Select Language

Bybitカードが日本上陸か?Bybitのデビットカードの使い道や注意点を解説

Bybitカードが日本上陸か?Bybitのデビットカードの使い道や注意点を解説

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2024.07.28 09:47
Bybitカードが日本上陸か?Bybitのデビットカードの使い道や注意点を解説

update 2024.07.28 09:47

Bybitカードは、大手取引所Bybit(バイビット)が発行する仮想通貨(暗号資産)デビットカードです。欧州で利用されており、2023年7月に日本上陸との噂がTwitter(ツイッター)上で出回っています。

当記事では、Bybitカードのメリット・デメリットやその使い方などを解説していきます。

Bybitカードとは

Bybitカード

画像引用:Bybit

Bybitカードは、大手取引所Bybit(バイビット)が発行する仮想通貨デビットカードです。Bybitアカウント内の仮想通貨を使い、マスターカードのネットワークを活用して法定通貨で決済します。

また、現物のデビットカードの他にバーチャルカードも用意されており、オンラインでの決済に便利です。

クレジットカードは、仮想通貨取引所やウォレットへの入金手段としても用いられております。もし、Bybitカードが日本居住者の利用に対応すれば、活用シーンが増えるかもしれません。

日本居住者の利用

当記事執筆時点(2023年5月23日)で、Bybitカードは英国およびEEAの居住者向けに発行されており、日本居住者は対象外となっています。

point EEAとは

EEAは、European Economic Areaの略称です。EU加盟国とノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを指します。

しかしTwitter上では、日本居住者も使えるようになるとの噂が流れています。

Bybitカードの申請方法

Bybitカードの申請はBybitのWebサイトから可能で、次の3つのステップで完了します。

  1. カードタイプの選択
  2. ユーザー情報の確認
  3. セキュリティの設定

Bybitカードの申請条件

Bybitカードを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 電話番号の登録
  • メールアドレスの登録
  • Google Authenticatorの設定
  • LV1とLV2のKYC完了
point KYCとは

KYCとは「Know Your Customer」の略称です。金融犯罪などのリスクを回避するために、金融機関が顧客に個人情報の提出を求めます。

Bybitカードのメリット・デメリット

Bybitカードは、次のようなメリット・デメリットがあります。

Bybitカードのメリット

全世界で使える

Bybitカードは9,000万以上のマスターカード加盟店で利用できます。

幅広い仮想通貨で決済

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など5つの仮想通貨に対応しています。将来的にさらに多くの仮想通貨に対応する見通しです。

強固なセキュリティ

マスターカードの強固なセキュリティを利用しています。

年中無休のカスタマーサポート

Bybitカードのカスタマーサポートは24時間年中無休で、いつでも専用窓口に問い合わせできます。

報酬プログラム

Bybitカードで決済するとポイントが付与され、ボーナスやクーポン等に引き換えできます。

利益をそのまま使える

Bybit(バイビット)の取引などで得た利益をそのまま使えます。銀行口座に引き出す必要はありません。

Bybitカードのデメリット

税金

Bybitカードは仮想通貨を現金化して支払いをします。その際に実現益が出ると課税対象になります。

手数料

Bybitカードの利用には手数料がかかります。

  • 為替手数料:マスターカードの為替手数料+0.5%
  • 両替手数料:Bybitが提示するレート+0.9%

クレジットカードの手数料は安いとはいえず、それに加えて別途手数料が必要です。

Bybitカードの使い方や注意点

Bybitカードは一般的なデビットカードと同じ方法で利用できますが、いくつか注意点があります。

バーチャルカード

Bybit(バイビット)のバーチャルカードは仮想的に発行されるデビットカードで、オンライン決済で利用できます。通常のBybitカードと同様、カード番号や有効期限などが割り当てられています。

資金の管理

Bybitカードで支払うと、BybitのFunding Accountから資金が引き落とされます。Funding Accountには、5種類の仮想通貨のほか英ポンドとユーロを入金できます。

残高不足の場合

Funding Accountが残高不足の場合、支払いができません。Funding Accountに資金を追加するには、Bybit内の別アカウントから振り替えるか、仮想通貨を購入するか、外部から入金します。

利用上限

Bybitカードには利用上限が設けられています。1日の利用上限は5,000ユーロまたは5,000ポンド、1か月の利用上限は50,000ユーロまたは50,000ポンド、1年間の利用上限は250,000ユーロまたは250,000ポンドです。

ATMの引き出し上限

ATMからの現金引き出しも可能で、こちらも上限が設けられています。

Bybitカードに関するよくある質問

Bybitカードに関するよくある質問と回答は以下の通りです。

Bybitカードの有効期限は?

有効期限は3年で、バーチャルカードの有効期限は自動更新されます。

利用明細はありますか?

利用明細はありません。

タッチ決済はできますか?

タッチ決済に対応しています。

報酬プログラムのポイントはどうやったら貯まりますか?

Bybitカードで1ユーロまたは1ポンドを支払うたびに、1ポイントが毎月10日に付与されます。毎月最大12,500ポイントまで貯められ、有効期限は無期限です。

リワードマーケットではなにが貰えますか?

貯めたポイントは、リワードマーケットで様々な特典と交換できます。例えば、クーポン、エアドロップ、グッズなどがあります。特典の内容は、定期的に更新される予定です。

point エアドロップ

エアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。

Bybitカードの今後

Bybit(バイビット)は、2023年2月にバーチャルカード、続く3月に現物カードをリリースしました。その後、2023年4月にリワードマーケットを立ち上げました。2023年第2四半期中にApple PayとGoogle Payに対応予定です。

Apple PayとGoogle Pay

画像引用:Apple Pay, Google Pay

Bybitカードの日本上陸は実現するか

日本の仮想通貨規制は世界でも有数の厳しさですが、Bybitカードの日本上陸は実現するでしょうか。今後もBybit(バイビット)の動向には注目です。


Date

作成日

2023.05.23

Update

最終更新

2024.07.28

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル