作成日
:2025.05.15
2025.05.15 13:43
本日のロンドン為替市場では、序盤は英国の経済指標を受けたポンド相場が中心の動きか。ユーロについては、欧州金融当局者の講演や3月ユーロ圏鉱工業生産で上下する場面があるかもしれない。また、トルコで予定されているウクライナとロシアの協議内容にも目を向けておきたい。
英国からは、1-3月期や3月の国内総生産(GDP)速報値や3月鉱工業生産が発表予定。(評価は分かれるものの)英米貿易協定が結ばれたことで、英経済に対する悲観的な見方は後退しつつある。本日のデータに対する予測はまちまちだが、前回から上振れ予想の1-3月期GDP(前期比)のプラス幅や、下振れ見込みの3月鉱工業生産のマイナス幅がポイントとなりそうだ。
ポンド相場では、対ユーロの動きに注目。今週に入りユーロポンドは4月初旬以来の安値を更新したものの、0.84ポンド手前では下げ止まっている。0.8410ポンド台には90日移動平均線が位置し、0.8390ポンド付近には200日移動平均線も控えており、長期線を巡る攻防が暫く続きそうだ。
ユーロ圏からも1-3月期GDPが発表されるがこちらは改定値であり、相場インパクトは弱いだろう。3月鉱工業生産については、前月比・前年比ともに2%台の上昇が見込まれている。ほか、欧州中央銀行(ECB)のチポローネ専務理事とデギンドス副総裁が講演予定。前者は、これまでのスタンス通りにハト派を維持しそうだ。どちらかというとハト派と捉えられる後者の発言内容を確かめたい。
トルコのイスタンブールで開催予定のウクライナとロシアの協議には、最初に言い出したプーチン露大統領は欠席するもよう。後ろ盾となることを期待されたトランプ米大統領も不参加が報じられた。和平の向けての進展はそれほど望めない状況で、両者の要求内容がまずは注目となる。なお、ゼレンスキー・ウクライナ大統領はトルコに向かっているが、イスタンブールではなく首都アンカラとされている。
想定レンジ上限
・ユーロドル、昨日高値1.1266ドル
・ポンドドル、昨日高値1.3360ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、ピボット・サポート2の1.1101ドル
・ポンドドル、12日安値1.3140ドル
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.05.15
作成日
:2025.05.15
最終更新
:2025.05.15
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
FXONがグランドオープンキャンペーンを開催!ティッカーメーターをプレゼント
2025.05.15 19:00
MT4初心者必見!FX自動売買EAバックテストのよくあるトラブルと対策集
2025.05.13 19:00
Exnessの海外入出金で銀行口座が凍結されるケースが発生
2025.05.09 19:00
XS.comがスワップフリー銘柄を追加!エネルギーを低コストで取引可能に
2025.05.08 19:00
テスタ氏の楽天証券口座に乗っ取り被害が発生!SNSでは不安の声が多数
2025.05.02 19:00
GEMFOREX関係者がSAMURAI FXを設立?AxonMarketsとの共通点とは
2025.05.01 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー