作成日
:2025.09.03
2025.09.03 19:27
本日のNY為替市場のドル円は、7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や米地区連銀経済報告(ベージュブック)を見極めつつ、引き続きトランプ米大統領による突破的な発言には警戒しておきたい。
パウエルFRB議長がジャクソンホール会合での講演で、2つの責務の内、「物価の安定」から「雇用の最大化」に軸足を移して、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの可能性に言及したことで、米国の雇用関連指標に注目していく展開となっている。
今週は、昨日発表された8月のISM製造業「雇用」指数を皮切りに、本日は7月米雇用動態調査、明日以降はADP全国雇用者数、チャレンジャー人員削減予定数、雇用統計、ISM非製造業「雇用」指数などで、米国の雇用情勢を見極めていくことになる。
昨日発表された8月米ISM製造業景気指数は48.7と発表され、7月の48.0から改善していた。また雇用指数は43.8で7月の43.4から改善し、物価指数は63.7で7月の64.8から低下していた。
7月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の予想は737.8万件となっており、6月の743.7万件からの減少が見込まれている。7月の雇用統計ショックの時の求人件数なので、ネガティブサプライズと整合的なのか否かを確認しておきたい。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)は、9月16-17日のFOMCでの判断材料となるため、物価情勢や雇用情勢を見極めることになる。
ドル円は攻防の分岐点である200日移動平均線付近で堅調に推移しているものの、上値を抑える材料としては、9月FOMCでの利下げ観測、トランプ米大統領によるクックFRB理事解任に対する提訴や5日から始まる予定の次期FRB議長の人選、そして、日銀による早期利上げ観測などが挙げられるため、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、149.81円(150.92円~146.21円の下げ幅の76.4%戻し)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、147.76円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.09.03
作成日
:2025.09.03
最終更新
:2025.09.03
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意
2025.09.03 19:00
海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方
2025.08.29 20:00
ExnessがIB報酬を改定!収益が減少するIBパートナーは?
2025.08.29 19:00
日本円ステーブルコインJPYCが発行へ!海外FXの入出金に活用できるか
2025.08.28 19:00
【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン
2025.08.26 19:00
Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた
2025.08.25 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー