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Mad Ladsとは?「xNFT」のコレクションの特徴や評判を解説

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update 2024.06.12 05:03
Mad Ladsとは?「xNFT」のコレクションの特徴や評判を解説

update 2024.06.12 05:03

Mad Lads(マッドラッズ)は2023年4月にローンチされた、ソラナ(Solana)ブロックチェーンのNFTコレクションです。次世代型のNFTと呼ばれる「xNFT」のコレクションであることなどから注目されています。

この記事では、Mad LadsのNFTコレクションの特徴や価格、SNSでの評判などを解説していきます。

Mad Ladsとは?

Mad Ladsのロゴ

画像引用:Mad Lads

Mad Ladsはソラナブロックチェーン上で発行されたNFTコレクションです。最大供給量は1万点ですが、本記事執筆時点(2024年5月21日)では、9,967点が発行されています。

Mad LadsのNFTコレクションは、さまざまな属性を持つ人間のイラストを特徴としています。属性の例として以下が挙げられ、これらの属性によって希少性が異なります。

  • 性別(Male、Female)
  • タイプ(King、Light、Dark、Android、Galaxy、Skull)
  • 表情(Joy、Smile、Shocked、Albertなど)
  • 服装(Tree Piece、Bloody Tuxedo、Metalなど)
  • 髪型(French Crop、White Beard、Greaseなど)
Mad Ladsのロゴ

画像引用:Mad Lads

Mad Ladsは他のNFTコレクションと同様、以下のようなソラナネットワーク上のNFTマーケットプレイスで取引できます。

Mad Ladsが注目される背景

Mad Ladsのフロア価格は当記事執筆時点(2024年5月21日)で約150万円となっており、いま最も注目度の高いNFTプロジェクトの一つです。注目されている背景には、Mad Ladsの開発チームの存在があります。

Mad Ladsを開発したのは、仮想通貨(暗号資産)関連のインフラを開発する企業Coralです。Coralは、ソラナやイーサリアムブロックチェーンに対応する仮想通貨ウォレット「Backpackウォレット」を開発しました。

BackpackウォレットはxNFTに対応する初の仮想通貨ウォレットとして注目を集めており、同じ開発元が手掛けるMad Ladsにも再度目が向けられるようになりました。

Coralは2022年9月、複数のベンチャーキャピタルから2,000万ドルを調達しており、BackpackウォレットやMad Ladsの開発に力を入れています。

Mad Ladsの価格チャート

以下のチャートは、リリースから当記事執筆現在(2024年5月21日)までのMad Ladsのフロア価格推移です。

Mad Ladsのロゴ

画像引用:CoinGecko

Mad Ladsは2023年4月20日にローンチし、最初は6.9SOL(当時約2万円)でミントされました。その後人気が高まり、2023年12月にはフロア価格が一時200SOL(当時約240万円)を超えました。2024年5月21日現在はやや価格が落ち着き、62SOL(約150万円)前後となっています。

最高価格は2億超え

Mad Ladsの中で、現在もっとも高値で販売されているのが、1点しか存在しないKingの属性を持つNFTです。このNFTには「#8420」のトークンIDがつけられており、2024年5月21日時点におけるMagic Edenでの価格は9,513SOL(約2億3,000万円)となっています。

Mad LadsのKingのNFT

画像引用:Mad Lads

Mad Ladsの特徴

Mad Ladsの特徴として、「xNFT」と呼ばれる新しいタイプのNFTであることが挙げられます。xNFTは「Executable NFT」の略称で、日本語で「実行可能なNFT」を意味します。ここでは、従来のNFTとxNFTの違いをご紹介します。

従来のNFTの特徴

従来のNFTは、ブロックチェーン上に電子署名が保存され、所有権の確認や移転が容易に行えるように設計されています。ただし、それ以上のことを行うにはDApps(分散型アプリ)へのウォレット接続が必要です。たとえば、NFTをステーキングしたい場合、ウォレットをDAppsに接続する必要があります。

point DAppsとは

DAppsとは「Decentralized Applications」の略称で、管理者がいなくても自律的に行動を行う非中央集権のアプリケーション(分散型アプリケーション)を指します。分散管理されていることでサーバーダウンによるサービス停止が少ないという特徴があります。

DAppsへのウォレット連携は手間がかかるだけでなく、ハッキングなどの被害にあうリスクも大きくなります。

xNFTの特徴

一方でxNFTは、サードパーティのDAppsに接続せずに、Backpackウォレットからさまざまな取引を実行できるのが特徴です。Backpackウォレットには、Magic EdenなどのDAppsがスマホアプリのように一覧表示され、そこからダイレクトに取引ができます。

このような取引ができるのは、対応するアプリケーションでトランザクションを実行できるコード(プログラミングスクリプト)がxNFTに埋め込まれているためです。

この仕組みは、パソコンやスマートフォンで使用するプログラムやアプリケーションに似ています。例えばパソコンでは、「.exe」ファイルをクリックしてプログラムやアプリケーションを起動できます。xNFTにも同じような機能が備わっており、指定されたタスクを自動的に実行できます。

xNFTによりユーザーの利便性が高まるだけでなく、フィッシング詐欺などのリスクを回避しやすくなることが期待されています。

Mad LadsのSNS上の評判

X(旧Twitter)では、過去にBackpackウォレットに関連するギブアウェイが盛り上がったことから、Mad Ladsに対しても同様の期待が持たれているようです。

特に、「NFTを所有しているだけでエアドロップをたくさんもらえて羨ましい」といった声もあります。

point エアドロップとは

エアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。

2024年3月には仮想通貨のブリッジサービスを提供するWormholeがMad Lads保有者に対して「W」トークンのエアドロップを行うことを発表するなど、複数のエアドロップ企画の対象になっているようです。

Mad Ladsの機能

Mad Ladsには、所有することでMad Ladsコミュニティの一員になれることに加えて、以下のような機能があります。

  • ステーキング
  • コレクションロック

ステーキング

Mad Lads所有者は、Backpackウォレットを通じてステーキングを行えます。NFTをステーキングすることで、「ソウルバウンド・インベントリー・システム」と呼ばれるシステムに保管されているゴールドコインを獲得できます。

point ステーキングとは

ステーキングとはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の仮想通貨で採用される仕組みで、ブロックチェーンの維持に貢献する対価として報酬を得ることを指します。また、仮想通貨を貸し出して報酬を得られるサービスをステーキングと呼ぶこともあります。

ゴールドコインの正確な用途はまだ明らかにされていません。しかし、Backpackの共同創設者Armani Ferrante氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで、「Mad Ladsを通じてロイヤリティ報酬プログラムを開発することを検討しており、その際に多くのことが必要になる」と投稿しています。この発言から、ロイヤリティ報酬プログラムの開発時にゴールドコインが重要な役割を果たす可能性もあると言えるでしょう。

コレクションロック

Mad Lads所有者は自身のNFTをロックできます。ロックされたNFTに対してアプリが何らかの変更をしようとするたびに、Backpackウォレットは取引署名要求を拒否する仕組みになっています。

Mad Ladsのロック画面

画像引用:共同創設者Armani Ferrante氏 Xアカウント

この機能により、所有しているNFTを安全に保管することができます。

Mad Ladsの今後の動向に注目

Mad Ladsは、BackPackウォレットを開発したCoralが手掛けていることなどから注目されており、ローンチ当初と比べて高値で取引されています。

NFTのステーキングやコレクションロックといった機能がすでに発表されていますが、ロイヤリティ報酬プログラムなど、新機能を開発する意向も示しています。今後、xNFTに関連する機能がどれだけ充実するかによって、Mad Ladsの人気や価値はさらに変わっていくかもしれません。


Date

作成日

2024.05.28

Update

最終更新

2024.06.12

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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