作成日
:2025.01.20
2025.06.17 16:15
海外FX業者FXON(エフエックスオン)では、最大1,000倍のハイレバレッジを活用できるだけでなく、経済指標発表前後でもレバレッジ制限がありません。これは、高いボラティリティを最大限取引で活かしたいトレーダーにとって魅力的な取引環境だといえます。
ただし、銘柄や有効証拠金の残高によって、レバレッジ制限が設けられている点には注意が必要です。FXONで取引を始める前に、レバレッジについて詳細を確認しておきましょう。
なお、FXONではスタンダード口座とエリート口座の2つの口座タイプが提供されていますが、ともにレバレッジの条件は同じです。
FXON(エフエックスオン)では、スタンダード口座とエリート口座の2種類を提供しており、どちらの口座も最大1,000倍のレバレッジで取引可能です。さらに、FXONでは米国雇用統計やISM製造業景況感指数といった経済指標発表時も最大1,000倍のレバレッジが適用されます。
ただし、銘柄別に最大レバレッジが異なるため、どの銘柄でも最大1,000倍のレバレッジが適用されるわけではありません。FXONで提供されている銘柄別のレバレッジについて、詳細は以下の通りです。
メジャー・マイナー通貨ペア | 最大1,000倍 |
---|---|
エキゾチック通貨ペア | 最大50倍 |
貴金属CFD | 最大500倍 |
エネルギーCFD | 最大50倍 |
株価指数CFD | |
株式CFD | 最大10倍 |
仮想通貨CFD |
最大1,000倍のレバレッジを活用できるのは、FX通貨ペアの中でもメジャー通貨とマイナー通貨のみです。メジャー通貨やマイナー通貨は全部で48種類を提供しており、ドル円、ユーロ円、ポンド豪ドルなどがあります。
トルコリラ円、メキシコペソ円、クローネ円など23種類あるエキゾチック通貨ペアについては、最大50倍のレバレッジが適用されます。貴金属CFDは500倍、エネルギーCFDと株価指数CFDは50倍、株式CFDと仮想通貨CFDは10倍の最大レバレッジで取引可能です。
FXONの1,000倍よりも高いレバレッジを提供している海外FX業者もあります。ただし、経済指標発表前後や週末・週明けにトレードする場合、最大レバレッジを制限するFX業者もあるので注意が必要です。
ここからは、それぞれのタイミングでの最大レバレッジについて、FXONと他の海外FX業者の条件を比較します。
各海外FX業者の経済指標発表前後の最大レバレッジを比較しました。
FX業者 | 元の最大レバレッジ | 制限後の最大レバレッジ |
---|---|---|
![]() |
FX通貨ペア:1,000倍
貴金属:500倍
|
なし |
![]() |
2,000倍 |
200倍 |
![]() |
無制限 |
200倍 |
![]() |
FX通貨ペア:5,000倍
貴金属:2,000倍
|
1,000倍 |
FXON(エフエックスオン)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
FX通貨ペア:1,000倍
貴金属:500倍
|
なし |
XS.com(エックスエス)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
2,000倍 | 200倍 |
Exness(エクスネス)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
無制限 | 200倍 |
FXGT(エフエックスジーティー)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
FX通貨ペア:5,000倍
貴金属:2,000倍
|
1,000倍 |
今回比較した海外FX業者では、通常時の最大レバレッジがFXONより高く設定されていますが、XS.com(エックスエスドットコム)やExness(エクスネス)では経済指標発表時のレバレッジが200倍に制限されます。FXONなら経済指標発表前後もレバレッジ1,000倍で取引できるため、価格が大きく動いた際に、短時間で多くの利益を狙える可能性があります。
海外FX業者の中には、急変動相場におけるリスクを軽減するために、経済指標発表前後にレバレッジ制限を設けている業者もあります。経済指標の発表前後であってもレバレッジが制限されない点が、FXON(エフエックスオン)で取引をするメリットの1つです。
一部の海外FX業者では、金曜日の閉場時間直前から月曜日の開場時間直後にかけてレバレッジ制限を行っています。FXONを含む海外FX業者4社でFX通貨ペア・貴金属を取引する際の週末・週明けの最大レバレッジを比較しました。
FX業者 | 元の最大レバレッジ | 制限後の最大レバレッジ |
---|---|---|
![]() |
FX通貨ペア:1,000倍
貴金属:500倍
|
なし |
![]() |
2,000倍 |
200倍 |
![]() |
無制限 |
200倍 |
![]() |
FX通貨ペア:5,000倍
貴金属:2,000倍
|
200倍 |
FXON(エフエックスオン)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
FX通貨ペア:1,000倍
貴金属:500倍
|
なし |
XS.com(エックスエス)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
2,000倍 | 200倍 |
Exness(エクスネス)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
無制限 | 200倍 |
FXGT(エフエックスジーティー)
元の最大レバレッジ | 制限時最大レバレッジ |
FX通貨ペア:5,000倍
貴金属:2,000倍
|
200倍 |
FXONでは、週末・週明けも最大1,000倍のレバレッジで取引できるので、窓開け発生により大きな利益を狙うことが可能です。
土日の市場閉場時のニュースやイベントなどを受けて、月曜日早朝の始値が金曜日の終値から大きく乖離する窓開けが発生することがあります。窓開けした後に窓が埋まる(価格が元の水準に戻る)傾向を利用すれば短時間で利益を狙えるかもしれません。
ただし、相場の急変動によるリスクを回避する目的で、週末や週明けの極端なハイレバレッジ取引を規約で禁止している海外FX業者もあります。取引規約に違反すると口座を凍結される可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
レバレッジが大きいとFXやCFD商品の取引をする際にどのくらい有利になるか疑問がある人もいるでしょう。ここからは、資金が20万円あるトレーダーがレバレッジ1,000倍のFXONと500倍のレバレッジのFX業者でドル円(150円とする)を1ロット取引した場合の必要証拠金や証拠金維持率を比較します。
まず、FXONの場合、ドル円を1ロット取引する場合の必要証拠金は15,000円です。
150円 × 10万通貨 ÷ 1,000 = 15,000円
続いて、ロスカット水準については、以下のように計算できるため、有効証拠金が3,000円になった時点で執行されます。
必要証拠金×ロスカット水準 =
ロスカットとなる有効証拠金
15,000円 × 20% =
3,000円
また、20万円の口座かつ証拠金維持率が20%のFX業者で、ドル円を150円で買い注文した場合、148.03円まで下落した時点でロスカットされます。
ロスカットとなる有効証拠金 - 口座残高 =
ロスカットとなる含み損
3,000円 - 20万円 =
-19万7,000円
1ロットは10万通貨のため、19万7,000円の含み損が発生してロスカットされる為替レートは以下の計算式で求めることが可能です。
19万7,000円 ÷ 10万 = 1.97円
150円 - 1.97円 = 148.03円
経済指標発表時や週明け・週末に、レバレッジが200倍に制限された場合の必要証拠金と証拠金維持率がどうなるか見ていきましょう。レバレッジ200倍で、ドル円を1ロット取引する場合の必要証拠金は75,000円です。
150円 × 10万通貨 ÷ 200 = 75,000円
また、20万円の口座かつ証拠金維持率が20%のFX業者で、ドル円を150円で買い注文した場合、148.15円まで下落した時点でロスカットされます。
必要証拠金 × ロスカット水準 =
ロスカットとなる有効証拠金
7,5000円 × 20% =
5,000円
ロスカットとなる有効証拠金 - 口座残高 =
ロスカットとなる含み損
15,000円 - 20万円 =
-18万5,000円
1ロットは10万通貨のため、18万5,000円の含み損が発生してロスカットされる為替レートは以下の計算式で求めることが可能です。
18万5,000円 ÷ 10万 = 1.85円
150円 - 1.85円 = 148.15円
このように、FXONならレバレッジが200倍に制限されるFX業者と比較して、多少ロスカットされにくくなります。
FXON(エフエックスオン)では、有効証拠金の残高によるレバレッジ制限が設けられているため、有効証拠金が増えてくると、1,000倍のレバレッジで取引できなくなります。ここからは、メジャー・マイナー通貨ペアと貴金属CFD銘柄の有効証拠金残高によるレバレッジ制限について詳しく解説します。
海外FX業者には、1アカウント単位(全口座の残高の合計)でレバレッジ制限が行われるFX業者と1口座あたりの有効証拠金でレバレッジ制限を行う業者があります。FXONについては、1口座ごとにレバレッジ制限の判定が行われるため、全ての口座の合計有効証拠金が100万円を超えていても、各口座の有効証拠金がいずれも100万円以下ならレバレッジ制限されません。
FXONで追加口座を開設(原則最大6つまで)すれば、最大600万円までは1,000倍のレバレッジで取引できます。よってアカウントごと(全ての口座)にレバレッジ制限を判断するFX業者よりも高いレバレッジで取引できるケースもあります。
メジャー・マイナー通貨ペアのレバレッジが、制限される有効証拠金額は以下のとおりです。
有効証拠金の残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
100万円以下 | 1,000倍 |
100万円1円~700万円 | 500倍 |
700万1円~2,800万円 | 250倍 |
2,800万1円以上 | 100倍 |
有効証拠金の残高が100万円を超えるとレバレッジが制限され始め、2,800万円を超えたタイミングでは最大レバレッジが10分の1の100倍になります。
他の海外FX業者ではレバレッジが1,000倍以下に制限される証拠金額を、100万円より高く設定している場合が多く、FXONは他社よりも低い金額で制限が適用されます。
![]() |
100万円 |
---|---|
![]() |
600万円 |
![]() |
300万円 |
![]() |
450万円 |
![]() |
75万円 |
1つの口座で数百万円単位で取引する場合、FXONではレバレッジをフルに活かすことはできないので注意しましょう。
貴金属CFD銘柄の有効証拠金ごとの最大レバレッジは以下の通りです。貴金属CFD銘柄のレバレッジにもメジャー・マイナー通貨と同様のルールが適用されます。
有効証拠金の残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
100万円以下 | 500倍 |
100万円1円~700万円 | 250倍 |
700万1円~2,800万円 | 100倍 |
2,800万1円以上 | 50倍 |
貴金属CFD銘柄も同様に有効証拠金の残高が100万円を超えるとレバレッジが制限されます。そして残高が2,800万円を超えたタイミングで最大レバレッジが10分の1の50倍まで制限される仕組みです。
XMTrading(エックスエムトレーディング)やExness(エクスネス)では、メジャー・マイナー通貨ペアと同様のレバレッジが貴金属CFDに適用されます。貴金属CFDのレバレッジはブローカーごとにバラつきがありますが、FXONはXMTradingやExnessと比較して、低い金額でレバレッジが引き下げられます。
有効証拠金とは、取引業者に預け入れた証拠金から含み損益を足し引きした金額を指します。したがって、保有しているポジションに含み益が発生した場合にもレバレッジ制限が適用される可能性がある点には注意しましょう。
最大レバレッジが制限される証拠金額が低めになっていますが、経済指標発表時や週明け・週末も制限を受けずに取引できる点がFXONの利点です。これらを踏まえるとFXONは、以下のような人に向いているブローカーといえるでしょう。
注目度の高い経済指標の発表前後は、短時間で価格が大きく変動することがあります。経済指標発表前後の制限がないFXONであれば、少額の資金でレバレッジをフルに活かして大きなリターンを狙えます。特に少額の資金でメジャー・マイナー通貨ペアや貴金属CFDを取引している人に、適した海外FX業者といえそうです。
FXONで経済指標発表時に取引をする際は、口座を使い分けたり、データを確認したりすることでリスクを管理することができます。
FXONの口座開設手順では、以下のように口座ごとに最大レバレッジを選択できるオプションが設けられています。
経済指標発表時のような高いボラティリティを活かした取引をする場合は、レバレッジの低い口座も開設して使い分けることがリスク管理の一つの手です。
またFXONでは、スプレッドの平均値や最大・最小値だけでなく、市場時間帯別のデータ、さらには銘柄別のボラティリティなどさまざまなデータをリアルタイムで確認することができます。データを参考に経済指標時のスプレッドの広がりやボラティリティの高まりを意識しつつ、トレード戦略を立てることも有効です。
FXONでは、複数口座を使った取引や経済指標発表時の取引は禁止されていないものの、ゼロカットを悪用した取引は禁止されています。急変動相場時に複数の口座を利用して両建てをし、故意にゼロカットを発生させる行為は禁止されているので注意しましょう。
各口座のレバレッジは、クライアントポータル左側にある「取引口座の管理」の「取引口座一覧」から確認できます。レバレッジを確認したい口座の矢印のようなアイコンをクリックすると、レバレッジが表示されます。
レバレッジを変更したい場合は、「口座の操作」をクリックすると、「レバレッジの変更」という項目が表示されます。
現在のレバレッジと「新しいレバレッジ」欄が表示されるので、希望するレバレッジを選択して、「変更する」をクリックすれば新しいレバレッジが適用されます。
FXON(エフエックスオン)は、優れた取引環境や取引の分析ができるポートフォリオ機能など、トレーダーのニーズに応えるためのサービスを提供している海外FX業者です。
口座タイプ |
スタンダード口座
エリート口座
|
---|---|
取扱銘柄 |
【FX/通貨ペア】:71
【CFD/貴金属】:6
【CFD/株価指数】:12
【CFD/エネルギー】:3
【CFD/仮想通貨】:25
【CFD/株式】:104
|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
取引ツール |
MetaTrader 4(MT4)
MetaTrader 5(MT5)
|
日本語サポート |
お問い合わせフォーム:24時間年中無休
チャット:午前8時00分~ 午前0時00分(日本時間)
|
なお、上記は2025年3月26日時点の情報です。
FXONの最新情報に関しては以下をご参照ください。
FXONは、レバレッジだけでなく利用用途に応じた2つの口座タイプが用意されていたり、高い約定率を実現していたりと優れた取引環境が特徴です。約定率に関しては、ホームぺージより統計データも確認できるので、取引の透明性も確保されているといえます。
また、トレードの結果や保有ポジションの収支など、取引に関するあらゆる情報をグラフとして見やすく可視化してくれるポートフォリオ機能も提供されています。ポートフォリオは、FXONのWebサイトで公開したり、他のトレーダーの取引状況を確認したりすることも可能です。
ただ取引環境が優秀であるだけでなく、データの豊富さやトレーダー同士のコミュニケーションの助けなど、他にはないサービスを提供している海外FX業者だといえます。
FXON(エフエックスオン)は、経済指標発表前後でもレバレッジ制限がないので、取引チャンスを最大限活かしたいトレーダーにとって魅力的な取引環境を提供する海外FX業者だといえます。
銘柄や有効証拠金の残高によるレバレッジ制限はあるものの、普段同等の制限がある海外FX業者を活用しているトレーダーにとって使用感はさほど気にならないでしょう。
さらにリスク管理を支援する豊富なデータやポートフォリオ機能は、初心者から上級者までさまざまなトレーダーが取引に役立てることができます。他とは違う取引環境でトレードへチャレンジしてみたい方にとってFXONは新たな選択肢となるでしょう。
作成日
:2025.01.20
最終更新
:2025.06.17
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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