作成日
:2025.07.03
2025.07.03 06:05
2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は143.66円と前営業日NY終値(143.42円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻に一時144.25円まで上昇した影響が残ったものの、NY市場では上値が重かった。6月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が3.3万人減と予想の9.5万人増を大幅に下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時143.49円付近まで下押しした。
アジア時間に付けた日通し安値143.32円が目先サポートとして働くと、いったんは144.15円付近まで下げ渋ったものの、NY午後に入ると再び弱含んだ。5時前には143.57円付近まで押し戻された。
ユーロドルは10営業日ぶりに小反落。終値は1.1799ドルと前営業日NY終値(1.1806ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時1.1747ドルと日通し安値を付けた。ただ、この日発表の米雇用関連指標が予想より弱い内容だったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、5時前に1.1803ドル付近まで持ち直した。
ユーロ円は小反発。終値は169.49円と前営業日NY終値(169.33円)と比べて16銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時169.79円と日通し高値を付けたものの、6月30日に付けた約11カ月ぶりの高値169.89円がレジスタンスとして意識されると失速。22時前に一時169.04円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり169円台半ばまで持ち直した。
ポンドは全面安。ポンドドルは一時1.3563ドルと日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8670ポンドと日通し高値を更新した。ポンド円も本日安値となる195.37円まで値を下げた。スターマー英首相が財政規律を堅持する方針を掲げるリーブス英財務相への全面的な支持について明言を避けると、リーブス氏の進退を巡る臆測が急速に高まり英国債相場が急落(利回りは上昇)。ポンドにも売りが集まった。
ただ、英首相報道官が「リーブス氏が職を離れることはない」と述べ、「リーブス氏は首相の全面的な支持を受けている点は、首相が繰り返し明言している」と強調するとポンド売りは一服した。
本日の参考レンジ
ドル円:143.32円 - 144.25円
ユーロドル:1.1747ドル - 1.1810ドル
ユーロ円:169.04円 - 169.79円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.03
作成日
:2025.07.03
最終更新
:2025.07.03
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