作成日
:2025.01.29
2025.01.29 13:37
本日のロンドン市場でのユーロドルは、本日から明日にかけて予定されている米・欧での金融政策発表を前に様子見ムードが漂いやすいと見る。
現時点での市場予想は、米は金利据え置き、欧は0.25%利下げとなっている。通常であれば声明で今後の金融政策の方向性が注目されるが、今回は20日にトランプ米大統領が就任した直後であり、声明で米大統領就任による経済への影響についてどのような見解を示すかも、注目点の一つとなっている。それらを見定めようとする動きが強まるようだと、商いが手控えられれやすくなると見る。そうなると、ユーロドルは東京市場に続き1.04ドル台前半でビッグイベント待ちとなる事もありえる。
また、主だった経済イベントは2月独GFK消費者信頼感調査くらいと少なめ。インパクトは小さく、相場への影響は限られそう。欧州金融当局者の発言も特に予定されておらず、手掛かり材料難の様相となっている。
他方、スウェーデン中銀(リスクバンク)が政策金利を発表予定。市場予想は0.25%引き下げて2.25%にすると見られている。もし引き下げられると5回連続となる。昨年12月の理事会の声明で「2025年前半にもう一度金利が引き下げられる可能性」との見方が示される中、8日の12月消費者物価指数(CPI)・前年比がヘッドライン・コア共に予想を下回る伸びに留まったことも、利下げ観測を後押しした模様。声明では今後の金融政策の方向性のほか、トランプ米大統領就任による影響などについても言及があるか気になるところだ。
想定レンジ上限
・ユーロドル:27日高値1.0533ドル
・スウェーデン・クローナ円:200日移動平均線14.34円
想定レンジ下限
・ユーロドル:日足・一目均衡表の基準線1.0356ドル
・スウェーデン・クローナ円:日足一目均衡表・雲の上限14.00円
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.01.29
作成日
:2025.01.29
最終更新
:2025.01.29
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