座の提供は、4年以上前からの計画がようやく達成された形となりました。
円建て口座のリリースにより、HotForexの最大の弱点であった部分が一つ解消されたといえます。
もともと、HotForexはボーナスやキャッシュバックなどのシステムが人気で、日本語サポート体制も整っていることからユーザーも一定程度は確保していました。しかし、メインブローカーとするにはハードルが高く感じるユーザーが多かったことも事実です。
その際に問題となったのは、「ドル建て口座は管理が複雑である」という点です。実際に、円建て口座が選択できないことにフラストレーションを感じているユーザーも多く、HotForexの利用を断念し、別のブローカーを選ぶユーザーもいたほどです。
ドル建て口座で問題となるのが「確定申告」です。海外FX業者で取引をした際の利益は確定申告をする必要があります。ドル建て口座で取引をしたときの利益は円換算する必要があり、所得税法では原則「取引を行った日の仲値で換算する」となっています。確定申告の際に煩雑になってしまうため、多くのユーザーは円建て口座を選択できるFX業者を選ぶという傾向があります。
今回の変更により、取引するFXブローカーを選択する際に、HotForexが有力な選択肢の一つになりそうです。過去にドル建て口座しか選択できないことが理由で、HotForexから離れていったユーザーの中からも、利用を再開する人が増えると予想されています。
もちろん、これまでと同様にドル建ての口座も提供されていますので、資産をドルで保有しているトレーダーは米ドルで入金することも可能です。
円建て口座にはいくつかの注意点があります。
円建て口座を開設できるのは、日本国内に居住しているトレーダーが対象です。海外に住所を持つ人は、日本国籍であっても円建て口座の利用はできません。
円建て口座を使いたい場合、マイページから新規口座・追加口座を申し込む際に円建て口座を選択します。既存のドル建て取引口座は、入金履歴がない場合に限り、口座の基本通貨の変更ができます。
注意したいのは、これまでHotForexを利用していた既存ユーザーです。
HotForex(ホットフォレックス)の入金は、一旦、myWallet(お財布口座)に入金され、そこから取引口座へ資金移動をする仕組みになっています。
このような仕組みのため、円建ての取引口座を保有していても、myWalletがドル建てのままであれば、取引口座への資金移動時に両替が発生してしまいます。つまり、日本円で入金した資金を一旦ドルに替えてmyWalletに入金し、その後、再度円に替えて円建ての取引口座に入金する流れになるということです。
円建ての取引口座を利用するのであれば、myWalletも円建てにするのが便利ですが、残念ながら円建てのmyWalletを開設できるのは、新規ユーザー(入金履歴がないユーザー)のみとなっています。入金履歴のある既存ユーザーは、myWallet口座の基本通貨の変更はできず、ドル建てで反映されます。
為替レート変動により入金額が変動してしまうことを避けるためには、myWalletへの入金日と同日に取引口座に資金移動させる必要があります。こうすれば、為替レートが同一のため、入金額と同額を円建て口座に入金することができます。
HotForexの為替レートは、サーバー時間の午後18時(日本時間:午前0時(夏時間)、午前1時(冬時間))にアップデートされるため、リアルタイムの為替変動の影響は受けないようになっています。ただし、サーバーのアップデート時間をすぎると、為替レートがアップデートされるため、為替差損益が発生することになります。
HotForex(ホットフォレックス)には全部で6種類の口座がありますが、円建て口座に対応したのは、「マイクロ口座」「プレミア口座」「ゼロスプレッド口座」の3種類です。
マイクロ口座は、最低入金額が低く、最大レバレッジ1,000倍を提供しています。最大合計取引ロットが7ロット(70万通貨)に制限されているものの、ハイレバレッジを重視するトレーダーに支持されています。
各口座タイプのレバレッジはこちらにまとめています。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
マイクロ口座 | 1,000 |
プレミアム口座 | 500 |
ゼロスプレッド口座 | 500 |
また、取引プラットフォームがMetaTrader4(MT4)であれば、50%ウェルカムボーナスの対象です。50%ウェルカムボーナスは、他のボーナスと異なり、ボーナスのみを証拠金として取引することが可能です。50%ウェルカムボーナスを適用した場合、最大レバレッジが500倍に制限されます。
最もスタンダードな口座タイプで、ボーナスを重視するトレーダーに支持されています。他の海外FX業者のスタンダード口座に該当するのが「プレミアム口座」です。100%スーパーチャージボーナス、100%クレジットボーナスを受け取れます。
ボーナスの詳しい要件については公式ホームページでご確認下さい。
スプレッドが最も狭い口座タイプで、スプレッド重視のトレーダーが主に利用しています。ボーナスなどは付与されませんが、スプレッドが狭く、スキャルピングに有利な口座タイプです。
HotForexのプレミアム口座や、スプレッドの狭さに定評のあるTitan FX(タイタン FX)と比較してみます。
プレミアム口座のスプレッドは広めに設定されていますが、ゼロスプレッド口座のスプレッドは、Titan FX(タイタンエフエックス)のブレード口座と同じ水準に設定されています。
HFコピー口座・オート口座・PAMM口座は円建て口座を提供していません。
2017年から計画され何度も中止になった経緯があるため、円建て口座のリリースを待ちわびていたユーザーも多いでしょう。
もともと、HotForex(ホットフォレックス)は1,200種類という豊富な取扱商品数やボーナスなどで知名度があり、世界中にユーザーを持つ大手ブローカーです。機能面も充実しており、裁量からコピートレードまで、6種類の口座で運用を行える自由度の高さにも定評があります。
HotForexは、円建て口座を提供することにより、日本国内ユーザーを重視する姿勢を示しました。今後も日本のトレーダーが利用しやすいサービス設計をしていくと期待されています。
作成日
:2021.11.30
最終更新
:2024.07.26
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー