作成日
:2025.08.13
2025.08.13 06:11
12日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.1675ドルと前営業日NY終値(1.1615ドル)と比べて0.0060ドル程度のユーロ高水準となった。21時前に一時1.1599ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.1590ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。注目の7月米消費者物価指数(CPI)が前年比で予想を下回ったこともドル売りを促した。エネルギーと食品を除くコア指数が前年比で予想を上回り、米10年債利回りが上昇に転じるとユーロ売り・ドル買いが強まる場面もあったが、反応は一時的だった。なお、市場では「警戒していたほどの物価上昇圧力が見られなかった」との声が聞かれた。
その後、トランプ米大統領が自身のSNSに「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は今すぐ金利を引き下げなければならない」「FRB本部改修をめぐりパウエルFRB議長の提訴容認を検討」と投稿するとドル売りが進行。「米労働省労働統計局(BLS)の次期局長に指名されたEJアントニー氏は月次の雇用統計の公表停止を提案した」との報道もドル売りを促した。前日の高値1.1676ドルを上抜けると一時1.1697ドルまで上値を伸ばした。
ドル円は3日ぶりに反落。終値は147.84円と前営業日NY終値(148.15円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。「今回の米CPIは関税の影響で強い結果になるのでは」との思惑が浮上する中、全般ドル買いが先行。21時30分前に一時148.52円と1日以来の高値を付けた。
ただ、指標結果が強弱入り混じる内容だったことが分かると売買が交錯し、147円台後半から148円台半ばでの一進一退の動きに。そのあとはBLSの次期局長に指名されたEJアントニー氏が「月次の雇用統計の公表停止を提案した」ことが伝わり、全般ドル売りが活発化した。0時30分過ぎに一時147.58円と日通し安値を付けた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは21時前に付けた高値98.62から97.90の安値まで低下した。
ユーロ円は3日続伸。終値は172.60円と前営業日NY終値(172.07円)と比べて53銭程度のユーロ高水準。特に新規のユーロ買い材料は伝わらなかったが、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけてはユーロ買いのフローが目立った。0時30分前には一時172.86円と日通し高値を更新した。
本日の参考レンジ
ドル円:147.58円 - 148.52円
ユーロドル:1.1599ドル - 1.1697ドル
ユーロ円:171.93円 - 172.86円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.08.13
作成日
:2025.08.13
最終更新
:2025.08.13
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