作成日
:2025.04.25
2025.04.25 13:43
本日のロンドン為替市場では、序盤に発表の3月英小売売上高に暫くポンドは上下させられるか。総合/除く自動車ともに前月比がマイナス予想であり、こちらの結果が注視される。低下幅をもし広げるようであれば、昨日ベイリー英中銀(BOE)総裁は否定していたものの、「英経済のリセッション」が再び意識され始めるだろう。
今週のポンドドルは買い先行も、昨年9月下旬に頭を抑えられた1.34ドル前半で伸び悩むと一時1.32ドル前半まで失速する場面があった。昨日はユーロポンドのポンド高推移を受けて反発したものの、本日の東京時間は再び上値を切り下げている。
ポンドドルが今月前半に売り込まれた1.27ドル手前から、切り返した今週高値までのレンジの半値は1.3060ドル台とまだ距離はある。しかしながら、トランプ米大統領の政策に対する過度な警戒感の後退から「ドル売りが一服」のなか、英国発の材料が弱いとなればポンド安ドル高に傾きやすくなるもしれない。
ほか、南ア・ランドの動きに本日は注目。ゴドンワナ南ア財務相は昨日、これまで実施するとしてきた「付加価値税(VAT)の引き上げ」を撤回した。同財務相の判断は、ラマポーザ大統領率いる第1党アフリカ民族会議(ANC)の譲歩ということでもある。これにより、VAT増税に強く反対していた第2党・民主同盟(DA)の国民統一政府(GNU)離脱は回避できるもよう。連立政権の崩壊は防がれ、目先の政治安定には繋がるかもしれない。
しかしながら、750億ランドの予算不足という現実問題から南ア政府は逃げることはできない。財政危機への対応策(VATを0.5%引き上げて15.5%に)を講じないとなれば、海外投資家の南アフリカに対する不信感が高まってしまいそうだ。予算不足を補う新たな対策が打ち出されなければ、通貨ランドの印象は悪くなってしまうだろう。
想定レンジ上限
・ポンドドル、22日高値1.3424ドル
・ランド円、23・24日高値7.70円
想定レンジ下限
・ポンドドル、23日安値1.3234ドル
・ランド円、21・22日安値7.49円
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.04.25
作成日
:2025.04.25
最終更新
:2025.04.25
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Exnessで入出金に遅延が多発、安全に出金可能な方法は?
2025.04.25 19:30
CNP×RED°とは?国内人気NFTとエンタメ施設のコラボNFTが話題
2025.04.25 19:00
仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判
2025.04.24 19:00
BybitがMT5から仮想通貨商品を削除!変更点や今後の影響は?
2025.04.23 19:00
ソラナ(Solana)ブロックチェーン対応ウォレットを紹介!ウォレットの機能や作り方も解説
2025.04.22 19:30
WikiFXの評価は買われていた?GEMFOREXから報酬支払いの形跡
2025.04.22 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー