作成日
:2017.07.25
2021.08.31 15:23
米国のFXブローカーであるLedgerX LLC(本社:54 West 40th Street New York, NY 10018 United States)【以下、レッジャーXと称す】は、初のビットコインオプション取引及び決済機関として、米商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission)【以下、CFTCと称す】に承認された。
CFTCは、レッジャーXを仮想通貨のスワップ執行ファシリティ(Swap Execution Facilities,SEF)及び、デリバティブ決済機関(Derivatives Clearing Organization,DCO)として承認したことを発表した。この承認の下、レッジャーXは完全担保型である仮想通貨スワップの決済サービスを提供する権限が与えられ、FXブローカー内で初の米公認取引所として、仮想通貨のオプション取引を取り扱うことになる。
レッジャーXのCEOの話によると、今秋にもビットコインオプション取引が開始される予定であるということだ。
さらに、CFTCはレッジャーXに対して、金融商品取引法第39条の免除を付与していることが明らかになった。CFTCの決算リスク部門は、レッジャーXからの要望の元、レッジャーXの完全担保決算モデルを考慮し、特定の委員会規則を遵守することを免除する内容を発表した。
レッジャーXのCEOであるPaul Chou氏は、以下のようにコメントしている。
長期間の教育プロセスでしたが、2年以上の期間を要して我が社はCFTCから2つのステータスを授与されました。今年5月には、Miami International Holdings IncとHuiyin Blockchain Venture Investmentsから1140万ドルの資金を調達しています。レッジャーXは、1カ月物から6カ月物のビットコインオプション取引の提供を予定しており、イーサリアム等のビットコイン以外の仮想通貨の取扱に関しても検討しています。適切な規制機関の認可を得ることで、多くの大口法人顧客やその他の投資家が安心して市場に参加することが出来るでしょう。許認可を得ていない場合は、コンプライアンスの制限が多く、今回の認可に伴い、ビットコイン市場に参加できなかった機関から強い需要が見込めます。特に、資産運用会社は、広範囲な金融商品の取扱を希望しています。さらに株式市場と関連しない金融商品を保有したいといった要望もあり、仮想通貨はそのニーズを満たしています。私たちはたくさんのリテール業者を歓迎できることを大変嬉しく思います。CFTCからの承認により、大規模な資産運用会社が、市場に参入することを期待しています。
Paul Chou, CEO of Ledgerx CEO
release date 2017.07.25
作成日
:2017.07.25
最終更新
:2021.08.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
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