ビットコイン、再び上昇し6,500ドルを突破

7月3日、ビットコイン（BTC/USD）は、4%以上も上昇し、6,646ドルを記録した。イーサリアム（ETH/USD）においても、4％増の471ドル、ビットコインキャッシュ（BCH/USD）は、6.5％増の786ドルと、大幅な上昇が見られた。

ビットコインは、先月24日に5,900ドル近辺まで落ち込んでいたが、この日大幅な回復を見せることとなった。今年の仮想通貨市場は、年初から軟調な動きが続いており、先週金曜日には仮想通貨全体の時価総額が約2,300億ドルと1年ぶりの安値を記録していた。

金融調査会社であるAutonomous NEXTは、最近の仮想通貨市場の低迷について、イニシャル・コイン・オファリング（デジタル通貨やトークン発行による資金調達、ICO）の影響を受けている可能性を指摘している。同社は、ICOについて、昨年の仮想通貨ブームの要因の一つであるが、仮想通貨市場の低迷が長期化する理由の一つでもある、と述べている。

香港の仮想通貨取引所であるBitMEXのCEOであるArthur Hayes氏による、ビットコインの価格は年内に50,000ドルに到達するとの発言や、米国証券取引委員会（Securities and Exchange Commission）によるビットコインのETF（上場投資信託）承認の見方が、今回の上昇に繋がったようだ。激しい価格変動で知られるビットコインの今後の動きに注目していきたい。

release date 2018.7.3