作成日
:2025.10.30


2025.10.30 06:06
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は152.73円と前営業日NY終値(152.11円)と比べて62銭程度のドル高水準だった。米重要イベントを控えて、しばらくは152.00円を挟んだもみ合いの展開が続いていたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて一時153.06円まで値を上げた。
FRBは今日まで開いたFOMCで市場予想通り政策金利を3.75-4.00%に引き下げることを決めたと発表。量的引き締め(QT)と呼ばれるバランスシートの圧縮を12月1日で終了することも決めた。
声明では「米経済活動が緩やかなペースで拡大していることを示唆」「経済見通しに関する不確実性は依然として高い」「委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視しており、ここ数カ月で雇用に対する下振れリスクが高まったと判断」と指摘。採決ではミラン理事が前回と同様に0.50%の利下げを、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁が金利据え置きを主張し、反対票を投じたことが明らかになった。
また、パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で12月の利下げについて「既定路線というにはほど遠い」などと発言。米利下げ継続への期待感が後退し、米長期金利の上昇とともにドル買いが広がった。市場では「本日の会合での利下げを確実視しており、12月会合での利下げ実施の確率も高い」とみていた。
ユーロドルは6営業日ぶりに反落。終値は1.1601ドルと前営業日NY終値(1.1651ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。FOMCを控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行すると、1時過ぎに一時1.1666ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1669ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。
FOMCやパウエルFRB議長の発言を受けて、米追加利下げ観測が後退すると全般ドル買いが加速し、4時30分過ぎには一時1.1578ドルと日通し安値を更新した。
ユーロ円は小幅ながら続落。終値は177.18円と前営業日NY終値(177.23円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。22時30分過ぎに一時176.77円付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値176.64円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。FOMC後のドル円の上昇も相場を押し上げ、3時30分過ぎに一時177.59円と日通し高値を更新した。ただ、ユーロドルの下落につれた売りが出ると上値が重くなった。
本日の参考レンジ
ドル円:151.54円 - 153.06円
ユーロドル:1.1578ドル - 1.1666ドル
ユーロ円:176.64円 - 177.59円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.10.30
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作成日
:2025.10.30
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最終更新
:2025.10.30
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