作成日
:2025.04.30
2025.04.30 19:26
本日のNY為替市場のドル円は、1-3月期米GDP速報値、4月ADP全米雇用報告、3月米PCEデフレーターなどを見極める展開となる。
1-3月期米GDP速報値は、前期比年率+0.2%と予想されており、前期の同比+2.4%からの大幅減速が見込まれている。4月29日時点のアトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」は▲2.9%となっており、マイナス成長に落ち込むネガティブサプライズに警戒しておきたい。
もし、米国の1-3月期GDPがマイナスとなり、4-6月期もマイナスだった場合、関税スタグフレーションからリセッション(景気後退)へ陥る可能性が高まることで、米連邦公開市場委員会(FOMC)での早期利下げ観測が高まることになる。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」が示している今年の追加利下げ時期は、6月米連邦公開市場委員会(FOMC)(▲0.25%=4.00-25%)と見込まれており、年内4回の利下げで12月のFF金利誘導目標は3.25-50%と見込まれている。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターの3月分は、前年比+2.2%と予想されており、2月の同比+2.5%からの伸び率鈍化が見込まれている。
予想通りに米国のインフレ率の低下が確認された場合、FOMCでの早期利下げ観測が高まることになる。
4月ADP全米雇用報告は、週末に発表される4月雇用統計の前哨戦となるため、要注目となる。
昨日発表された4月の消費者信頼感指数での労働市場格差に関する指数は15.1となり、3月の17.5から縮小し、4月の労働市場の悪化が示唆された。
また、本日は、米財務省が国債発行計画を公表することで、6月の米国債の大量償還や政府効率化省(DOGE)による歳出削減計画の影響などに注目しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、143.89円(4/28高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、141.49円(4/23安値)
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.04.30
作成日
:2025.04.30
最終更新
:2025.04.30
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Exnessで入出金に遅延が多発、安全に出金可能な方法は?
2025.04.25 19:30
CNP×RED°とは?国内人気NFTとエンタメ施設のコラボNFTが話題
2025.04.25 19:00
仮想通貨INITの将来性は?アプリチェーン統合レイヤー1「Initia」の特徴や評判
2025.04.24 19:00
BybitがMT5から仮想通貨商品を削除!変更点や今後の影響は?
2025.04.23 19:00
ソラナ(Solana)ブロックチェーン対応ウォレットを紹介!ウォレットの機能や作り方も解説
2025.04.22 19:30
WikiFXの評価は買われていた?GEMFOREXから報酬支払いの形跡
2025.04.22 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー