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NY為替見通し=ドル円、4月米消費者態度指数の1年先のインフレ期待に要注目か

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New update 2025.04.25 19:26

update 2025.04.25 19:26

 本日のNY為替市場のドル円は、4月米消費者態度指数確報値で、関税スタグフレーションへの警戒感がさらに高まっているのか否かを見極めつつ、トランプ米大統領やベッセント米財務長官による円相場への見解に警戒する展開が予想される。


 米消費者態度指数の4月速報値は、約3年ぶりの低水準となる50.8に落ち込み、インフレ期待は短期・長期共に数十年ぶりの高水準に急上昇し、関税スタグフレーションへの警戒感が高まった。1年先のインフレ期待は6.7%で、3月の5.0%から上昇、5-10年先のインフレ期待は4.4%で、3月の4.1%から上昇していた。

 確報値では、さらなる警戒感が示されるのか否かに注目しておきたい。


 日米財務相会談では、為替レートは市場において決定されること、過度の変動や行き過ぎた動きは経済・金融の安定に悪影響を与えることなどについての認識が再確認され、為替に関しては、引き続き緊密かつ建設的に協議を続けていくことで一致した、と報じられている。

 そして、ベッセント米財務長官が加藤財務相に対して、為替の水準や目標、円安是正策などを提示しなかtったとのことで、ドル円は週末の買い戻しが優勢な展開となっている。


 本日は、トランプ米大統領やベッセント米財務長官による円相場への見解、そして来週予定されている第2回日米貿易交渉への展望などに警戒しておきたい。


 IMM通貨先物の非商業(投機)部門取組の円のネット買い持ちポジションは、15日の時点で171,855枚(前週比+24,788枚)と過去最大を更新していた。ドル円が155円付近で円の売り持ちから買い持ちに転換し、152円付近で過去最大規模となっていたが、相場観として、トランプ米政権による日米貿易不均衡是正に向けたドル安・円高圧力(※プラザ合意IIとしてのマールアラーゴ合意)を期待していたのではないだろうか。


 ドル円は22日に140円を割り込んだが、シカゴ筋のネット買い持ちポジションの数字にも注目しておきたい。


・想定レンジ上限

 ドル円の上値目処(めど)は、144.31円(4/14高値)


・想定レンジ下限

 ドル円の下値目処(めど)は、142.28円(4/24安値)



(山下)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.04.25

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作成日

2025.04.25

Update

最終更新

2025.04.25

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DZHフィナンシャルリサーチ

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Exnessで入出金に遅延が多発、安全に出金可能な方法は?

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CNP×RED°とは?国内人気NFTとエンタメ施設のコラボNFTが話題

CNP×RED°は、国内最大級のNFTブランド「CNP」と、最先端エンタメ施設「RED° TOKYO TOWER」がコラボしたNFTです。ローンチ後に大きな価格上昇を見せるなど、SNSでも話題となっています。当記事では、CNP×RED°の概要や価格チャート、SNSでの評判などを解説します。目次[非表示]CNP×RED°とはRED° TOKYO TOWERとはCNPとはCNP×RED°の概要アローリスト販売分は完売ソラナチェーン初心者へのフォローもリアルイベントも実施CNP×RED°の価格チャートX(旧Twitter)での評判CNP×RED°の買い方CNP×RED°の今後の動向に注目CNP×RED°とはCNP×RED°は、日本の人気NFT「CNP(CryptoNinja Partners)」と、東京タワーを舞台にした新体験デジタルテーマパーク「RED° TOKYO TOWER」のコラボNFTです。RED° TOKYO TOWERが主体となり、CNPのファンアートとして制作された限定3,333体のNFTコレクションとなっています。画像引用:CNP×RED°2025年4月20日にソラナ(SOL)ブロックチェーン上で発行され、本記事執筆時点(2025年4月25日)では、MagicEden(マジックエデン)などのNFTマーケットプレイスを通じて二次流通市場で購入できます。RED° TOKYO TOWERとはRED° TOKYO TOWERは、東京タワー直下にある「フットタウン」内の広い空間で、モータースポーツやカラダで楽しむゲーム、ポーカーといったマインドスポーツなど、さまざまなコンテンツを展開するデジタルアミューズメントパークです。デジタルとリアルが融合したVRアトラクションやアイドルのVRコンサートにも注力しており、多数のファンを獲得しています。CNPとはCNPとは、「CryptoNinja Partners(クリプトニンジャ・パートナーズ)」の略称で、忍者をモチーフにした「CryptoNinja」から派生したNFTコレクションです。インフルエンサーのイケハヤ氏がプロモーションを手掛け、日本発のNFTとして最大級の規模を誇ります。CNPはNFTに止まらず、ゲームやアニメ、グッズ販売など幅広いキャラクタービジネスを展開しています。CNP×RED°の概要CNP×RED°は2025年4月20日のローンチ前から、SNSなどで盛り上がりを見せていました。ここでは、ローンチ前後の動きも踏まえながら、CNP×RED°の概要を解説します。アローリスト販売分は完売CNP×RED°は、ソラナチェーン上で発行されているNFTコレクションです。RED° TOKYO TOWERが主体となり、CNPのファンアートとして作られた限定3,333体の作品になっています。ローンチ時に「ミント祭」と称し、CNPマーケターのイケハヤ氏を招いてX(旧Twitter)のスペース機能で実況を行ったり、アローリストによる販売分が即日完売したりするなど、人気の高さを見せています。ソラナチェーン初心者へのフォローも世界的に人気が高いNFTコレクションの多くは、イーサリアムブロックチェーンを用いて発行されています。一方、CNP×RED°はソラナチェーン上で発行されています。CNP×RED°では、NFTを初めて購入するユーザーや、ソラナチェーンでのNFT取引の経験がないユーザーに向けて、初心者向けの買い方レクチャーを行っています。運営側からは、ローンチからしばらくの間は週1回程度の頻度でレクチャーを行うとの発言もあったため、買い方に不安がある方は参加してみてもよいでしょう。画像引用:CNP×RED°なお、ソラナチェーンでNFTの売買を行う場合は、一般的によく用いられるメタマスク(MetaMask)ではなく、ソラナチェーンに対応したウォレットを使う必要があります。リアルイベントも実施CNP×RED°のコラボ元であるRED° TOKYO TOWERは、様々なリアルイベントを実施しています。その強みを活かして、CNP×RED°のローンチ前日には、ドローンを活用したショーが行われました。画像引用:REDX「RED° DRONESHOW」と呼ばれるこのイベントでは、東京の増上寺上空にて、東京タワーを真横に望みながら500機のドローンがCNPの人気キャラクターを夜空に描きました。当日はYouTubeライブも配信され、多くのユーザーがイベントを楽しんだようです。このように、リアルイベントでの盛り上がりを作れる点も、CNP×RED°の強みの1つだといえるでしょう。CNP×RED°の価格チャート画像引用:CoinGeckoCNP×RED°のフロア価格は2025年4月20日のローンチ後、約2.2SOLまで上昇しました。その後は横ばいで推移していましたが、当記事執筆時点(2025年4月25日)では再度価格が上昇し、約2.65SOLまでの上昇を見せています。直近の価格上昇については、フロア価格近辺の個体をまとめて購入するフロアスイープの影響などがあるようです。ただし、まだリリースから1週間も経っていない時点での出来事であるため、今後の価格変動には注意した方がよいかもしれません。X(旧Twitter)での評判X(旧Twitter)では、CNP×RED°に関する投稿が多数見られます。あるユーザーは、ミント価格が約1,000円であったのに対し、40倍を超える4万円以上の価格で取引されたケースを取り上げ、ローンチ直後の価格に驚きの声を見せています。また、複数のユーザーから「キャラクターのコンプリート」に関する投稿が見られるのも大きな特徴です。CNP×RED°には、コラボ元のCNPのキャラクター9種類がデザインされており、Xでは「9キャラをすべてコンプリートした」というユーザーの発言がよく見られます。本記事執筆時点(2025年4月25日)では、キャラクターをコンプリートすることのメリットは明確になっていません。しかし、コンプリートしたユーザーのみが入れるDiscordチャンネルを開設する動きもあるようです。今後、9キャラクターを揃えたユーザーが受けられる具体的なメリットが明らかになってくるかもしれません。CNP×RED°の買い方CNP×RED°をMagicEden(マジックエデン)で購入する方法を解説します。なお、CNP×RED°はソラナブロックチェーン上で発行されたNFTです。そのため、Phantom Wallet(ファントムウォレット)などのソラナチェーンに対応したウォレットを事前に用意し、購入に必要なSOLをウォレットに入れておきましょう。手順1以下のリンクをクリックし、MagicEdenのCNP×RED°の販売ページにアクセスします。CNP×RED°の販売ページへ手順2画面右上にある「Log In」をクリックします。利用するウォレットを選択し、MagicEdenと接続してください。手順3ウォレットを接続できたら、購入したいNFTを選んでクリックします。手順4提示されている金額で購入する場合、「Buy for ◯◯ SOL」をクリックします。「◯◯」にはその時点での金額が表示されます。なお、ウォレットの残高が不足している場合は、以下の画面のように「Insufficient funds」と表示され、ボタンはクリックできません。より安価な金額で購入したい場合は、「オファー」をクリックして希望購入価格を入力します。ただし、この購入方法は売り手が合意した場合のみ購入することが可能です。CNP×RED°の今後の動向に注目CNP×RED°は、CNPとRED° TOKYO TOWERのコラボNFTとして注目を集めています。リアルイベントの盛り上がりやキャラクターのコンプリート要素といった特徴があり、ローンチ後は価格上昇の動きを見せています。ソラナチェーンでのNFT取引に不慣れな方にレクチャーなども行われているため、興味が湧いた方は、まずは気軽にDiscordチャンネルをのぞいてみるとよいでしょう。
update2025.04.24 (木) 19:00
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仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判

仮想通貨(暗号資産)INITは、複数のアプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。2025年4月17日、大手取引所Binance(バイナンス)がローンチプールでのINITの取り扱いを発表し、注目を集めています。当記事では、仮想通貨INITの将来性、SNSでの評判、Initiaの特徴などを解説します。目次[非表示]仮想通貨INITがBinanceローンチプールに登場仮想通貨INITとはInitiaの概要と目的複数の仮想マシンをサポート統合された複数のサービスを提供X(旧Twitter)での評判仮想通貨INITの将来性主要プロジェクトとの協力複数のアプリチェーンが参加複数のVMをサポートする柔軟性高い相互運用性仮想通貨INITのトークノミクスINITの配分先と比率仮想通貨INITの使い道アプリチェーン統合の基盤仮想通貨INITがBinanceローンチプールに登場2025年4月17日、大手海外取引所のBinance(バイナンス)が、ローンチプールでの仮想通貨(暗号資産)INITの取り扱いを発表しました。画像引用:BinanceBinanceのローンチプールとは、指定の仮想通貨を預けることで特定のトークンがもらえるイベントです。INITのローンチプールの条件は以下の通りです。期間(日本時間):2025年4月18日午前9時から6日間ステーキング可能銘柄:BNB、FDUSD、USDCトークンの最大供給量:10億 INITローンチプールでの配布量:3,000万 INIT(総供給量の3%)なお、Binanceへの上場予定日時は2025年4月24日午後8時(日本時間)で、取引可能な通貨ペアは以下の通りです。INIT/USDTINIT/USDCINIT/BNBINIT/FDUSDINIT/TRY仮想通貨INITとは仮想通貨(暗号資産)INITは、アプリチェーンを統合するレイヤー1ブロックチェーン「Initia」のネイティブトークンです。画像引用:InitiaInitiaのレイヤー1ブロックチェーンである「Initia L1」は、Cosmos(コスモス)の開発キット「Cosmos SDK」を基盤としています。複数のロールアップの中央ハブとして機能し、ネットワークセキュリティ、流動性ソリューション、ガバナンスなどの重要な機能を提供します。Initiaの概要と目的Initiaは、複数のアプリケーションに特化したブロックチェーンを連携させ、その潜在価値を最大化することを目指しています。Initiaは、主に次の3つの要素で構成されています。Initia L1システムの基盤となるレイヤー1ブロックチェーンで、全てのロールアップのハブとして機能InterwovenロールアップInitia L1上に構築されたアプリケーション特化型のブロックチェーンエコシステムInterwovenスタックこれらのロールアップを簡単に開発・構築できる専用フレームワーク複数の仮想マシンをサポートInitiaは複数の仮想マシン(VM)に対応しており、開発者は自分のプロジェクトに最適な環境を選べます。EVM、MoveVM、WasmVMの選択肢があり、秒間10,000トランザクションという高速処理と0.5秒のブロック生成時間を実現します。また、全てのロールアップには、LayerZeroによる他ブロックチェーンとの連携、Celestiaによるデータ保存サービス、オラクル、ネイティブUSDCなどの基本ツールがすぐに利用できる環境が備わっています。統合された複数のサービスを提供画像引用:BinanceInitiaでは、以下の複数の統合されたサービスを提供し、ユーザー体験の向上を目指しています。Initia Scan:ブロックチェーン上の取引や情報を閲覧できるエクスプローラーInitia App:Initiaプラットフォーム全体のホーム画面Initia Usernames:複数のブロックチェーンで使えるユーザー名サービスInitia Multisig:複数の仮想マシン環境で使えるマルチシグ機能Initia Wallet Widget:ウォレット接続と資産管理を簡素化するツールInitia Bridge Widget:異なるブロックチェーンを繋ぐブリッジツールX(旧Twitter)での評判X(旧Twitter)では、仮想通貨(暗号資産)INITに関する様々な投稿が見られます。Binance(バイナンス)に上場することから、INITの価格上昇に期待しているユーザーも確認できました。また、あるユーザーは他プロジェクトとの比較から、INITの価格は1〜1.5ドル程度、FDV(完全希薄化後時価総額)は10〜20億ドル規模になるだろうとの予想を投稿しています。仮想通貨INITの将来性仮想通貨(暗号資産)INITの将来性に関わる項目として、以下の4点が挙げられます。主要プロジェクトとの協力複数のアプリチェーンが参加複数のVMをサポートする柔軟性高い相互運用性主要プロジェクトとの協力InitiaはCelestia、LayerZero、Skip、Ethena、EtherFi、Goldskyなど、業界の主要プロジェクトと協力して開発を行っています。これらプロジェクトとの取り組みは、単なる技術統合だけでなく、エコシステムへのユーザー参加を促進する可能性があります。複数のアプリチェーンが参加当記事執筆現在(2025年4月23日)、InitiaのInterwovenスタック上には、18のアプリチェーンが存在しています。これらのプロジェクトはBinance Labs、Polychain、Hack VCなどの主要投資家から、合計で2,800万ドル以上の資金を調達しています。このように初期段階からの複数のプロジェクトが参加していることは、エコシステムの成長性と信頼を示すものだといえるかもしれません。複数のVMをサポートする柔軟性InitiaはEVM、MoveVM、WasmVMの仮想マシンをサポートしており、開発者はプロジェクトに最適な開発環境を選べます。この柔軟性により、様々なプロジェクトがInitiaエコシステム上に構築される可能性があります。高い相互運用性Initiaは、ローンチ時からLayerZeroおよびIBCに対応する全てのチェーンに接続する設計となっています。この高い相互運用性により、ブロックチェーン間でのシームレスな資産移動が可能となり、ユーザー体験の向上に寄与する可能性があります。仮想通貨INITのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)INITの総供給量は10億INITで、上場時の初期流通量は1億4,875万INIT(総供給量の約14.88%)となる予定です。INITの配分先と比率INITの配分先と配分比率は、以下の通りとなっています。配分先配分比率プロトコルセール投資家15.25%Echoセール投資家1.00%Binanceローンチプール3.00%Binanceマーケティング3.00%Initia貢献者15.00%財団5.25%流動性2.50%ステーキングと担保流動性25.00%VIPプログラム25.00%エアドロップ5.00%また、トークンのリリーススケジュールは以下の画像の通りです。配分先のほとんどは、2029年4月で全てのロックが解除されます。一方、「ステーキングと担保流動性」と「VIPプログラム」は2032年4月以降、それぞれ156ヶ月間、87ヶ月間にわたって、段階的にロック解除が続くとされています。画像引用:Binance仮想通貨INITの使い道INITの主な使い道として、以下が挙げられます。ガス代の支払い流動性提供とステーキング決済手数料の支払いVIPプログラムガス代の支払いINITは、Initia L1および各アプリチェーン上のトランザクション手数料(ガス代)支払いに使用されます。流動性提供とステーキングINITは、ネイティブな分散型取引所(DEX)である「InitiaDEX」で流動性を提供する際に使用できます。InitiaDEXでINIT建ての流動性を提供すると、流動性ポジションがステーキング資産としても活用されるため、取引手数料とステーキング報酬の両方を獲得できます。決済手数料の支払いInitiaのInterwovenスタックを使用するアプリチェーンは、レイヤー1にINITで決済手数料を支払う必要があります。VIPプログラムVIP(Vested Interest Program)は、INITのTVLなどの指標に基づき、ロールアップにINITで報酬を分配します。その後、ロールアップはその報酬をユーザーの利用実績に応じて配分することで、開発者、ユーザー、INIT保有者などの間で経済的連携が促進されます。アプリチェーン統合の基盤Initiaは、アプリチェーンを統合するレイヤー1プラットフォームとして話題となっています。すでに複数のアプリチェーンが参加しており、今後さらなる注目を集めていくかもしれません。
update2025.04.23 (水) 19:00
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BybitがMT5から仮想通貨商品を削除!変更点や今後の影響は?

2025年4月18日、大手海外取引所のBybit(バイビット)がMetaTrader 5(MT5)プラットフォームから仮想通貨(暗号資産)商品を削除することを発表しました。2025年4月25日から段階的に実施される今回の変更により、今後はMT5での仮想通貨取引ができなくなります。2025年5月2日に全ポジションが強制決済されるため、ユーザーは早急な対応が求められます。目次[非表示]MT5から仮想通貨を削除変更スケジュールの詳細仮想通貨の削除に至った背景考察ユーザーへの影響と対応策Bybit MT5の代替サービスは?早急にMT5からの移行をMT5から仮想通貨を削除Bybit(バイビット)は2025年4月18日に、同社の製品提供合理化の一環として、MT5から仮想通貨(暗号資産)商品を削除することを発表しました。この変更はMT5での仮想通貨取引にのみ影響するため、金、FX、指数、その他のCFD取引はこれまで通り利用可能です。今回の措置により、2025年4月25日からBybit MT5で新規の仮想通貨ポジションの構築ができなくなります。最終的には全ての既存ポジションが強制決済されるため、ユーザーは期限までに自身でポジションを決済するか、強制決済を待つかの選択を迫られることになります。変更スケジュールの詳細Bybit MT5の仮想通貨商品が削除されるまでのスケジュールは以下の通りです。日時(日本時間)概要2025年4月25日午後4時〜MT5での新規の仮想通貨ポジションの構築ができなくなります。また、既存のポジションは「決済のみ」可能になります。2025年4月25日午後5時〜MT5でのすべての保留中の仮想通貨注文が自動的にキャンセルされます。2025年5月2日午後4時〜MT5での全ての仮想通貨ポジションが市場価格で強制決済されます。日時(日本時間)概要2025年4月25日午後4時〜MT5での新規の仮想通貨ポジションの構築ができなくなります。また、既存のポジションは「決済のみ」可能になります。2025年4月25日午後5時〜MT5でのすべての保留中の仮想通貨注文が自動的にキャンセルされます。2025年5月2日午後4時〜MT5での全ての仮想通貨ポジションが市場価格で強制決済されます。仮想通貨の削除に至った背景考察今回、Bybit(バイビット)がMT5から仮想通貨(暗号資産)商品を削除する背景には、複数の要因が考えられます。公式発表では「製品提供の合理化」という説明にとどまっていますが、MT5は元々、FXや株式指数などの伝統的な金融商品向けに設計されており、仮想通貨取引との相性に課題があった可能性があります。また、仮想通貨業界では専用の取引プラットフォームが主流となっており、MT5経由での取引はユーザー数が限定的だった可能性も考えられます。あるいは、Bybitは自社開発の取引プラットフォームに資源を集中させる戦略を取っているとも推測されます。さらに、この発表の2日前にBybitは、一部のWeb3関連サービスの段階的な廃止についても発表しています。これらの動きを総合すると、Bybitは全社的な製品ポートフォリオの見直しを進めており、より収益性の高いビジネスに経営資源を集中させる戦略転換を図っているとも考えられるでしょう。ユーザーへの影響と対応策Bybit(バイビット)のMT5で仮想通貨(暗号資産)取引を行っているユーザーは、今回の変更を受けて早急な対応が必要です。まず、現在保有しているポジションについては、5月2日までに自ら決済するか、強制決済を待つかの選択を迫られます。市場の状況によっては強制決済時の価格が不利になる可能性もあります。相場状況を見極めた上で、自身に有利なタイミングを選んで決済するのが賢明だと言えるでしょう。また、今後もMT5を利用して仮想通貨取引を続けたいユーザーは、他のブローカーなどへの移行を検討する必要があります。一方、Bybitでの取引を継続したい場合は、Bybitの仮想通貨専用プラットフォームへの移行が考えられます。いずれの場合も、万が一のトラブルや税務申告に備えて、取引履歴やポジション情報の記録を取っておくことをお勧めします。Bybit MT5の代替サービスは?Bybit(バイビット)のMT5での仮想通貨(暗号資産)取引が終了することで、ユーザーは代替サービスへの移行を検討する必要があります。Bybit内では、同社のメインとなる仮想通貨取引プラットフォームがあり、こちらでは引き続き仮想通貨商品を取引できます。Bybitのメインプラットフォームは直感的なインターフェースで、多くの仮想通貨ペアにも対応しています。MT5を利用した仮想通貨取引にこだわる場合は、一部の海外ブローカーがMT5での仮想通貨取引サービスを提供しています。ただし、各サービスには取扱銘柄や取引条件などに違いがあるため、十分な調査と比較を行うことが望ましいでしょう。早急にMT5からの移行をBybit(バイビット)の今回の決定は、同社全体の製品ポートフォリオ見直しの一環であり、より効率的なサービス提供を目指す動きだと考えられます。MT5で仮想通貨(暗号資産)取引を行っているユーザーは、2025年4月25日からの段階的な変更に向けて早急な対応が必要です。ポジションを保有しているユーザーは、市場状況を見極めながら戦略的に決済のタイミングを判断し、必要に応じてBybitのメインプラットフォームなどへの移行も検討しましょう。また、万が一のトラブルや税務申告に備え、取引履歴の保存も忘れずに行っておくとよいでしょう。
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