ゴールド、ドル高基調の中1,731ドルのサポートラインが焦点

ゴールド（XAU/USD）は、本日12日はこれまでのところ下降トレンドがしっかりと出ている。全般米ドル高基調に戻ってきたためだ。世界の主要な経済圏におけるコロナウイルス症例の急増とワクチン普及の遅れにより、投資家のセンチメント（雰囲気）が悪化し、安全資産である米ドルの需要が高まっている。さらに、連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長が経済への明るい見方を示したことも米ドルの上昇要因となっている。

しかし、米国のPPIデータが良好だったことに鑑みると、インフレ期待の高まりで、インフレヘッジが可能な資産であるゴールドがある程度下支えされる可能性がある。 今週後半に予定されている米国の消費者物価指数（CPI）の発表に先立って、米国債利回りの動向に注目が集まる。