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Land PrimeがIB報酬を没収か?ブローカーとしての人気低迷も影響か

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New update 2024.10.11 11:39
Land PrimeがIB報酬を没収か?ブローカーとしての人気低迷も影響か

update 2024.10.11 11:39

当サイトMyforexの関係会社にて、Land Prime(ランドプライム)からIB報酬の出金ができない状況が続いており、その中で同社サポート担当より「一部IB報酬を差し引く」との回答があったことが確認されました。

偶然なのか意図的なのか、Land Primeは出金関連のもめごとが生じたタイミングで「紹介顧客による不正取引」を理由に報酬減額の旨を回答しており、これは通常の顧客やIBパートナーが業者を選ぶ上での重要な情報になると考えます。

この記事では、Land Primeによる一連の対応とその背景、顧客・IBパートナーとして知っておきたい問題発生時の同社のサポート能力について記載します。

1ヶ月以上経つも出金できない

Myforexの関係会社ではLand Prime(ランドプライム)に対して、IB報酬の出金をするために問い合わせをしていました。一連のやり取りの中では、Land PrimeのIBサポート担当者とは複数往復のやり取りを行っていますが、現在も出金ができそうな様子ではありません。

この問い合わせを行った経緯として、IB報酬の出金方法についての確認が必要だったという状況がありました。そこで、その点から記載していきます。

銀行送金は国内銀行のみに対応のLand Prime

Land Primeで利用できるIB報酬の出金方法は、国内(日本)銀行送金、bitwallet、Sticpayの3つのみです。それぞれの出金方法について、当関係会社での利用可否は以下の状況でした。

  • 国内銀行送金:利用不可(国内銀行口座は保有してないため)
  • bitwallet:利用不可(サービス対象国ではないため)
  • Stickpay:利用保留(アカウントを用意するのに時間がかかるため)

銀行送金に関して、多くのFX業者は国内送金と海外送金の両方に対応しているものの、Land Primeが対応しているのは国内送金のみです。関連会社は海外法人であるため海外送金を使用していますが、Land Primeでは国内送金にしか対応しておらず、出金に関する問い合わせが必要となっていました。

なお、Land Primeは海外法人がIBになることを禁止していません。そのため、海外送金を希望するIBが出てくることは事前に想定できるはずで、国内送金にしか対応していない現状はやや矛盾した状況だといえます。

金融庁の許可もないのになぜ国内銀行のみ?

また、日本国内向けにFX業者としてサービスを提供する場合、金融庁の認可を受ける必要がありますが、Land Primeは営業に必要な許可を受けていません。

金融庁の認可を取得していないのにもかかわらず、利用可能な銀行送金が国内向けのみという点でも、Land Primeは矛盾している状況です。

ここぞの場面でまったく機能しないIBサポート

Land Primeでは出金方法に関する矛盾に加えて、IB向けのサポートが機能しないという問題もあります。

例えば、当関連会社からは仮想通貨などの複数の代替手段での送金も提案しておりましたが、その際、IBサポートは「担当部署に申し伝えます」という旨の返信を繰り返すのみで、問題解決に向けた具体的なアクションは一切ありません。サポート担当者は、IBからの問い合わせをそのまま伝えるだけの伝書鳩のような状態なのでしょう。

また、当関連会社が連絡をしてから返答が返ってくるまでには、1週間ほどと非常に時間がかかっていました。急ぎである旨を伝えても状況はほとんど改善しません。今回の問い合わせ内容は、お金の引き出しという非常に重要なものでしたが緩慢な対応が続いており、FX業者として真剣に集客する気がないのかという疑問を感じさせます。

IBサポートの機能不全は、問い合わせ開始から1ヶ月以上が経っても状況に進展が見られていない大きな要因です。

突然持ち出された不正取引疑惑

今回の出金にまつわる一連のトラブルの中で、もっとも深刻な問題と考えられるのがIB報酬の没収とも捉えられるLand Prime(ランドプライム)の対応です。

仮想通貨による出金を提案したのち、Land Primeの担当者からはその可否の返答はなく、その代わりに「貴社が紹介したユーザーの不正取引が発覚した」「不正取引分をIB報酬から差し引く」という旨の返信がありました。

なぜこのタイミングで不正利用の話が持ち出されたのか、疑問を抱かざるを得ません。ちょうどこのタイミングで不正取引が発覚し、該当ユーザーと該当IBにちょうど連絡を行っていたという可能性は極めて低いでしょう。

最初から出金に対応するつもりがなく、あらかじめどこかのタイミングで不正取引の話を持ち出すというシナリオがあったのではないかとも感じられます。

ブローカーとしての人気低迷も影響か

なぜLand Prime(ランドプライム)が報酬の支払いに後ろ向きなのか、その背景を考察します。

今回、Webサイトのアクセス数などを比較できるSimilarWebを使い、Land Prime(ランドプライム)と同等の流入数がありそうなMilton Marketsを比較してみました(公式ページへのアクセス数を比較)。すると、Land Primeへのアクセス数がより大きく減少していました。

landprime.comとmiltonmarkets.comのアクセス数比較
(ランドプライム)
・2024/7/1の週:8432
・2024/9/23の週:2262
・変動率: -73.17%
(ミルトンマーケッツ)
・2024/7/1の週:5956
・2024/9/23の週:3716
・変動率:-37.61%

他の国内で主要な海外FX業者も対象とし、同様の条件で変動率を比較したところ次のような結果で、Land Primeの下落率はワーストでした。

また、SEOツールを使い、Land Prime(およびLand FX)とMilton Marketsの月間指名検索数の推移を調べてみても、同じような傾向が読み取れました。直近1年間を通して、Milton Marketsの指名検索数は横這いから上昇傾向であるのに対し、「land prime」「ランドプライム」「land prime ログイン」「land prime 評判」などのLand Primeの指名検索数は下落しています。

landprime.comとmiltonmarkets.comの検索数比較

IB報酬の出し渋りとの関連性

先述した突然のIB報酬没収の背景には、このLand Primeの人気低迷が関係している可能性があります。少しでも利益を確保するための対応だとすれば、FX業者として異常ともいえる対応にも説明がつきます。

なお、キャッシュバックサービスで有名なTariTaliが、Land Primeから報酬が一切支払われないことを公開しており、IB報酬の出金に関する問題が他にも複数発生していても不思議ではない状態です。

タリタリでもIB報酬未払い タリタリでもIB報酬未払い

IBパートナーとしては、コストをかけて集客に協力したのにもかかわらず、納得のできない理由でIB報酬が突然減額される可能性があるとなれば、わざわざリスクを負ってまでLand Primeの紹介は行いません。人気を失っている状況で、集客に協力しているIBからも支持を得られなくなれば、ますます厳しい状況に追い込まれることになります。

柔軟性が低く、問題発生時のサポート能力に疑問

Land Prime(ランドプライム)に関しては、トレーダーの利益取り消しを実行し、不満の問い合わせには十分に対応をしないとの口コミがSNS上で見つかります。例えば、利益を取り消されたトレーダーがサポートに問い合わせたところ、不正取引の証拠となるような資料は提示できないと返答された事例もあるようです。

トレーダー向けの利用規約には、禁止行為の判断の有無はLand Prime側が行い、内容や根拠の説明・証明は行わない旨が記載されており、上記のLand Primeの対応は規約に沿ったものと考えられます。しかし、禁止行為を自覚しているトレーダー以外は、証拠を提示しないかぎり納得することはないでしょう。

今回の一件を受け、あらためて柔軟性が低く顧客のニーズに沿ってないという点が確認されました。

もともとそのような方針なのか、経営状況の悪化が原因なのかは不明ですが、いずれにせよ、今後Land Primeで自社のお金が絡むようなクリティカルな問題が生じたときも、十分な対応がされると期待することはできません。


Date

作成日

2024.10.10

Update

最終更新

2024.10.11

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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