作成日
:2025.07.02
2025.07.02 19:29
時間外の米長期金利の上昇に伴いドルに調整の買い戻しが入っているが、ドルの弱い地合いは変わっていない。トランプ関税の不確実性や米早期利下げ観測及びトランプ政権の大型減税案による財政赤字の拡大がドルの重しとなっている。
本日は明日に6月米雇用統計を控え、6月ADP雇用データを確認。今週の4日は米市場が独立記念日の祝日で休場となり、雇用統計は明日に発表される予定だ。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げ圧力を強めているほか、FRBメンバーからも7月の米国連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを言及する発言が聞かれている中、利下げを巡り雇用データの注目度が増している。6月雇用統計では非農業部門雇用者数と平均時給、失業率、いずれも先月より弱い結果が見込まれている。
昨日に発表された、5月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数は予想外に増加し、昨年11月以来の高水準となったが、採用は減少傾向にあり、トランプ大統領が設定した「相互関税」上乗せ分の一時停止期限が迫る中、労働市場は減速に転じた兆候が強まっているとの見方が強い。
パウエルFRB議長は昨日に関税のインフレへの影響を見極めるために「待つ姿勢」を改めて表明するも7月の利下げ可能性については否定せず、7月FOMCでの利下げ検討が「早過ぎるとは言えない」との認識を示した。
・想定レンジ上限
ドル円、21日移動平均線(本日144.56円近辺)や日足一目均衡表・雲の下限(本日144.59円近辺)が位置する144円半ばが上値めど。その上は6月27日の高値144.95円を意識した節目の145円大台の攻防に注目。
・想定レンジ下限
ドル円、本日これまでの安値143.32円や昨日の安値142.68円が下値めど。
(金)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.02
作成日
:2025.07.02
最終更新
:2025.07.02
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの出金リスク
2025.07.01 19:00
【検証】偽インフルエンサーの「稼げる話」を信じた結末は...?詐欺アカウントに接触してみてわかった投資詐欺の手口
2025.06.30 19:00
マイナー指数×高レバ取引が可能に!Vantage Tradingがアジア・欧州の株価指数を追加
2025.06.27 19:00
ビットフライヤーからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説
2025.06.26 19:30
【速報】イラン・イスラエル停戦報道でビットコイン反発、一時10万6,000ドル突破
2025.06.24 19:00
またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑
2025.06.23 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー