ゴールド、上昇再開で1,753ドルのレジスタンスが視野に

本日8日のゴールド（XAU/USD）は、S&P500先物が再び史上最高値を記録した後、米ドルの調整下げが再開したことを受けて、買い戻された。 連邦公開市場委員会（FOMC）議事録により、今までの緩和的な金融政策を継続する可能性が高いことを明らかになったため、米連邦準備制度理事会（FRB）による金融政策引き締めが行われるのではないかとの見方が弱まり、市場センチメントが改善した。

しかし、米国のインフラ法案の可決をめぐる懸念とコロナワクチンに関する懸案が出てきたことで、ドル安は限定的であるように思われる。ゴールドの次の材料は、GMT8日午後に予定されているFRBのパウエル議長の講演となる。