作成日
:2025.02.12
2025.02.12 19:44
本日のニューヨーク為替市場では、序盤に発表される1月米消費者物価指数(CPI)を受けた米金利の動きがまず注目される。その後にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が、本日は米下院金融サービス委員会で証言予定。もっとも、昨日にも上院銀行委員会の公聴会で話しており、相場を驚かすような内容は出てこなさそうだ。それよりも、NY午後の米10年債入札結果でドル相場が動意付くことがあるかもしれない。
1月米CPIは前年比総合が2.9%上昇と前回から横ばい予想と、3カ月連続で加速した後に一服感がでそうだ。一方、前年比コアが3.1%上昇と前回から0.1ポイント鈍化が見込まれている。こちらは予想通りであれば、2021年春以来の低い伸び率となる。
次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は3月18-19日に開催予定。その約3週間前に1月PCEデフレーター、1週間ほど前には2月CPIと重要インフレ指標が発表される。昨日のパウエルFRB議長の発言でも、追加利下げを急ぐ必要なしが確認されており、本日の結果が政策スタンスに大きな影響を与えることはないだろう。
しかしながら、トランプ大統領の目指す政策がインフレ圧力を高めるとの見方が根強いなか、政策実行前のCPIが上振れるようだと市場はより敏感に反応しそうだ。今後のインフレ加速への警戒感から米金利先高観が強まるようだと、アジア時間に見られたドル買い円売りの動きが更に進むかもしれない。
ほか本日は、前述した米財務省による10年債入札やボスティック米アトランタ連銀総裁講演も予定されている。また、市場は免疫が徐々につきつつあるが、トランプ米大統領の金融・経済関連の発言には注意しておきたい。
想定レンジ上限
・ドル円、90日移動平均線153.93円を超えると21日移動平均線154.52円が次の目標値。
想定レンジ下限
・ドル円、200日移動平均線152.75円を下抜けても本日安値152.38円辺りで支えられるか。
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.02.12
作成日
:2025.02.12
最終更新
:2025.02.12
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!
2025.02.12 19:30
【MT4/MT5】フィボナッチを自動で描写!便利なインディケータを徹底比較
2025.02.12 19:00
XS.comで優待ロイヤルティサービス「VIPプログラム」を開始!ランクの達成条件と特典は?
2025.02.11 19:00
ThreeTraderが新決済サービス(Peska)を導入!利便性がさらに向上
2025.02.10 19:30
Bybitなど海外取引所アプリが日本のAppStoreから削除|金融庁が停止要請
2025.02.07 20:00
Zoomexのローンチパッドに仮想通貨WLFが登場!参加方法やWLF PROJECTの独自トークンについて解説
2025.02.07 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー