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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り優勢

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New update 2025.05.16 10:08

update 2025.05.16 10:08

 16日の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。10時時点では145.09円とニューヨーク市場の終値(145.67円)と比べて58銭程度のドル安水準だった。1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%減、前期比年率0.7%減と市場予想より弱かった。結果発表後はまず円売りで反応したドル円だが、直ぐに切り返す動きに。昨日安値を割り込むとロングの投げを巻き込み、米長期金利の低下にも押されて145.00円まで下げ足を速めた。


 ユーロ円は軟調。10時時点では162.57円とニューヨーク市場の終値(162.97円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に歩調を合わせてクロス円も全般地合い弱く推移。小安く始まった日経平均が240円超まで下げ幅を拡大したことも重しとなり、ユーロ円は162.48円までユーロ安円高に振れた。

 また豪ドル円は92.75円、ポンド円も193.07円まで下値を広げ、昨日に軟調さが目立ったメキシコペソ円も7.44円まで売られた。


 ユーロドルはじり高。10時時点では1.1204ドルとニューヨーク市場の終値(1.1187ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが昨日レンジの下限を下回る4.41%台まで低下すると、1.1208ドルまでユーロ買いドル売りが進んだ。



本日これまでの参考レンジ

ドル円:145.00円 - 145.72円

ユーロドル:1.1182ドル - 1.1208ドル

ユーロ円:162.48円 - 163.06円



(小針)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.05.16

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Date

作成日

2025.05.16

Update

最終更新

2025.05.16

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FXONがグランドオープンキャンペーンを開催!ティッカーメーターをプレゼント

取引環境が優れた新興ブローカーとして注目を集めている海外FX業者のFXON(エフエックスオン)が、グランドオープン記念キャンペーンの開催を発表しました。キャンペーンでは先着100名に、人気ガジェット「TickrMeter(ティッカーメーター)」がプレゼントされます。ただし、プレゼントを受け取るためには、取引量の条件を満たす必要があります。本記事では、グランドオープン記念キャンペーンの条件や応募方法のほか、FXONの特徴も説明します。目次[非表示]グランドオープン記念キャンペーンを開催人気ガジェット「ティッカーメーター」をプレゼントキャンペーンの条件応募方法FXONとは主要通貨ペア・ビットコインのスプレッドが狭いレバレッジの時間帯制限がない安全な資金管理・補償制度FXONでお得に取引を始めるチャンスグランドオープン記念キャンペーンを開催グランドオープン記念キャンペーンの開催期間は、5月15日から7月15日までの約2ヶ月です。FXON(エフエックスオン)のリアル口座を保有している方であれば誰でも参加できます。期間2025年5月15日(木)~7月15日(火)対象者新規・既存ユーザー景品先着100名にFXON限定ティッカーメーターをプレゼントキャンペーンでは、先着100名にFXON限定の「ティッカーメーター」がプレゼントされます。先着順のため、期間中であってもガジェットがなくなり次第終了します。人気ガジェット「ティッカーメーター」をプレゼントティッカーメーターとは、各種金融銘柄のレートをリアルタイムで表示する手のひらサイズの人気ガジェットです。販売台数は25,000台を超えており、1台あたり15,000円前後の価格設定にもかかわらず、デザイン性・機能性の高さから人気を集めており、品薄の状態が続いています。ティッカーメーターがあればPC・スマホを開かずに、デスク上で市場価格を確認できます。通貨ペアや株式、暗号通貨に加え、株価指数やETFなど、幅広い銘柄の表示に対応しています。価格だけではなく、損益を表示させることも可能です。バッテリー駆動で最大4週間稼働するので、電源を確保できない場所にも設置できます。今回のキャンペーンでは、2台のティッカーメーターとスタンドがセットでプレゼントされます。キャンペーンの条件グランドオープン記念キャンペーンに応募するには、いくつか条件をクリアする必要があります。キャンペーン期間中にFXONのリアル口座を開設すでにリアル口座を保有している方も対象期間中にFX通貨ペア・貴金属を10ロット以上取引取引量の条件をクリアした後に申し込みフォームより応募ティッカーメーターを受け取るには、FXONのリアル口座でキャンペーン期間中に10ロット以上取引する必要があります。FX通貨ペアと貴金属以外の銘柄は、カウントの対象外となるので注意しましょう。10ロット以上取引した後は、忘れずに申し込みフォームから応募しましょう。また、FXONでは現在VPS無料キャンペーンと初シェアボーナスキャンペーンも開催中で、これらのキャンペーン特典をまとめて受け取ることも可能です。FXONキャンペーンページ5ロット以上取引すると、VPS無料キャンペーンの対象となります。今回のキャンペーンのために10ロット以上取引すれば、ティッカーメーターをもらえるだけではなく、VPSも無料で利用できるようになります。加えて、キャンペーンやFXONの使用感などをSNSで投稿すると、初シェアボーナスキャンペーンの現金ボーナス500円も受け取れます。10ロット以上の取引とSNSのシェアで、3つの特典が同時に手に入るお得感満載のキャンペーンと言えるでしょう。応募方法対象銘柄を10ロット以上取引したら、専用フォームに必要事項を記入して応募しましょう。手順1まずはFXONのキャンペーンページにアクセスしましょう。グランドオープンキャンペーン手順2「キャンペーン参加方法」の参加申し込みフォームをクリックします。手順3フォーム上部のドロップダウンリストが、「FXONグランドオープン記念キャンペーン応募フォーム」になっていることを確認し、必要事項を入力します。入力後は「I'm not a robot」にチェックを入れて、「送信」ボタンをクリックします。番号項目説明1ドロップダウンリスト「FXONグランドオープン記念キャンペーン応募フォーム」を選択します。2メールアドレスFXONに登録したメールアドレスを入力します。3お名前氏名を入力します。4お取引口座番号取引に使用した口座が複数ある場合は、すべての口座番号を入力します。手順4VPS無料キャンペーンと初シェアボーナスキャンペーンにも応募する場合は、ドロップダウンリストからそれぞれのキャンペーンを選択して、手順3と同様の要領で申請します。FXONとはFXON(エフエックスオン)は、2024年に設立された新興ブローカーです。FX業者としての運営歴は浅いものの、ハイスペックな取引環境から、海外FXユーザーの間で注目を集めるようになりました。主要通貨ペア・ビットコインのスプレッドが狭いFXONの特徴の一つとして、スプレッドが挙げられます。とりわけ狭いのがビットコインです。Myforexのスプレッド比較ツールのデータでは、5月13日時点でのBTCUSDの平均スプレッドは13.1pipsと、海外FX業者の中でもトップクラスの狭さを誇ります。BTCJPYの平均スプレッドについても、4,615.9pipsと低水準です。また、主要通貨ペアのスプレッドも他の海外FX業者と比較して狭く、平均スプレッドはEURUSDが0.9pips、USDJPYが1.3pipsとなっています。FXONのスプレッドの詳細やリアルタイムのスプレッドをチェックしたい場合は、下記のリンクからご確認いただけます。参照:リアルタイム スプレッド比較レバレッジの時間帯制限がないレバレッジの時間帯制限がない点もFXONの魅力です。海外FXでは、1,000倍を超えるレバレッジを採用しているブローカーも少なくありません。最大レバレッジだけを比較するのであれば、FXONよりも高いレバレッジで取引できる海外FX業者もあります。(エックスエムトレーディング)1,000倍(エクスネス)無制限(タイタンエフエックス)1,000倍(ビッグボス)1,111倍(エイチエフエム)2,000倍(エフエックスジーティー)5,000倍(エフエックスオン)1,000倍しかし、常に最大レバレッジで取引できるわけではなく、ブローカーによっては特定の時間帯のレバレッジを制限しているケースもあります。例えば、海外FX大手のExness(エクスネス)では無制限のレバレッジを採用していますが、週末の3時間と週明けの2時間は、最大レバレッジが200倍に制限されます。また、重要経済指標発表時も同様の制限が適用されるため、通常よりも必要証拠金額が高くなります。FXONの最大レバレッジは1,000倍と、Exnessと比較すると低くなっていますが、基本的に時間帯による制限がないため、週末・週明け、経済指標発表時にも最大レバレッジでの取引が可能です。そのため、経済指標発表などによる大きな値動きを利用して、少額の資金で利益を得ることもできます。安全な資金管理・補償制度ボーナスやスプレッドといった取引条件に加え、顧客資金を安全に管理しているかどうかも、FX業者を利用する前にチェックすべき重要なポイントです。FXONでは、バークレイズグループ傘下のABSA Bankの顧客資金用口座で分別管理を行っています。顧客資金は金融消費者保護法やプルデンシャル規則に従い厳格に管理されます。さらに、第三者仲裁機関であるThe Financial Commission(TFC)に加盟しています。万が一、顧客とFX業者の間で紛争が発生した際は、TFCが中立な立場から調査・仲裁を行います。業者側の不備により顧客に損害が生じたと判断されれば、最大で20,000ユーロの補償が受けられます。近年では、FX業者による出金トラブルが度々発生しているため、海外FX業者の利用に不安を感じている方は、こういった補償制度を導入しているブローカーを利用すると良いでしょう。FXONでお得に取引を始めるチャンスFXON(エフエックスオン)は低スプレッドや安全性の高い顧客資金管理など、取引環境が優れている海外FX業者です。一般的にFXONのような取引環境に力を入れているブローカーでは、キャンペーンやボーナスの提供は期間限定で実施されることが多く、開催のタイミングも不定期です。グランドオープン記念キャンペーンも期間限定のイベントであり、景品も先着順になっているため、予定よりも早く終了する可能性があります。今回のキャンペーンはFXONでお得に取引を始めるチャンスと言えるでしょう。仮想通貨や主要通貨のスプレッドが狭いブローカーを探している方は、キャンペーンに合わせてお試しで利用してみると良いかもしれません。
update2025.05.13 (火) 19:00
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MT4初心者必見!FX自動売買EAバックテストのよくあるトラブルと対策集

MetaTrader4(MT4)を使ってFXのEA(自動売買プログラム)をバックテストしていると、思わぬトラブルに直面することがあります。EAが動かない、結果が安定しない、期待通りのパフォーマンスが出ないなど、初心者にとっては原因を特定するだけでも大変です。本記事では、初心者が遭遇しやすい問題をケースごとに整理し、それぞれの解決方法をわかりやすく解説します。バックテストをスムーズに進めるための参考にしてください。目次[非表示]バックテスト前の不具合症状 「EAをそもそも選択できない」バックテスト時の不具合症状 「一度も取引されない」症状 「バックテストがすぐに終了してしまう」レポートの不具合症状 「バックテストの結果が表示されない」症状 「バックテストの結果が安定しない」症状 「バックテストの結果が良すぎる・悪すぎる」症状 「実運用の結果がバックテスト通りにならない」その他の症状はエラーをチェックバックテストが失敗する場合は原因を分析するバックテスト前の不具合そもそもストラテジーテスター上でEAを選択できないなど、バックテストを行う前に不具合につまづくことがあります。症状 「EAをそもそも選択できない」EAを選択できない状態とは、ストラテジーテスターの「エキスパートアドバイザ」コンボボックスの一覧に、バックテストを行いたいEAが表示されないことです。EAの配置を確認するEAがMT4に正しくインストールされていなかった場合、ストラテジーテスターに表示されません。よって、EAがMT4に正しくインストールされているか確認する必要があります。MT4の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択しましょう。次に「MQL4」のフォルダをクリックします。続いて、「Experts」のフォルダ内を確認してみましょう。フォルダ内に拡張子が「.ex4」のファイルが存在するか確認します。 拡張子は何を指す?拡張子が「.mq4」のファイルはEAのソースファイル、「.ex4」のファイルはEAの実行形式のファイルを指します。「.mq4」のファイルしか存在しない場合は、ソースファイルしか存在せずコンパイルされていない状態ですので、実行形式のファイルである「.ex4」へコンパイルしましょう。MT4を再起動する、または「ナビゲーター」ウィンドウの「エキスパートアドバイザー」からEAを右クリックして「更新」を押すと、コンパイルされます。コンパイルとは?コンパイルとは、編集する・作成するという意味の言葉です。EAのプログラムが記載されたソースファイルの内容を機械が理解できる言葉に変換することを指します。バックテスト時の不具合バックテスト時の主な不具合として「一度も取引されない」「すぐに終了してしまう」といった症状があります。それぞれの症状が起きた場合に確認するべきことや対処方法について順番にみていきしましょう。症状 「一度も取引されない」EAを選択してバックテストを実行したのに、一度も取引されずにバックテストが終わってしまうことがあります。ライセンスを確認する まずやるべきことは、ライセンスの確認です。口座縛り機能付きのEAでは、特定のFX業者や特定の口座番号でないと動作しないことがあります。ストラテジーテスターの「操作履歴」タブを確認しましょう。 「操作履歴」タブを右クリックして「すべてのジャーナルを消去」した後、バックテストを実行するとその際のエラーメッセージのみを見ることができます。たとえば、口座縛り機能付きEAが初期化時に口座チェックを行っている場合、「initialization failed」などのエラーが表示されます。このようなエラーが確認できた場合は、指定されたFX業者や口座でバックテストを行うか、利用ライセンスの詳細を提供元に問い合わせなければなりません。稼働条件を確認するEAによっては、特定の通貨ペア(USDJPY専用)や時間足(H1専用)でしか動作しないように設計されていることがあります。このようなEAでは、バックテスト時に通貨ペアや期間の指定を間違って設定すると、バックテストが実施されません。 EAが設計している条件と、バックテスト環境の設定が合っているかを確認しましょう。設定ファイルの置き場所を確認するEAの種類によっては、EAの実行形式である「.ex4」ファイル以外に設定ファイルなどを利用するように指示されている場合があります。その際、設定ファイルなどの置き場所が、実運用時とバックテスト時で異なるので注意しましょう。MT4の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択して表示される、「MQL4\Files」というフォルダが実運用時のファイル置き場です。一方でバックテスト時は「tester\files」に置く必要がありますので、注意しましょう。症状 「バックテストがすぐに終了してしまう」次にバックテストは実行できたのに、期間指定した終了日まで到達せずにすぐテストが終了してしまう場合があります。実行条件を確認するまずは、 ストラテジーテスターの「操作履歴」タブを確認しましょう。バックテストがすぐに終了してしまう1つ目の原因は、EAがバックテスト中に強制ロスカットになり、それ以上の取引ができないことです。 その場合、「操作履歴」タブには「Stop Out」のメッセージが表示されます。EAが強制ロスカットになってしまう原因として、ロジックが悪い・初期証拠金が少な過ぎる・ロット数が大きすぎるなどが考えられます。バックテスト時に指定する初期証拠金の金額と通貨単位が、EAの推奨値と合っているかをチェックしましょう。ストラテジーテスターの「エキスパート設定」ボタンをクリックします。「テスト設定」タブを選択すると、初期証拠金を確認できます。初期証拠金の通貨は変更できる初期証拠金の通貨コンボボックスは選択するだけでなく編集もできます。円建てでテストを行いたい場合は「JPY」と手入力しましょう。また「パラメーターの入力」タブを選択すると、EAが用いる各種パラメーターが確認できます。ロット数に該当する項目を、利用している業者の最小ロット数(0.01など)に指定して、バックテストが最後まで完走するかを確認してみましょう。 バックテストが終了してしまうパターンを確認するバックテストがすぐに終了してしまう2つ目の原因は、EAの内部で適切なエラー処理が行われていないことです。この場合、バックテストは毎回途中まで進みますが、ある場所で止まるケースがあります。たとえば、ロジック上にエラーがあると以下のように 「操作履歴」タブ内に、「zero divide(ゼロ割りというロジック上のエラーの発生)」と表示されることがあります。ロジック上のエラーは他にも多数あります。EA自体にミスがあり発生したエラーの対処方法は、EAを自作しているか第三者から提供されているかで変わります。ケース対処法EAを自作している場合エラー内容を確認してロジックを修正する第三者からEAが提供されている場合提供元に確認するEAを自作している場合エラー内容を確認してロジックを修正する第三者からEAが提供されている場合提供元に確認するまた、特定の期間で毎回エラーが発生する場合は、その期間を除いてバックテストを行い回避できるか試してみましょう。レポートの不具合バックテストは実行されたものの、「結果が表示されない」「結果が安定しない、または良すぎたり悪すぎたりする」といった症状があります。それぞれの症状が発生した場合の対処法についてみていきしましょう。症状 「バックテストの結果が表示されない」バックテストは実行できたものの、結果が表示されない場合があります。マイナスの結果を表示するストラテジーテスターを用いた最適化を行っている場合、MT4の初期設定では損益がマイナスになった結果は表示されません。「最適化結果」タブ上で右クリックしてコンテキストメニューを表示した上で「マイナスの結果を表示しない」のチェックを外しましょう。次回の最適化結果から、マイナスの結果も表示されるようになります。 負荷を軽くするバックテストはそもそも負荷が高い処理です。したがって、特に処理に充てられるリソースが限定されていることが多いVPS環境下では、いくら待ってもバックテストが終了しなかったり、MT4がフリーズしたりすることがあります。加えて、負荷を抑えるためには以下の方法も有効です。テスト期間を長期間にせずに細かく分ける精度を落として負荷を軽減するモデルを「全ティック」から「コントロールポイント」や「始値のみ」に変更するただし、負荷を軽減すると、バックテストの精度が落ちることがあるので、どの項目を調整するのかバランスが重要です。ビジュアルモードをやめるビジュアルモードはバックテスト時に実際の値動きを見たり、インディケータなどをグラフィカルに表示しながらEAの動きを確認できますが、描画処理の負荷が高く時間がかかってしまいます。 ストラテジーテスターの「ビジュアルモード」のチェックを外して症状が改善するか試してみましょう。症状 「バックテストの結果が安定しない」バックテストは最後まで実行できたのに、結果が安定しない症状が発生することがあります。結果が安定しない原因として、スプレッドが広がっている際にバックテストをしていたり、欠損したデータでバックテストを行っていたりすることが考えられます。スプレッドを固定するストラテジーテスターのスプレッドを「現在値」のままにしてバックテストを行うと、実行する日によって結果が大きくブレるケースがあるので注意が必要です。特に土日に実施するバックテストでは、市場が閉じる直前のスプレッドが反映され、通常よりも高い値になる傾向があります。スプレッドの極端な広がりを避けるためには、スプレッドを「5」や「10」などの固定値に設定すると良いでしょう。 遺伝的アルゴリズムをやめる遺伝的アルゴリズムを使うことで、最適化のプロセスを効率化できます。しかしパラメータの組み合わせを総当たりで最適化を実行する場合と比べてランダム性があるため、実行する度に異なる結果が表示されることがあります。したがって、遺伝的アルゴリズムは有効なパラメーターの傾向をつかむために活用することがおすすめです。遺伝的アルゴリズムで広範囲のパラメーターを検証し、パラメーターの傾向がつかめたら、機能を無効にします。そして、一部のパラメーターだけを総当たりでチェックするなど組み合わせて利用しましょう。ティックデータを利用していないか確認するMT4にはM1足よりも細かいティックデータを疑似的にランダム生成してテストを行う機能が備わっているものの、データの精度は高くありません。特にスキャルピングを行うEAでは、毎回結果が異なることが珍しくなく、たとえばM1足でバックテストをするとモデリング品質が25%以下にしかなりません。この問題は、疑似ティックデータではなく、有償ヒストリカルデータを用いてバックテストを行うことで解決できます。ヒストリカルデータを再ダウンロードするテスト結果に急激な変動があったり、不自然な動きが見られたりする場合はヒストリカルデータの欠損や不整合が原因である可能性があります。「レポート」タブを開き、M1足以外の時間足でもモデリング品質が90%以上になっていない場合は、データが存在しない期間を含んでバックテストを行っていないか再度確認しましょう。また一度ヒストリカルデータを削除して、再ダウンロードすれば解決できる場合もあります。症状 「バックテストの結果が良すぎる・悪すぎる」スプレッドを低く設定しすぎたり、口座通貨が揃っていなかったりすることで、バックテストの結果が良すぎたり、または悪すぎたりするケースがあります。適切なスプレッドを設定するスプレッドが極端に低いなど不自然な値を設定すると、バックテスト結果が極端に良くなります。実際に提示されない低いスプレッドでバックテストを行っても意味はないので、取引環境に近い現実的なスプレッドを指定しましょう。バックテストを口座通貨に揃えるバックテストと口座の通貨が異なると、テスト結果が大きくずれてしまいます。たとえば、円建て口座で1ロット当たり720円の手数料が発生するケースで考えてみましょう。以下は有料のヒストリカルデータを導入した際に見ることができる情報です。 手数料のベースにある「720」という数字は、1ロット当たり720円の手数料が発生するという意味です。円建て口座にもかかわらずバックテストの通貨をUSDにした場合、手数料がドル単位となってしまいます。つまり、手数料が720ドルと認識されるので、損益が大きく悪化します。口座がドル建てか円建てかを確認し、バックテストの初期証拠金の通貨単位も同じものを利用しましょう。症状 「実運用の結果がバックテスト通りにならない」バックテストの結果と実運用でのトレード成績が異なるケースももちろんあります。バックテストでわかる情報は、あくまで過去の相場でのパフォーマンスです。バックテストの結果は良かったものの、実運用を始めるとパフォーマンスが悪くなることは珍しくありません。バックテストの結果を信頼して最初から大きなロット数で運用するのではなく「デモ口座で運用する」「小ロット数でリアル口座で運用する」「徐々にロット数を増やしていく」など、段階的に運用していきましょう。その他の症状はエラーをチェックMT4でバックテストをする際に、上記で解説した以外の症状が発生することもあります。その場合は、基本的にエラーメッセージをチェックします。実運用ではMT4のターミナルウィンドウにある「エキスパート」や「操作履歴」タブ、バックテストではテスターウィンドウにある「操作履歴」タブを確認してください。そこに表示されているエラーメッセージをGoogleやYahoo!などで検索すると、解決策が見つかるはずです。バックテストが失敗する場合は原因を分析する操作方法に慣れるまではストラテジーテスターが上手く動作しないことが良くありますが、原因を冷静に分析し、一つずつ対策を講じていけば解決できるでしょう。初心者のうちは慣れないことも多いですが、トラブルを一つ一つ乗り越えることで、MT4の理解が深まり、精度の高いバックテストができるようになります。最終的には、この経験の積み重ねが実運用での成功につながります。困ったときは本記事を参考に、解決への一歩を踏み出してみてください!
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