作成日
:2026.02.26


2026.02.26 08:01
25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、日本政府が日銀審議委員に金融緩和と積極財政を志向する「リフレ派」とされる2人を充てる人事案を国会に提示したことによる円安の流れが続き156.82円まで上昇した。ユーロドルは、1.1771ドルから1.1814ドルまで上昇した。ユーロ円は日銀の早期利上げ観測が後退したことで184.77円まで上昇した。
本日の東京外国為替市場は、午前10時30分から予定されているタカ派の高田日銀審議委員の講演を見極めながら、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒していくことになる。
また本日、米国はスイスのジュネーブでウクライナとの二国間協議、さらにイランとも第3回目の核協議に臨むことになっている。ウクライナとの協議では、戦後復興などについて協議し、3月初めのロシアを交えた三者協議に繋げることになっている。イランとの核協議が決裂した場合は、米軍がイラン攻撃に踏み切る可能性が警戒されている。
タカ派の高田日銀審議委員(任期:2027年7月23日)は、1月の日銀金融政策決定会合で、「物価安定の目標」である2%はおおむね達成されており、海外経済が回復局面にある中で国内物価の上振れリスクが高いという理由から、2会合連続の利上げを主張していた。本日の講演でも早期利上げの必要性を主張すると思われる。
一方、高市首相による日銀への利上げ抑制圧力が強まりつつある。24日の新聞報道では、高市首相が植田日銀総裁との会談で、利上げに難色を示したとのことで、ドル円は156円台前半まで上昇した。昨日は、政府が、任期を迎える最後のリフレ派の野口日銀審議委員と中立派の中川日銀審議委員の後任として、リフレ派の中央大学名誉教授の浅田統一郎氏と青山学院大学教授の佐藤綾野氏を提示したことで、156円台後半までの円売り要因となった。
浅田氏は、「現代貨幣理論(MMT)」を提唱するリフレ派であり、佐藤氏も高圧経済論者であることで、積極財政論者として、高市政権の「責任ある積極財政」を金融面から援護射撃することが見込まれている。
日銀金融政策決定会合の9名のメンバーは、2028年4月までに植田日銀総裁、氷見野日銀副総裁、内田日銀副総裁、田村日銀審議委員、高田日銀審議委員の4名が任期を迎えることで、「サナエノミクス」を支持するリフレ派一色になる可能性が高まっている。
ドル円は、高市首相による「外為特会ホクホク」発言や日銀の利上げに難色報道などを受けて、高市政権による円安放置への警戒感から156円台まで上昇してきている。今後は、1月に日米協調での「レートチェック」により、ドル高・円安の流れを抑えた158円台に接近しつつあることで、本邦通貨当局がドル売り・円買い介入に踏み切るのか否かを見極めることになる。
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.02.26
![]()
作成日
:2026.02.26
![]()
最終更新
:2026.02.26
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

【EA開発者向け】REAL TRADEの使い方|使ってわかった限界から考える別ルート
2026.02.25 19:00

主要国内取引所から海外取引所とウォレットへの仮想通貨送金・受取可否を一覧で解説
2026.02.24 19:00

Bitgetからbitbankに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説
2026.02.20 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか
2026.02.19 19:00

bitbankからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説
2026.02.12 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に
2026.02.11 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー