Select Language

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
New update 2025.04.11 14:55
オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

update 2025.04.11 14:55

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードという決済カードを発行している「オオカミプロジェクト」の仮想通貨(暗号資産)です。海外取引所のMEXC(メクシー)に上場しており、国内企業のGFA Capital株式会社がオオカミコインへの投資を発表するなど、一定の実績は報告されています。

一方、SNS上では怪しいという声も多く見られ、「ウォレットから出金できない」「カードの発送が遅延している」といったネガティブな投稿が確認できます。本記事では、オオカミコインの概要や特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。

オオカミコイン(OKM)とは

オオカミコイン(OKM)は、「オオカミプロジェクト」が発行する仮想通貨(暗号資産)です。

オオカミカードのトップページ

画像引用:OKAMI CARD

オオカミプロジェクトは、「オオカミカード」という決済カードを発行しています。オオカミカードは専用のオオカミウォレットと連動しており、ウォレット内の仮想通貨を使って支払い決済ができる仕組みとされています。

公式サイトには、DOGEやSHIBなど人気ミームコインの保有者(イヌホルダー)を救うための施策が備わっていると記載されており、「仮想通貨における資産形成の入口(増やす)から出口(使う)までの全てを一元化した世界初の暗号資産構築スキーム」を謳っています。

また、プロジェクトを通して、殺処分される動物を救う基金の設立や、動物保護団体と連携し、社会貢献活動を行っていくとの記載も見られます。

オオカミカードの種類と特徴

オオカミカードは、「世界最高峰のプライベートセキュリティカード」を謳っており、以下の3種類のカードを提供しています。また、「ニホンオオカミカード」という特別なチタンカードも存在すると紹介されています。

オオカミカードの種類

画像引用:OKAMI CARD

詳細はわからない部分もありますが、公式サイトでは、これらのカードの特徴として以下が挙げられています。

  • 法定通貨への変換が不要で、直接決済できる
  • エアドロップ機能があり、上位カードほど優位に使える
  • オオカミコインの価値が上がる仕組みが導入されている
  • 全国のATMで日本円の引き出しが可能
  • Apple Payなどのキャッシュレス決済に対応

オオカミウォレットと連動

オオカミウォレットは、オオカミカードと連動した専用ウォレットで、異なる種類の仮想通貨を一元管理できるとされています。公式サイトでは、これまで複数のウォレットが必要だった仮想通貨の管理が1つのウォレットで完結し、ログイン情報の紛失リスクも避けられると紹介されています。

オオカミプロジェクトの運営者

公式サイトでは、オオカミプロジェクトの代表として、望月こうせい氏が紹介されています。

望月こうせい氏のプロフィール画像

画像引用:OKAMI CARD

1974年8月生まれでドバイ在住とされ、「オオカミ財団代表」という肩書きが掲載されています。また、自己紹介文では以下のような実績が記載されています。

  • 借金600万円の貧乏サラリーマンから、年収3億円稼ぐ独自メソッドを構築
  • 2022年にシンガポールからドバイへ拠点を移し、仮想通貨や不動産投資を行う
  • 著書6冊を出版

一方、SNS上ではネガティブな声も見られ、望月氏を「情報商材屋」「ドバイ在住の詐欺師」と批判する投稿も見られます。

その他の関係者と運営会社

公式サイトでは、他にも以下の2名が紹介されています。

長田忠千代氏と木内正胤氏のプロフィール画像

画像引用:OKAMI CARD

長田忠千代氏

1956年10月生まれ。2010年に三菱UFJ銀行の常務執行役員、2012年同行の代表取締役に就任。現在は、一般財団法人メタバース推進協議会や一般社団法人生成AI活用普及協会の理事などを務める。

木内正胤氏

1964年10月生まれ。三菱商事の創始者・岩崎弥太郎の玄孫として生まれ、自身も三菱商事に入社し、現役幹部を務める。また、第一国立銀行の創設者・渋沢栄一が木内氏の曾祖父にあたる。

なお、英語版の公式サイトによると、運営会社は「Motty HK Limited」という名前で、所在地は香港にあるとされています。しかし、日本語版サイトではこの会社情報は明示されていません。

また、「オオカミ財団」という名称も公式サイトにありますが、この財団に関する詳細も記載されていません。

オオカミコインの価格チャート

オオカミコイン(OKM)の価格チャート

画像引用:MEXC

オオカミコイン(OKM)は、2025年2月10日に海外取引所のMEXC(メクシー)に上場しました。上場直後は価格が急騰したものの、その日のうちに最高値の5分の1程度まで価格が下落しています。

その後、一時的な反発を見せている場面もありますが、緩やかな下落が続いている状況です。

SNS上での評判

オオカミコイン(OKM)やオオカミプロジェクトに関して、X(旧Twitter)上では批判的な声が目立ちます。真偽を確認できない投稿もありますが、多くのユーザーがオオカミコインに対してネガティブな意見を持っていることがわかります。

また、一部のユーザーは「今後オオカミコインの価格が上がるのは決定」「クジラの参入で10倍は取れる予定」といった旨の買い煽りとも取れる投稿をしています。

オオカミコインの怪しいポイント

オオカミコインが怪しいとされる理由として、以下の点などが挙げられます。

  • デビットカードではないかとの指摘
  • ウォレットから出金できない
  • カードの発送が遅延している
  • 社会貢献活動の実態

デビットカードではないかとの指摘

オオカミプロジェクトの公式X(旧Twitter)アカウントでは、オオカミカードを「分散型クレジットカード」と紹介しています。しかし、SNS上では「オオカミカードはクレジットカードではなくデビットカードではないか」と指摘する声が多く確認できます。

中には、望月氏本人のものと思われるInstagram(インスタグラム)アカウントの投稿画像を引用し、「オオカミカード使用時のレシートにデビットカードの使用と書かれている」と指摘するユーザーも見られました。

このように、公式の説明とユーザーの認識に隔たりがあることは、プロジェクトの信頼に疑問を投げかける一因となっています。

ウォレットから出金できない

複数のユーザーから、「オオカミウォレットから出金できない」という報告が上がっています。「早くオオカミウォレットから引き出せるようにしてほしい」「代表の望月氏が出金制限をかけているため出金できない」といった声が確認できます。

また、「オオカミウォレットは運営管理のウォレットであり、運営が資金を操作できる」と指摘する投稿も見られ、複数のユーザーがプロジェクトに不安を感じているようです。

カードの発送が遅延している

オオカミカードの発送が遅延していることに関しても、SNS上で不満の声が上がっています。

あるユーザーは「高額なカードを購入しているので、発送日を確約していたからには責任を取るべき。購入者には入金期限を守れと言いながら、自らはカード送付遅延を繰り返している」といった批判をしています。

社会貢献活動の実態

オオカミプロジェクトは社会貢献活動として、「殺処分される動物を救う基金を設立、もしくは動物保護団体と連携して支援する」としています。

しかし、具体的にどのような基金や団体と連携しているのか、どれだけの寄付が行われているのかなど、社会貢献活動の実績や詳細は公開されていません。

怪しいプロジェクトの見極め方

仮想通貨(暗号資産)プロジェクトの中には、詐欺的なものも少なくありません。あくまで一例ですが、以下のようなポイントを確認することで、リスクを減らせる可能性があります。

  • 運営の透明性を確認する
  • 過度な利益を約束している場合は注意
  • 実績や評判を調査する

運営の透明性を確認する

信頼できるプロジェクトは、運営会社や開発チームの情報を公開しています。

オオカミプロジェクトの場合、英語版サイトに会社名、所在地、連絡先メールアドレスが記載されていますが、日本語サイトにはこれらの情報は明示されていません。また、運営メンバーの紹介はありますが、「オオカミ財団」の詳細など不明確な点も残っています。

あくまで一例ではありますが、以下などの点を確認することが重要です。運営情報が不明確な場合や、部分的な情報にしか公開されていない場合は、注意した方がよいかもしれません。

  • 会社名、所在地、代表者、登記情報などが公開されているか
  • CEOや主要メンバーが実在の人物で、正確な経歴を確認できるか
  • 連絡先が明記されており、実際に応答があるか

過度な利益を約束している場合は注意

「絶対に儲かる」「短期間で何倍にもなる」といった過度な利益(非現実的な高リターン)を約束するプロジェクトには警戒すべきです。それに加え、以下のような特徴がある場合は注意しましょう。

  • 「限定」「早期購入者特典」などを強調して急かす
  • 投資の仕組みやリスクについての説明が曖昧
  • インフルエンサーによる過剰な宣伝や買い煽りがある

健全なプロジェクトであれば、リスクも含めて適切に情報を開示しているはずです。

実績や評判を調査する

プロジェクトの実績や評判を調査することも重要です。以下のような点に着目して、幅広く調査することを心がけましょう。

  • 公式サイト以外の情報源で評判を調べる
  • SNSでの一般ユーザーの反応を確認する
  • 実際に使用している人の体験談を探す
  • 過去のロードマップの達成状況を確認する

仮想通貨プロジェクトを利用する際は、DYOR(Do Your Own Research)が重要です。特定の誰かの意見だけに頼らず、自分で情報を集めて判断するようにしましょう。

サービス利用や投資判断は慎重に

オオカミコイン(OKM)は、MEXC(メクシー)への上場や日本企業による投資など、一定の実績が報告されています。しかし、SNS上では批判的な投稿が散見され、複数のユーザーが「怪しい」との声を上げています。

仮想通貨(暗号資産)プロジェクトへの投資を検討する際、少しでも怪しいと感じた場合は自分自身で調査を行い、失っても構わない程度の資金に留めておくのが得策かもしれません。


Date

作成日

2025.04.11

Update

最終更新

2025.04.11

タモ | tamo

Web3ライター

arrow
タモ

フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。

【X(Twitter)】
https://twitter.com/tamo_1985
【note】
https://note.com/tamo_1985

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

Galaxy DAO被害者のSNSの投稿が話題、マイページもログイン不可に

X上に、GEMFOREXを炎上させるとする投稿がポストされ、元GEMFOREXユーザーの間で話題になっています。近日中に集めた情報を公開するとしており、詳細は不明ながら元ユーザーの間で、にわかに盛り上がりを見せています。Xでの投稿内容やGalaxy DAOの状況を解説します。
update2025.04.14 19:00

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

【MT4/MT5】フィボナッチを自動で描写!便利なインディケータを徹底比較

フィボナッチを使ってチャート分析をする際、ラインの引き方が分からなかったり、毎回手動で引くのが面倒だったりなどの難点があります。そこで本記事ではフィボナッチを自動描画できるMT4/MT5用インディケータを徹底比較します。
update2025.02.12 19:00

仮想通貨KERNELの将来性は?リステーキングを推進するKernelDAOを解説

仮想通貨(暗号資産)KERNELは、リステーキング(再ステーキング)のためのエコシステムを提供する「KernelDAO」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KERNELの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.04.11 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル