作成日
:2025.06.16
2025.06.16 19:34
本日のNY為替市場のドル円は、緊張度の高まる中東情勢が否応なく意識される中、神経質な展開が見込まれる。
前週末にイスラエルがイランに攻撃を行ったことで、中東情勢が一気に緊迫化している。本日は「イスラエルのイラン最高指導者殺害計画を米国が拒否」と報じられるなど、依然として緊張度の高い状態が続いている。万一、双方の攻撃が激化するようだと、リスク回避ムードが一段と強まることで株価が下落し、結果ドル円やクロス円の重しとなることが予想される。現時点ではイスラエルとイランの2国間での戦争状態に留まっているが、周辺国や米国を巻き込む場合は事態が一段と混迷化してリスク回避ムードに拍車をかけることも懸念される。
さて、相場格言で「遠くの戦争は買い」というのがあるが、中東は日本や米国と地理的に距離がある。このことから、ショック的な初動が落ち着く動きを見せる場面では、本日の東京市場のように下落したドル円や株価が反発することもあり得る。いずれにせよ、ドル円は神経質な展開は避けられそうにないと見る。
また、本日からG7サミットが開催される。平時であればトランプ米大統領による関税に関する発言に注意といえるが、今回に関しては同大統領や参加者から緊迫化した中東情勢に対してどのようなメッセージを出すかも気になるところである。
なお、経済指標では、NY時間序盤に6月ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表予定。市場予想は-6.0と前月の-9.2よりわずかに改善見通しだが、4カ月連続マイナスが見込まれている。もっとも、前週末の6月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は予想を上回ったが反応は薄かったことを考えると、現在の市場環境では手掛かり材料になりにくいかもしれない。
想定レンジ上限
・ドル円は、日足・一目均衡表の基準線145.39円
想定レンジ下限
・ドル円は、13日安値142.80円
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.16
この記事は、Myforexメンバー専用のコンテンツです。
ログインしてからご覧下さい。
作成日
:2025.06.16
最終更新
:2025.06.16
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Titan FXならドル円のスプレッドが本当にお得?実は取引手数料に落とし穴
2025.06.16 19:30
コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説
2025.06.12 20:00
bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説
2025.06.12 19:30
ビットフライヤーからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説
2025.06.12 19:00
SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説
2025.06.11 19:30
GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説
2025.06.10 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー