作成日
:2025.02.10
2025.02.10 18:20
2025年1月14日、ThreeTrader(スリートレーダー)が新たに入金・出金サービスである「Peska(ぺスカ)」を導入しました。Peskaは、bitwalletやSTICPAYと同様のオンラインウォレットサービスであり、入出金やユーザー間の資金移動、外貨両替をサポートしています。
ThreeTraderでは銀行送金やbitwalletを利用した入出金が可能ですが、新たにPeskaが選択肢として加わることで、これまでの入出金方法と何が変わるのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、Peskaを他のオンラインウォレットサービスと比較しつつ、ThreeTraderでの入出金の選択肢がどのように広がるのかを解説していきます。
ThreeTrader(スリートレーダー)が導入した新決済サービス「Peska」は、カナダの会社「N.Bright Network Ltd.」が提供するデジタルウォレットであり、CFDブローカーやファンドマネージャー向けの決済サービスを展開しています。
Peskaと同様のサービスとして、bitwallet(ビットウォレット)やSTICPAY(スティックペイ)があり、FX業者での入出金手段として利用されています。Peskaはこれらの競合サービスの利便性を保ったまま、手数料の安さや独自のキャンペーンなどで差別化を図っています。
Peskaは主要な海外FX業者の中ではTitanFXが対応していますが、今回新たにThreeTraderもPeskaでの入出金に対応しました。
ThreeTrader(スリートレーダー)が導入したPeskaの特徴やメリットについて、他のオンラインウォレットと比較しつつ紹介します。
Peskaでは、入金手数料が完全無料となっており、余計なコストをかけずにThreeTraderへ資金を移動できます。他の決済サービスと比較しても、Peskaの無料入金は大きなメリットといえます。
以下の表は、Peskaと他の主要な決済サービス(bitwallet、STICPAY、BXONE)の入金手数料を比較したものです。
サービス | 入金手数料 |
---|---|
Peska | 無料 |
bitwallet | 無料 |
STICPAY | 1%~5% |
BXONE | 無料 |
他の主要サービスと同様、Peskaには手数料無料で入金できます。特にSTICPAYと比較した場合、STICPAYはクレジットカード入金時に3.85%の手数料が発生するため、Peskaの方が低コストで利用できます。
Peskaはbitwalletと同様に無料で入金できるため、FX業者への入金手段として利用するトレーダーも増えるでしょう。
Peskaの出金手数料は最低0.2%と業界最安クラスであり、ThreeTraderの口座にある資金を低コストで引き出せます。
以下は、Peskaと他の主要な決済サービス(bitwallet、STICPAY、BXONE)の国内銀行送金時の出金手数料を比較した表です。
サービス |
出金手数料
(国内銀行送金)
|
---|---|
Peska |
出金額の0.2%~
(最低手数料880円)
|
bitwallet |
一律10ドル相当
(日本円は777円)
|
STICPAY | 800円+2% |
BXONE |
出金額の1%
(最低手数料2,000円)
|
STICPAY(800円+ 2%)やBXONE(1%)と比較すると、Peskaの0.2%の手数料は低コストです。ただしbitwalletは、一律10ドル(日本円で777円)の手数料であるため、出金手数料はBitwalletの方が有利となっています。
ThreeTraderは、bitwalletでの入金・出金にも対応しているため、手数料の観点からは無理にPeskaを利用する必要はないでしょう。既にbitwalletのアカウントで入金・出金をしている方は、引き続きbitwalletを利用するのが得策といえます。
Peskaでは、外貨両替の手数料が完全無料となっており、米ドルやユーロ、日本円などの通貨をコストゼロで両替できます。以下の表は、Peskaと他の主要な決済サービスの外貨両替手数料を比較したものです。
サービス | 外貨両替手数料 |
---|---|
Peska | 無料 |
bitwallet | 無料 |
STICPAY | 無料(*1) |
(*1)支払方法として国内銀行送金を選択、もしくはアカウント内で複数の通貨ウォレットを保有している場合のみ無料
Peskaは他の主要サービスと同じく手数料無料で外貨両替が可能なため、無駄なコストがかかりません。特に、海外FX業者での取引では、入出金時に通貨両替が必要になる場面もあるため、Peskaの無料両替は大きなメリットとなるでしょう。
Peskaでは、ユーザー間での資金移動手数料が0.5%と低コストに設定されています。
サービス | ユーザー間資金移動手数料 |
---|---|
Peska | 0.50% |
bitwallet | 100円 |
STICPAY | 1% |
STICPAY(1%)と比較すると、Peskaの0.5%は低コストとなっています。ただし、bitwalletのユーザー間資金移動の手数料は100円で固定されており、金額によってはbitwalletの方が有利です。
具体的には、20,000円以上の資金を移動する場合はbitwalletの方が低コストであり、20,000円未満の資金移動であればPeskaの方が低コストです。そのため、用途に応じた使い分けが重要になるでしょう。
Peskaを利用してThreeTrader(スリートレーダー)に入金するには、Peskaでユーザー認証を完了させておく必要があります。
まずはPeskaのサイトでアカウントを開設します。「最短3分!今すぐ登録」をクリックします。
居住国として「JAPAN」を選択し、「Eメールで登録」をクリックします。
SMSで認証を選択して電話番号を入力すると、認証コードが送られてきます。認証コードを入力して「提出する」をクリックします。
ユーザー登録フォームに必要事項を入力します。同意事項にすべてチェックをつけて「登録」をクリックしましょう。登録したメールアドレスに認証用のメールが送られてくるので、メールに記載されているリンクをクリックします。
表示されたフォームに、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
Peskaで出金や外貨両替を行うには、ユーザー認証を完了させて二段階認証を有効にしておく必要があります。画面左の「マイアカウント」をクリックして、ユーザー認証の「申請」をクリックしましょう。申請時の確認事項が表示されたら「確認」をクリックします。
氏名や住所などの必要事項を入力します。
ユーザー認証申請フォームの下部にある「アップロード」ボタンをクリックして、住所証明書をアップロードします。
本人確認書類の発行国を選択します。日本の場合はJAPANを選択して、「VERIFY」をクリックします。
「続ける」をクリックすると本人確認書類の撮影やセルフィー撮影が始まりますので、説明にしたがって手続きを行い申請を完了させましょう。
マイアカウントページで「二段階認証を有効にする」をクリックして、承認を有効化します。
Peskaアカウントが有効になったら、次にPeskaウォレットへ銀行入金を行います。まず、Peskaの管理画面にログインし、サイドメニューから「入金」を選択します。
通貨をJPYに設定すると、入金先の銀行情報が表示されるので、指定の銀行口座へ振り込みを行います。振込の際は振込人名義を必ず入力する必要があります。
入金処理は通常1営業日以内にPeskaウォレットへ反映されますが、もし反映されない場合はカスタマーサポートへご連絡ください。
Peskaウォレットに資金を入金したら、ThreeTraderの口座へ送金を行います。まず、ThreeTraderの公式サイトにログインし、「入金」メニューを開きます。入金方法としてPeskaを選択し、取引口座を確認します。
入金金額と支払い通貨(JPYまたはUSD)を入力し、Peskaウォレットから送金を行います。入力した金額が正しいことを確認し、手続きを進めてください。入金は即時反映されますが、万が一反映されない場合は、PeskaまたはThreeTraderのサポートに問い合わせてみましょう。
Peskaを利用してThreeTrader(スリートレーダー)に入金・出金する際には、以下のポイントに注意しましょう。
Peskaでは最低入金額が決められていますので、少額で取引を始める場合は金額を確認しておきましょう。
また、PeskaとThreeTraderの口座名義が一致しない場合は返金処理され、取引口座に送金することができません。必ずトレーダー本人のPeskaアカウントを使用し、本人名義の取引口座へ送金しましょう。
そのほか入金時のリクエスト金額とPeskaからの送金額が異なる場合、処理が保留される可能性があるため、金額を間違えないように注意しましょう。
ThreeTrader(スリートレーダー)は主要通貨ペアのスプレッドが狭いことから、取引コストを重視するトレーダーに支持されています。
口座タイプ |
ローゼロ口座
ピュアスプレッド口座
|
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:
【CFD/貴金属】:
【CFD/株価指数】:
【CFD/エネルギー】:
【CFD/仮想通貨】:
|
取引ツール |
MetaTrader4
MetaTrader5
|
サポート | 日本語チャット/メール:午前7時~午後8時(平日) |
なお、上記は2025年2月5日時点の情報です。
ThreeTraderの最新情報に関しては以下をご参照ください。
ThreeTraderでは、ローゼロ口座とピュアスプレッド口座の2種類を提供しています。ピュアスプレッド口座では1ロットあたり往復4ドルの取引手数料がかかります。しかし、スプレッドがローゼロ口座よりも狭いため、トータルの取引コストはピュアスプレッド口座のほうが低くなる傾向にあります。
常設の口座開設・入金ボーナスは提供していませんが、ポイントプログラムを提供しており、貯めたポイントを使ってキャッシュバックを受け取ることが可能です。ポイントはスマホや家電に交換することもできます。
取引量が多い方はThreeTraderの利用を検討してみると良いかもしれません。
ThreeTrader(スリートレーダー)は銀行での入金・出金手数料が無料です。わざわざPeskaを経由すると、Peskaから銀行への出金手数料が発生するため、単純にThreeTraderでの入出金を目的とするなら、Peskaを利用する必要はないかもしれません。
しかし、Peskaは入出金が即時反映されるため、銀行送金よりもスピードを重視する人にはメリットがあります。さらに、PeskaはTitanFXのような有名FX業者も対応しているため、複数の業者間で資金を移動する場合は便利です。
また、Peskaはユーザー間の資金移動が0.5%と低コストで、外貨両替も無料のため、この2点を重視する方にはおすすめの選択肢です。ただし、同じオンラインウォレットのbitwalletと比較すると、Peskaが明確に優れている点は少ないため、現状ではPeskaを利用するメリットは薄いといえます。
今後のアップデートでPeskaがbitwalletに対抗するサービスになるか注目です。
作成日
:2025.02.10
最終更新
:2025.02.10
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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