作成日
:2025.06.20
2025.06.20 19:36
本日のNY為替市場のドル円は、米国が休場明けとなる中、引き続き中東情勢を意識しながらの展開が見込まれる。
昨日NY時間にレビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ米大統領はイラン攻撃について2週間以内に決定する」「トランプ氏はイランとの外交が依然として選択肢であると信じている」と述べたことで、中東情勢を巡る過度な懸念が後退すると、本日の東京市場では「有事のドル買い」の巻き戻しの動きが見られたが、心理的節目の145円を前に下げ渋った。背景には、懸念が後退したとはいえ、イスラエル・イラン両国が戦争状態であることには変わりないことがありそうだ。この後も引き続き、関係者の発言に神経質な展開が見込まれる。
また、経済指標は6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表予定。市場予想は-1.0と、前月の-4.0よりマイナス幅が縮小する見通し。そのほか、5月景気先行指標総合指数も予定されている。なお、要人発言は特段予定されていない。
テクニカル面では、日足・一目均衡表の雲の上限が145.55円に位置しており、攻防の分岐点となっている様子。もし終値が雲の上限を上回ることができれば、強い買いシグナルとされる「三役好転」が点灯することとなり、翌週は上値を追いやすくなるかもしれない。取引時間中に前日高値145.77円を上回るか気になるところだが、こちらにも注目したい。
他方、カナダでは複数の経済指標の発表が予定されており、その中では4月小売売上高に注目か。市場予想はヘッドラインが前月比+0.4%と前月の+0.8%から鈍化、除自動車は同-0.2%と前月の-0.7%からマイナス幅の縮小が見込まれている。もっとも、市場の関心が中東情勢に集まる中では反応は限られるかもしれない。
想定レンジ上限
・ドル円は、昨日高値145.77円。超えると5月29日高値146.28円
・カナダドル円は、17日高値106.89円。
想定レンジ下限
・ドル円は、日足・一目均衡表の雲の下限144.89円。割り込むと転換線144.29円
・カナダドル円は、21日移動平均線105.28円。
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.20
作成日
:2025.06.20
最終更新
:2025.06.20
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
高値更新のBTCでVantageが500倍レバレッジを解禁!業界最高水準の取引環境を提示
2025.06.20 19:00
BigBossがiOS版アプリ「Trends」を正式公開!操作感そのままでサクッと取引可能に
2025.06.18 19:00
初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド
2025.06.17 19:00
Titan FXならドル円のスプレッドが本当にお得?実は取引手数料に落とし穴
2025.06.16 19:30
コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説
2025.06.12 20:00
bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説
2025.06.12 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー