作成日
:2026.06.18


2026.06.18 19:54
NYタイムのドル円は、昨晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたタカ派的な据え置きスタンスを背景にした「ドルの底堅さ」と、年初来高値を更新したことによる「本邦通貨当局による実弾の円買い介入への強い警戒感」が拮抗する、神経質な展開を想定する。
日米の金融政策を巡っては、日銀が政策金利を1.00%程度へ引き上げたものの、内田日銀副総裁の会見が今後の継続的な利上げに対して慎重なトーンに留まったことで、市場の早期追加利上げ観測が後退。一方で、昨晩のFOMCでは大方の予想通りFF金利(3.50-3.75%)が据え置かれたものの、同時に公表されたドット・プロット(金利予測分布図)でメンバーの予測中央値が引き上げられ、年内1回の利上げ(9人が年内利上げを支持)が示唆された。
今回就任した新たな米連邦準備理事会(FRB)議長ウォーシュ氏は、自身のドットプロット提出を拒み、声明文からフォワードガイダンスを削除するなど、FRBの伝統的なコミュニケーション手法の「体制転換」を印象付けた。そうしたなかタカ派色を示した結果、日米の金利差が改めて意識されやすくなり、ドル高・円安トレンドを支える格好となっている。
ただ、ドル円はドル高の流れに沿って一時160.80円と昨日高値に面合わせしたものの、直後にまとまった売りが観測され160.48円まで一転下落するなど、上値での実弾介入への恐怖心が売り圧力を呼び込みやすい環境となっている。物価抑制の必要性を意識しているとされる高市政権が利上げ容認姿勢を窺わせていることから、円安に伴う輸入物価上昇への対抗措置として、為替政策面でも実弾介入に前向きな姿勢を示す可能性が高い。5月末時点の外貨準備高において、即座に原資となる預金が1622億ドル確保されていることも市場の心理的圧迫となっており、161円台を窺う局面や上値を追う局面では、突発的な実弾介入に伴う乱高下への警戒を怠ることはできない。
欧州・東京タイムを通じて、米10年債利回りの低下やWTI原油先物の74ドル半ばへの下落を背景に、ドル円は160円台で比較的狭いレンジで伸び悩むこう着相場となっていたが、再び底堅さを増し、160.90円台で年初来高値を更新中。介入への恐怖心からすれば積極的に上値を買い進みにくいものの、NY勢の本格参入後にドル高の地合いをさらに強めるか、あるいは当局が行動をとるのか見極めどころとなる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、過去の介入実績からも次の強い心理的節目として意識される161.00円や、2024年7月高値161.95円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、3日安値159.37円。本日まとまった売りで突っ込んだ際につけた160.48円も一つのポイントとして意識しておきたい。
(関口)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.06.18
![]()
作成日
:2026.06.18
![]()
最終更新
:2026.06.18
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

【検証済み】ThreeTraderのスプレッドは本当に狭い?ドル円・ゴールドも徹底調査
2026.06.18 19:00

PeskaがUSDTでの入出金に対応!仮想通貨取引所・個人ウォレットへの送金が可能に
2026.06.15 19:00

【EAユーザ必見】数十倍の高精度チャートで信頼度アップ!Myforexポートフォリオ
2026.06.12 19:00

海外FXの国内銀行出金は6月以降も使える?改正資金決済法の施行で何が変わるのか
2026.06.10 19:00

海外FXに海外取引所経由で入出金できなくなる?仮想通貨の金商法移行で無登録業者への規制が強化
2026.06.09 19:00

Titan FXがマイクロ口座の最大レバレッジを2,000倍に引き上げ!少額取引の資金効率が向上
2026.06.03 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー