作成日
:2021.11.26
2024.04.04 09:55
2021年11月25日、Bybit(バイビット)がローンチパッド第5弾の開催を発表しました。ローンチパッドとは、Bybitに上場予定の仮想通貨を先行して配布する、Bybit独自のプラットフォームです。
第1弾は2021年9月に行われ、配布対象はBITトークンでした。今回の配布対象は分散型取引所(DEX)の「Symbiosis Finance」で使われるトークン、SISです。SISは2021年12月2日にBybitに上場する予定で、この上場を記念してキャンペーンが行われます。
今回のローンチパッドはBITトークンの保有量に応じて、BITトークンと交換でSISが配布されます。SISはまだ知名度のないトークンなので、ほとんどの方が初耳でしょう。しかし、Bybit(バイビット)でキャンペーンを展開するため、今後急激に知名度を上げる可能性もある仮想通貨です。
なお、ローンチパッドの開催期間は11月27日午後9時から12月2日午後8時59分まで(いずれも日本時間)で3つの期間に分かれており、それぞれで必要な手続きが異なります。
以下、各期間で必要な手続きを解説します。
5日間にわたって、Bybitの現物アカウントとByFiアカウントに保有しているBITトークンの数量を計測します。具体的には、以下の計算式で1時間ごとにBIT残高をスナップショットとして記録します。
(日次平均BIT残高) =
(毎時間記録された合計のBIT残高) ÷ 24
計測対象となるBITは3種類で、現物アカウント、ByFiアカウント、ByFiアカウントでローンチプールに預け入れているものであり、ByFiアカウントでも二重資産マイニング等に預け入れているBITトークンは対象外ですので注意が必要です。また、デリバティブアカウントも対象外です。
BITトークンは、Bybitが2021年9月から行った大規模なキャンペーンで無料配布されたため、持っているBybitユーザーも多いでしょう。キャンペーンで受け取っていない人やもっと保有量を増やしたい人は、Bybitの現物取引で購入して今回のキャンペーンに参加できます。
今回のローンチパッドでは、保有するBITトークンと交換することでSISを入手できます。そのため、このコミット期間中に、交換するBITトークンの数量を入力する必要があります。
なお、コミットできるBIT数量の上限は、計測期間中の日次平均BIT残高に応じて異なります。つまり、コミット期間が始まる11月27日だけBITを保有していても、コミットはできないということです。
コミット期間になるとローンチパッドのページに「今すぐコミット」ボタンが現れますので、このボタンを押してから交換するBITトークンの量を入力します。コミット期間に関する注意点は、以下の2つです。
コミットしたBITの量に応じて、SISが配布されます。なお、獲得できる最大数量は1人あたり500SISであり、以下の計算式に基づいて算出されます。
(獲得できるSISの数量) =
(自分がコミットしたBIT ÷ 参加者全員がコミットしたBIT) × (本イベントに割り当てられたSIS数量)
獲得できるSISの数量が決定すると、コミットしたBITトークンから対応する金額が差し引かれます。1SIS=1米ドルとして計算され、コミット期間前のSISとBITトークンの交換レートが使用されます。
純粋にコミットした数量ではなく、他の参加者がコミットしたBITトークンに対する割合に応じて獲得できるSISの数量が決まる点に注意が必要です。ただし、より多くのBITトークンをコミットした方が、もらえるSISの量も増えることは間違いないので、SISを多く獲得したい人は積極的にBIT保有量を増やすと良いでしょう。
SISは分散型取引所(DEX)の「Symbiosis Finance」で使用されるトークンです。Symbiosis Financeはドット絵のデザインが特徴のDEXですが、まだテストネットの段階で正式リリースされていません。
DEXは既に数えきれないほど公開されていますので、今後発展するかどうかは、従来型との違いが評価を得られるかどうかにかかっています。
Symbiosis FinanceはマルチチェーンタイプのDEXであり、一つのプラットフォームで複数のブロックチェーン上の取引が可能です。
従来、あるブロックチェーン上でトークンを交換する場合、そのブロックチェーンに対応するプラットフォームに移動したり、そのブロックチェーンのトークン(BNB、MATICなど)を保有したりする必要がありました。その結果、複数のブロックチェーン上で取引する場合には、ユーザーの意図に関わらず数多くのトークンを管理する必要がありました。
Symbiosis Financeは、この方式のDEXからの脱却を図っています。具体的には、特定のプラットフォームで様々なブロックチェーン上の取引ができるようにすること、Symbiosis Financeが対応している全てのブロックチェーンを監視してユーザーに最良の価格を提示すること、そして、異なるブロックチェーンでのガス代支払いのためにいくつものトークンを保有しなければならない現状を打破することなどを目標にしています。
Symbiosis Financeは特に日本とのつながりはないようですが、分散型取引所(DEX)として有名なSushiSwapと同様、一部のサービスの名称に日本語が使われているようです。
公式ツイッターでは「Konnichiwa Fuji!(こんにちは、Fuji!)」のフレーズでテストネットの運用開始が告知されており、「フジ」がテストネットの名称とされているようです。
?? Konnichiwa Fuji!
— Symbiosis Finance ? (@symbiosis_fi) November 10, 2021
Honored to finally unlock swaps for the Fuji test network @avalancheavax ?
? Check it out here: https://t.co/bNcj3Do1WE#symbiosis #avalanche $avax pic.twitter.com/H7Pbf4zg9K
現在は英語表示のみ対応ですが、日本人にも愛されるDEXになる可能性もありますね。
出典元:
作成日
:2021.11.26
最終更新
:2024.04.04
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