作成日
:2025.08.27
2025.08.27 13:43
本日のロンドン為替市場でユーロドル、フランスを巡る動きが材料視されそうだ。これまでのところ、同国政局の先行き不透明感や米国との外交対立がユーロを買いづらくさせている。
バイル仏首相が9月8日に国民議会(下院)で実施するとした信任投票は、首相の思惑とは逆に政権崩壊に繋がる可能性が高まっている。下院で最大議席を抱える極右・国民連合(RN)は信任に反対を表明し、その他主要野党も不信任の姿勢を示した。少数与党の状況で、挽回はかなり難しいとの見方が優勢だ。
仏内閣が総辞職に追い込まれると、推し進めようとしていた財政再建策も見直しを迫られる可能性がある。政府・議会が機能不全となれば内政の混迷も深まり、マクロン大統領の求心力低下は避けられない。欧州連合(EU)加盟国では経済規模2位のフランスの混乱は、ユーロにとってネガティブ要因だ。
米仏の外交対立激化も、国力の差を考えるとユーロにとって重しとなりそうだ。米国のクシュナー駐仏大使は米WSJ紙への寄稿で、フランスの反ユダヤ主義への対応が不十分だと批判した。これに対して、フランスが内政干渉だとして大使を呼び出した。ここにトランプ米大統領が口を挟んでくるようであれば、外交問題がこじれる可能性は否定できない。
なお、本日の主な欧州経済指標は、序盤に発表される9月独消費者信頼感指数(Gfk調査)のみ。マイナスは確実視されており、その低下幅を確認することになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル、22日高値1.1743ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、22日安値1.1583ドル
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.08.27
作成日
:2025.08.27
最終更新
:2025.08.27
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
【15,000円付与】FXON口座開設ボーナスキャンペーン
2025.08.26 19:00
Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた
2025.08.25 19:00
FXONのビットコインスプレッドはどこまで有利か?使ってみて分かった実力
2025.08.22 19:00
トレードなしで参加OK!FXON「Switch2争奪キャンペーン」第2弾がスタート
2025.08.19 19:00
【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも
2025.08.12 19:00
Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か
2025.08.06 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー