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New update 2025.01.07 14:18

update 2025.01.07 14:18

1.0620ドル OP7日NYカット

1.0585ドル OP9日NYカット大きめ

1.0575ドル OP13日NYカット大きめ

1.0550ドル OP13日NYカット

1.0545ドル OP9日NYカット

1.0540ドル OP9日NYカット

1.0530ドル 超えるとストップロス買い

1.0525ドル OP9日NYカット

1.0510ドル OP9日NYカット

1.0500ドル 売り、OP7・8・9日NYカット

1.0480ドル OP13日NYカット

1.0460ドル 超えるとストップロス買い

1.0450ドル OP9日NYカット

1.0440ドル 売り・超えるとストップロス買い、OP9日NYカット

1.0400ドル 売り・超えるとストップロス買い、OP10日NYカット大きめ


1.0393ドル 1/7 14:17現在(高値1.0394ドル - 安値1.0376ドル)


1.0375ドル 買い小さめ、OP7日NYカット

1.0350ドル 買い・割り込むとストップロス売り、OP9日NYカット大きめ/OP10日NYカット

1.0325ドル OP7日NYカット

1.0315ドル OP10日NYカット

1.0300ドル OP7日NYカット非常に大きめ/OP9・10・13日NYカット大きめ

1.0275ドル OP10日NYカット

1.0270ドル OP9日NYカット大きめ

1.0260ドル OP9日NYカット

1.0255ドル OP9日NYカット

1.0250ドル OP7・9日NYカット

1.0225ドル OP10日NYカット

1.0220ドル 買い

1.0200ドル OP9日NYカット非常に大きめ/OP10日NYカット


※オプション(OP)設定水準の手前では防戦の売買が、抜けたところではストップロスの売買が活発化しやすい。また、期限(カットオフタイム)に向けて設定水準に収れんする動きを見せる場合もある。

 オプション数量表現の目安 大きめ:10億通貨単位以上、非常に大きめ:20億通貨単位以上、極めて大きめ:30億通貨単位以上。



(山下)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.01.07

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Date

作成日

2025.01.07

Update

最終更新

2025.01.07

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暗号資産 話題のニュース

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。2024年12月30日には、大手取引所Binance(バイナンス)がメガドロップでのSOLVの取り扱いを発表し、SNS上でも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。目次[非表示]仮想通貨SOLVがBinanceメガドロップに登場仮想通貨SOLVとはビットコインのステーキングが可能断片化したビットコインの流動性を統一ステーキングの複雑さを簡素化SNSでの評判仮想通貨SOLVの将来性大手VCからの資金調達に成功ビットコイン投資の一般化TVLは26億ドルを突破仮想通貨SOLVのトークノミクスSOLVの配分先と比率SOLVの使い道仮想通貨SOLVのリスクビットコインの普及が追い風となるか仮想通貨SOLVがBinanceメガドロップに登場2024年12月30日、大手海外取引所のBinance(バイナンス)が、メガドロップでの仮想通貨(暗号資産)SOLVの取り扱いを発表しました。画像引用:BinanceBinanceメガドロップは、Binanceが新しく発表したトークンローンチプラットフォームです。仮想通貨BNBをステーキングしたり、Binance Web3ウォレットを使ってクエストを完了することで、ポイントを獲得できます。このポイント数に応じて、各ユーザーに合計5億8,800万SOLVが分配されるようです。SOLVのメガドロップは、2025年1月7日午前9時〜1月17日午前8時59分(日本時間)まで開催されます。その後、SOLVは2025年1月17日午後7時(日本時間)にBinanceに上場する予定です。仮想通貨SOLVとは仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。画像引用:Solv ProtocolSOLVは、プロトコル上でのステーキングやガバナンス投票などに利用されます。また、SOLVの保有者はSolvBTC(詳細は後述)の償還手数料などが割引されるメリットもあります。ビットコインのステーキングが可能Solv Protocolでは、ビットコインをステーキングして報酬を獲得できます。保有しているビットコインを運用し、利回りを得たいユーザー向けのプロトコルとなっています。ビットコインは市場全体の時価総額の約50%を占める仮想通貨です。しかし、イーサリアム(ETH)のようにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)のステーキングの仕組みがないため、ネイティブな利回りを得る手段がありません。そこでSolv Protocolは、ビットコインを運用できる仕組みを提供し、ビットコインの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。ステーキングの流れユーザーは、ビットコインもしくはビットコインのラップドトークンをSolv Protocolに預けると、SolvBTCを受け取れます。SolvBTCはビットコインに1:1でペッグ(価格連動)するトークンです。SolvBTCは様々なDeFiプロトコルで運用できますが、SolvBTCをステーキングして利回りを獲得することも可能です。Solv Protocolでは、以下の4つのプロジェクトと提携しており、ステーキング先を選択できます。画像引用:Solv ProtocolBabylonJupiterEthenaCoreSolvBTCをステーキングすると、ユーザーは各プロジェクトのLST(リキッドステーキングトークン)を受け取れます。例えば、BabylonでSolvBTCをステーキングしたらSolvBTC.BBNを、EthenaでステーキングしたらSolvBTC.ENAを受け取ります。これらのLSTは各種DeFiでの運用もできるため、ステーキング報酬を得ながら、さらなる利回りを獲得することも可能です。断片化したビットコインの流動性を統一現在の仮想通貨市場では、WBTCやcbBTC、BTCBなど様々なビットコインのラップドトークンがあります。これらのトークンを使うことで、ユーザーはDeFiでのビットコインの運用が可能となります。しかし、多様なラップドトークンが流通したことで、複数のチェーン間で流動性が断片化(サイロ化)していると、Solv Protocolは説明しています。これによりチェーン間でのシームレスな移動が難しくなり、DeFiでのビットコインの利用が制限される可能性があるでしょう。Solv Protocolはこの問題を解決するために、複数のチェーンの流動性を統合したSolvBTCを発行しました。SolvBTCを利用することで、ユーザーは以下のチェーンを自由に移動しながら、様々なDeFiプロトコルでビットコインを運用できるとしています。EthereumBNB ChainAvalancheArbitrumBaseBOBMantleMerlinステーキングの複雑さを簡素化画像引用:Solv ProtocolSolv Protocolは、SAL(Staking Abstraction Layer:ステーキング抽象化レイヤー)と呼ばれるコアインフラを開発しています。SALでは、複数のエコシステムでの複雑なビットコインステーキングを、統一のインターフェースを提供して簡素化しています。ユーザーはSALを利用することで、複数のブロックチェーンでの多様な運用方法にアクセス可能です。SNSでの評判X(旧Twitter)では、仮想通貨(暗号資産)SOLVに関する様々な投稿が見られます。直近では、BinanceメガドロップでのSOLVの取り扱いに対して、ポジティブな反応をしているユーザーが複数確認できました。また、仮想通貨市場でビットコイン(BTC)関連のエコシステムが注目されていることもあり、「ビットコインを活用できるSolvにはかなり期待」と投稿しているユーザーも見られます。一方、ネガティブな意見として、Solv Protocolが預け入れられたビットコインをロックせずに循環させ、TVLを水増ししているとの疑惑が出ています。Solv Protocolのファウンダーは疑惑を否定していますが、利用者は念のため疑惑の内容を確認しておいてもよいでしょう。仮想通貨SOLVの将来性仮想通貨(暗号資産)SOLVの将来性に関わる項目として、以下が挙げられます。大手VCからの資金調達に成功ビットコイン投資の一般化TVLは26億ドルを突破大手VCからの資金調達に成功画像引用:Solv ProtocolSolv Protocolは、これまでに合計2,500万ドルもの資金調達に成功しています。投資家にはBlockchain CapitalやBinance Labs、Laser Digital、OKX Venturesといった大手VCが顔を揃えています。こういった点からも、Solv Protocolには強力な後ろ盾があることがわかります。ビットコイン投資の一般化2024年1月にはアメリカでビットコイン(BTC)現物ETFが承認され、トランプ次期大統領も仮想通貨政策を押し進めるなど、今後は世界中でビットコイン投資が一般化していく可能性があります。ビットコインへの投資が拡大するに伴い、ビットコインの運用需要も高まっていくと考えられるでしょう。こういった流れは、Solv Protocolにとって追い風となり、利用拡大に繋がっていくかもしれません。TVLは26億ドルを突破画像引用:Solv Protocol当記事執筆現在(2025年1月9日)、Solv Protocolには約2万5,000枚ものビットコインが預け入れられており、TVLは26億ドルを超えています。トータルユーザー数も70万人を突破するなど、ビットコイン保有者からの支持を獲得しています。今後もSolv Protocolが安定的なサービスを提供できれば、ますますビットコインホルダーの取り込みが加速するかもしれません。仮想通貨SOLVのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)SOLVの総供給量は96億6,000万SOLVですが、ネットワークガバナンスによって増加する可能性があります。初期総供給量は84億SOLVとなっており、上場時の初期流通量はそのうちの17.65%(14億8,260万SOLV)となる予定です。SOLVの配分先と比率仮想通貨SOLVの分配先と比率は、下の画像の通りです。総供給量の配分先と比率初期総供給量の配分先と比率チームやアドバイザーのトークンは、1年のロック期間を経た後、2年9ヶ月かけて徐々にロック解除されます。このことから、運営側は長期的にプロジェクトを運営していく意向を持っていることがわかります。また、プライベートセール投資家に割り当てられたトークンは、1年のロック期間を経た後、1年9ヶ月かけて徐々にロック解除されるスケジュールが組まれています。画像引用:BinanceSOLVの使い道仮想通貨SOLVの使い道として、以下などが挙げられます。ガバナンスステーキング手数料割引ガバナンスSOLVはガバナンストークンとして機能し、保有者はプロジェクトの方向性を決める投票に参加できます。ステーキングSOLVをSAL(Staking Abstraction Layer)でステーキングすると、プロトコルからの報酬を得られます。手数料割引SOLVの保有者は、SolvBTCの償還手数料などの割引を受けられます。仮想通貨SOLVのリスク仮想通貨(暗号資産)SOLVのリスクとして、SolvBTCのデペッグ(価格乖離)が挙げられます。ユーザーはSolv Protocolにビットコイン(BTC)もしくはビットコインのラップドトークンを預けると、SolvBTCを受け取れます。SolvBTCは、ビットコインに1:1でペッグしたトークンですが、ビットコインではありません。そのため、もしユーザー資産を保管しているウォレットにハッキングなどが発生した場合、SolvBTCがビットコインとデペッグしてしまう可能性があります。SolvBTCのデペッグなど、Solv Protocolで何らかのトラブルが発生した際には、ネイティブトークンであるSOLVの価格にも影響があると考えられます。SOLVへの投資を検討する際には、こういったリスクに注意する必要があるでしょう。ビットコインの普及が追い風となるかSolv Protocolは、ビットコイン(BTC)をステーキングして運用できるプロトコルです。今後、ビットコインへの投資が一般化していくことで、Solv Protocolの利用者も拡大していく可能性があります。ビットコインエコシステムに注目している方は、Solv Protocolの動向にも注視しておくとよいかもしれません。
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update2025.01.10 (金) 19:00
FXブローカー 話題のニュース

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

バックテストの重要性はよく耳にするものの、「専門用語が多くて不安」「初心者の自分もやるべきか」「できればやらずに済ませたい」と考える人もいるでしょう。ストラテジーテスターは、MetaTrader4(MT4)でEA(自動売買プログラム)を使う上で欠かせない機能ですが、FXを始めたばかりの方にとっては少し敷居が高く見えることも事実です。この記事では、単なる手順ではなくストラテジーテスターの実践的な使い方を丁寧に解説します。一緒に基本を押さえて、未来のトレード成功への第一歩を踏み出しましょう!目次[非表示]初心者必見!MT4のストラテジーテスターが超重要な理由ストラテジーテスターは過去の相場を体験できるタイムマシンEAのベストパフォーマンスを引き出せる最適化をするとこんなにも差が出る提示されたバックテストの結果では不十分な理由EAのテストにあたっての心構えEAは段階を踏んで運用するものいきなりマスターしようとしなくて大丈夫テスト結果を鵜呑みにしない期待値で考えるMT4のストラテジーテスターを使うための準備EAの準備FX業者の口座開設ヒストリカルデータの設定MT4のストラテジーテスターを使ったバックテスト手順とパラメータ最適化【STEP1】ストラテジーテスターの設定【STEP2】ストラテジーテスターの実行【STEP3】最適化対象とするパラメータの見極め【STEP4】基本的なパラメータ最適化方法【STEP5】最適化結果の確認【STEP6】最適化したパラメータでバックテスト実行【STEP7】ロット数による純益とドローダウンの調整結果の確認と本運用に向けた心がけ具体的な数値を想像し、許容できる範囲で運用する本当にFXで運用すべきか最悪、全額無くなるリスクを理解するストラテジーテスターがうまく動かない場合ヒストリカルデータが不足しているテストするEAやインジケーターが正しく読み込めていないストラテジーテスターの設定ミスパソコンの性能が不足しているエラーメッセージをチェックするEAを使うならストラテジーテスターでバックテストをしよう初心者必見!MT4のストラテジーテスターが超重要な理由MT4で自動売買を行うにあたってストラテジーテスターは、「使わないなんて考えられない!!」というくらい重要な機能です。過去の相場を体験したり、EAの性能を最大限に引き出たりする方法を学ぶことで、運用の精度を高めることができます。そもそもストラテジーテスターとは何か、そしてなぜ重要なのか、その活用法と注意点を見ていきましょう。ストラテジーテスターは過去の相場を体験できるタイムマシンストラテジーテスターを使うと、ヒストリカルデータと呼ばれる過去の為替レートのデータを使って、EAの取引ロジックがどのくらい効果的かを確認できます。ヒストリカルデータとは?ヒストリカルデータとは、過去の相場の値動きに関するデータのことです。FXでのヒストリカルデータには、特定の時間足に対応して4本値(OHLC)などのデータをまとめたものや、ミリ秒単位ですべての値動きを記録したティックデータがあります。つまり、過去にタイムスリップして、EAがその時の相場でうまくいったかを試せるようなものです。EAのベストパフォーマンスを引き出せるEAには入力可能なパラメータが複数ありますが、デフォルト設定のまま利用していませんか?デフォルト設定のままでも利益を取れることはありますが、相場環境によっては上手く機能しないことも珍しくありません。よって、EAのベストパフォーマンスを引き出すためにも、相場環境によって最適なパラメータを調べることも重要です。また、EAがリリースされた時期と、あなたが利用を始めようとしている時期では、バックテストのパフォーマンスが変わっているかもしれません。さらに、EAの成績がFX業者のレバレッジやスプレッドに大きく左右される可能性もあります。利用しているFX会社を想定してバックテストを行うことで、デフォルト設定よりも利益を増やせる設定が見つかるかもしれません。テスト結果を分析するメリットテスト結果を分析すれば、EAが持つロジックの強みや弱み、改善すべき点が見えてきます。分析結果をもとにロジックや入力パラメータを調整して、勝率や収益率を上げることも可能です。最適化をするとこんなにも差が出る最適化とは、EAの動作をより良い結果にするために、移動平均線の期間などのパラメータを試行錯誤して調整する作業のことです。ストラテジーテスターを使ってパラメータを最適化することにより、同じEAでもより高いパフォーマンスが期待できます。ここでは例として、MT4に付属している「Moving Average」というEAを使い、パラメータを最適化してみましょう。このEAはMT4は「ローソクが12日移動平均線を上抜けた場合に買い、下抜けた場合に売る」というロジックです。まずは、このEAをデフォルトのパラメータでバックテストしてみました。4年2か月間のバックテストを実施したところ、純益は-47084円、プロフィットファクターは0.19となりました。プロフィットファクターとは?プロフィットファクターとは、総利益と総損失の比率のことです。総損失に対して、どれくらいの割合の総利益を上げたかを示します。自動売買やシステムトレード、売買戦略などを評価する際に用いられ、プロフィットファクターが1.0以上であれば、総利益が総損失を上回る取引戦略であることが分かります。では、全く同じ条件で最適化を実施して、入力パラメータを変更してみましょう。最適化後の純益は44,937円、プロフィットファクターは1.83にまで改善し、先ほどは右肩下がりだったグラフが右肩上がりになっています。このように入力パラメータを最適化して使うことは、EAのパフォーマンスを発揮させるために非常に重要です。入力パラメータと内部パラメータ筆者はEA開発者です。デフォルトの入力パラメータは利用者がそのまま使える設定にしていますが、未来永劫利益を上げ続けられる保証はありません。EAでは、利用者自身が調整できる部分を入力パラメータ、変更して欲しくないロジックの根幹部分は、内部パラメータとして隠しています。入力パラメータの最適化は、EAを使う上で前提となる重要なプロセスです。提示されたバックテストの結果では不十分な理由EAの開発者や配布者からバックテストの結果が開示されることがありますが、自分の取引する銘柄でバックテストが行われていた場合でも、結果を疑ったほうが良いでしょう。「開示されたバックテスト期間が、1年ほどと極端に短くありませんか?」「期間が月始めからではなく、不自然な日付から始まっていませんか?」相場には大きく分けて上昇相場・レンジ相場・下落相場があります。EAの開発者や配布者はEAのロジックに適した都合の良い期間のバックテストしか開示していないかもしれません。どんなに優秀なEAを手に入れても、特定の相場に弱くて負けが込む、利益は出ているがドローダウンが大きすぎて、EAを動かし続けるのが苦痛といったケースもあります。あなた自身がストラテジーテスターを使ったバックテストを行えば、EAの特徴を深く理解した運用ができるようになります。EAのテストにあたっての心構えEAのテストを初めて行う際に分からないことが多く戸惑うことがあるかもしれませんが、焦らずに段階を踏んで理解を深めれば問題ありません。また、バックテストやフォワードテストの結果を過信せず、期待値やリスクを冷静に判断する視点を持つことで、より効果的な運用につなげられます。ここからは、EAのテストに取り組む際の心構えを見ていきましょう。EAは段階を踏んで運用するもの多くの人にとって、EAを運用する目的はEAを使うこと自体ではなく、利益を上げることでしょう。利益を得る確率を高めるためには、ストラテジーテスターでEAをバックテストして、次はデモ口座で運用、そしてリアル口座での本運用と段階を踏む必要があります。一般的に大学等の入試や資格試験では、知識をインプットして練習問題や過去問を解き、模試に挑んでから本番に臨みます。同じように段階的なアプローチを行いましょう。いきなりマスターしようとしなくて大丈夫ストラテジーテスターを初めて使う際、設定項目の多さや専門用語に圧倒されるかもしれないですが、最初から全てを理解する必要はありません。「とりあえずバックテストを実行してみる」「結果を見てみる」といったステップを繰り返すことで、自然と使い方が身についていくでしょう。テスト結果を鵜呑みにしないストラテジーテスターで良い成績が出ても、実際の相場で同じ結果が出るとは限りません。なぜなら、相場は常に変化しますし、バックテストでは実際の相場を100%再現することはできないからです。長めの期間や複数の入力パラメータでテストを行い「どのような相場でも通用するか」をチェックするのがポイントです。期待値で考えるどんなに優秀なEAでも勝てる時期と負ける時期があります。短期的な結果だけで「このEAはスゴイ!」「このEAはダメだ!」と決めつけないようにしましょう。十分なバックテストとデモ口座の運用をしても、本番では負けが続くこともあります。そのような場合は、バックテストの結果を思い出して「今はパフォーマンスの悪い期間だから運用を続ければ成果が出るはず」と考えるようにしましょう。現在が期間Aの時期であれば「負けが続くけど、そのうちプラスになるはず」と考えられるのではないでしょうか。期間Bまで待つことができれば、利益を大きく増やせるかもしれません。一方で、EAのパフォーマンスが良くても「このEAはスゴイ」と勘違いして、急にロット数を上げないように注意する必要があります。短期間の結果だけを見るのではなく、長期間のパフォーマンスを見て長期的にプラスになりやすいロジックかを見極めるようにしましょう。MT4のストラテジーテスターを使うための準備ここからは、MT4のストラテジーを使うための準備について解説します。ストラテジテスターを使うのが初めての人は、ぜひ参考にしてください。EAの準備まずはバックテストをするためのEAを準備しましょう。EAはMT4に標準搭載されているものもありますが、種類はそれほど豊富ではありません。従って、好みのEAを見つけるためにはインターネット上で提供、販売されているものも探してみましょう。勝率だけでなく、プロフィットファクターの高さやフォワードテストの結果も見れば、良いEAを探せるでしょう。FX業者の口座開設続いてFX業者の口座を開設しましょう。口座開設が完了したらMT4もダウンロードしておきます。ダウンロードしたMT4にEAをインストールする作業も必要です。EAをインストールする手順は以下の通りです。MT4を起動するメニューバーの「ファイル」ボタンを押して「データフォルダ」ボタンを開くフォルダが開かれるので「MQL4」「Experts」の順番に押していくEAをフォルダ内にドラッグ&ドロップするMT4を再起動するヒストリカルデータの設定最後にMT4にFX業者からヒストリカルデータをダウンロードしましょう。メタクオーツ社のデータもMT4には標準搭載されているので、手軽に利用しやすいですが、精度が低い点がデメリットです。データの精度にこだわる場合は、FX業者のヒストリカルデータ提供するページにアクセスして、銘柄名を押せばダウンロードが始まります。MT4のストラテジーテスターを使ったバックテスト手順とパラメータ最適化ここからは、MT4のストラテジーテスターを使ってパラメータを最適化する方法やバックテストを使う手順について、MT4に付属している「Moving Average」を例に7STEPにわけて解説します。【STEP1】ストラテジーテスターの設定MT4の上部にある「表示」メニューから「ストラテジーテスター」を選択すると、テスターというウィンドウが表示されます。ティックデータは表示されなくても良い一部の有料ヒストリカルデータを導入している場合は「ティックデータ設定」と「ティックデータを使う」というチェックボックスが加わりますが、表示されなくても問題ありません。エキスパートアドバイザの選択以下のエキスパートアドバイザの右にあるコンボボックスから、サンプルとして付属している「Moving Average.ex4」というEAを選びましょう。他にもバックテストが実行可能なEAがある場合は、この欄から選べます。EAをダウンロードしたにもかかわらず、選択肢に表示されない場合はEAがMT4内に存在していない可能性が考えられます。MT4上部の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択し、「MQL4\Experts」というフォルダを確認してください。ここに拡張子が「.ex4」のファイルがあればインストールは問題なく完了しています。拡張子が「.mq4」のファイルしかない場合は、EAのソースファイルはあるがコンパイルされていない状態です。ナビゲーターウィンドウの「エキスパートアドバイザ」から所定のEAを右クリックして「更新」を押すと、コンパイルされます。MT4を再起動すると、コンボボックスから選択できるようになります。通貨ペアの選択次にテストを行いたい通貨ペアを選択します。ここでは米ドルに相当する「USDJPY, US Doller vs Japanese Yen」を選択しましょう。通貨ペアコンボボックスに利用したい通貨ペアが存在しない場合は、通貨ペアリストウィンドウを右クリックして「通貨ペア」を選択し通貨ペアリストを表示します。利用したい通貨ペアを探して「表示」ボタンを押しましょう。MT4を再起動すると、コンボボックスから選択できるようになります。モデルの選択モデルコンボボックスでは、バックテストに使用する過去の相場データの精度と速度を選択できます。ストラテジーテスターに慣れてきたら、「始値のみ」や「コントロールポイント」から始めて速度を優先した簡易テストを行い、有効なパラメータの傾向がつかめてきたら「全ティック」に切り替えて精度を優先したバックテストを行うことができます。ただしEAのテストを始めたばかりの方は、精度優先で「全ティック」を選んでおくことがおすすめです。それぞれの選択肢の意味は以下の通りです。精度速度用途例全ティック非常に高遅スキャルピング正確な結果が必要な戦略コントロールポイント中普通中期戦略初期の検証始値のみ低速長期戦略大まかなパフォーマンスの確認全ティック精度非常に高い速度遅い用途例スキャルピング正確な結果が必要な戦略コントロールポイント精度中程度速度普通用途例中期戦略初期の検証始値のみ精度低い速度速い用途例長期戦略大まかなパフォーマンスの確認期間を指定期間を指定チェックボックスにチェックを入れて、開始日と終了日を指定しましょう。ここでは開始日を2020年9月1日、終了日を2024年11月1日に指定します。時間足を指定今回は日足でバックテストを行いますので、期間コンボボックスから「Daily」を選択します。スプレッドコンボボックスから、バックテストで利用するスプレッドを指定します。有料のヒストリカルデータを入手している場合は「変動」を選択しましょう。そうでない場合は、利用しているFX業者が「その通貨ペアに対して普段提示しているスプレッド」を選択しましょう。ストラテジーテスターでは、スプレッドを正しく設定しないと、実際の取引条件に近い結果が得られません。ここではスプレッドは「5」を選択します。なお、スプレッドの数字はFXでの最小単位である「ポイント」です。1pipsは10ポイントに相当します。従って、今回選択した5ポイントは0.5pipsに相当します。日によってバックテストの実行結果が異なるFX取引ではスプレッドが利益を左右する重要な要素ですが、「現在値」のままにしてバックテストを行うと、実行する日によって結果が異なることがあります。たとえば、スプレッドが広がりやすい土曜日の早朝などをまたいで、バックテストを実施する際などは注意が必要です。エキスパート設定・テスト設定テスターウィンドウ右上の「エキスパート設定」ボタンを押し、「テスト設定」タブを選びます。テスト設定画面の初期証拠金欄に、証拠金を入力しましょう。ここでは「100000」を入力します。その右のコンボボックスでは「USD」(米ドル)、「EUR」(ユーロ)、「GBP」(イギリス・ポンド)、「CHF」(スイス・フラン)の通貨単位が選べます。ここでは「USD」を選びますが、コンボボックスは選ぶだけでなく編集も可能です。円建て口座でのテストを行いたい場合は「JPY」と手入力しましょう。通貨単位は基本的に、FX業者で開設した口座通貨に合わせる必要があります。そして、有料ヒストリカルデータを導入しないと操作することができないストラテジーテスターの内部パラメータに「手数料」があります。この手数料の値は開設口座の通貨で定義されているので、円建て口座で「1ロット当たり500」と定義されていれば500円の意味です。ここまでは、どのEAにも共通する設定項目です。テストする通貨をUSDにしない円建て口座にもかかわらずバックテストの通貨をUSDにした場合、手数料がドル表記となります。(1ロットあたり500の場合は500ドル)良い成績を出せるEAでも手数料が大きすぎて損益がマイナスとなるので注意が必要です。エキスパート設定・パラメータの入力ここからは各EA特有の設定方法を解説します。エキスパート設定から「パラメーターの入力」タブを選びましょう。このEAの各パラメータの意味は後ほど説明します。ここでは右下の「リセット」ボタンを押してEAのデフォルト設定に戻したあと、Lotsの値だけを「0.01」に変更しましょう。以上がストラテジーテスターで行う設定です。バックテストを行うたびに毎回すべての設定を行う必要はなく、頻繁に行うのは最後のパラメータ入力の変更程度です。【STEP2】ストラテジーテスターの実行ストラテジーテスターの設定が完了したら、いよいよバックテストの実行です。右下の「スタート」ボタンを押しましょう。テスターウィンドウ下のグラフが緑色に伸びていき、テストが完了すると効果音が鳴ります。結果タブテスターウィンドウの「結果」タブを開くと、バックテスト中に実行された全てのトレードの詳細な履歴が確認可能です。通し番号、エントリー・クローズ時刻、取引タイプ(買い・売り)、注文番号、ロット数、エントリーとクローズの価格、損益、残高を確認することができますので、EAが意図通りに動作しているかを細かくチェックできます。「結果」タブと「レポート」タブでは、右クリックして「レポートの保存」を選択すると、HTML形式でバックテスト結果を保存できます。グラフタブ「グラフ」タブを開くと、バックテスト中の資産曲線がグラフで視覚的に表示されます。なお、横軸は時間ではなく注文番号です。あくまで注文番号なのでエントリーの頻度が時期によって異なると、ある期間だけが長くあるいは短く表示されることがあるので注意しましょう。縦軸は口座残高の推移です。含み損ではなく確定損益の推移が表示されます。このグラフでEAのパフォーマンスを直観的に把握可能です。右肩上がりだと利益が伸びていて、右肩下がりだと損失ばかり出ていることになります。レポートタブ「レポート」タブを開くと、バックテスト全体の統計情報を表示する総括レポートが表示されます。項目数は多いですが、慣れないうちはチェックしなければいけない項目だけ覚えましょう。「純益」は、初期証拠金からの差額です。初期証拠金+純益の値が、バックテスト後に残った資金となり、多いほど優秀なEAと言えます。「プロフィットファクター」は、EAの効率性や収益性を評価するための指標です。プロフィットファクター = 純利益 ÷ 総損失総利益が総損失を上回っていれば1.0以上になる数値で、EAの性能を端的に表すのに良く使われる数値です。例えば、総利益が10,000USDで総損失が5,000USDの場合は2.0です。10,000 ÷ 5,000 = 2.0一方、総利益が8,000USDで総損失が10,000USDの場合は0.8になります。8,000 ÷ 10,000 = 0.8プロフィットファクターも純益と同様に高いほうが良い項目です。一度も負けが無い場合(計算結果が+∞)や、一度も勝ちが無い場合(計算結果が-∞)の場合は、プロフィットファクターが計算できないので空欄になります。「期待利得」とは、1回の取引で期待できる利益のことです。期待利得 = 純利益 ÷ 取引回数数値が大きいほど、取引コストの影響を受けにくくなるので、安定して利益を上げることができます。「総取引数」は、EAが設定されたテスト期間にトレードを行った回数です。数字が極端に少ないと「たまたま数回のトレードで勝っただけ」と見做すことができます。純益やプロフィットファクターの数字が良く、取引回数が多ければ「たまたまではなく、百戦錬磨で好成績を出している」と見做すことが可能です。リスクリワードレシオとは、利益が出たトレード(勝ちトレード)の平均利益額と、損失が出たトレード(負けトレード)の平均損失額の比率のことです。リスクリワードレシオ = 勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失「最大ドローダウン」は、リスクを表す非常に重要な項目です。EAの運用により資産残高や有効証拠金が、バックテスト期間中に最高値からどれだけ減少したかを示す値(金額ベースとパーセントベースがある)です。100,000USDから開始したバックテストが、損失を繰り返して80,000USDになった場合で考えてみましょう。この場合の最大ドローダウンは20,000USD、つまり残高の20%です。その後利益を積み増して200,000USDまで口座残高が増えた後、また損失が出て150,000USDまで落ちた場合、先ほどよりも大きいドローダウンになるので最大ドローダウンは50,000USD、残高の25%となります。このようにピーク時からどれくらい下落したかを表す項目が、最大ドローダウンです。最大ドローダウンは、EAの潜在的なリスクを表しています。純益やプロフィットファクターが高くても、同時に最大ドローダウンが大きいと含み損が大きくなり大損する可能性が高くなるので、心理的・資金的に耐えにくくなるでしょう。リカバリーファクターとは、損失のリスクに対して期待できる利益を表した数値です。リカバリーファクター = 純利益 ÷ 最大ドローダウン数値が大きいほど、リスクが抑えられる一方でリターンが大きい傾向があります。操作履歴タブ「操作履歴」タブを開くと、バックテスト中に発生した全てのシステムメッセージや動作ログが表示されます。成績を見る分には必要ありませんが、EAがどうしても動かないときなどにエラーメッセージを確認すれば原因が分かる可能性があります。【STEP3】最適化対象とするパラメータの見極め最適化前の「Moving Average」は、入力パラメータがデフォルト設定のままでは、大きな損失を出してしまいます。ここからは入力パラメータを最適化していきましょう。まずは入力パラメータの意味をチェックします。項目意味LotsロットサイズMaximumRisk最大リスクDecreaseFactor連続損失によるロット減少係数MovingPeriod移動平均線の期間MovingShift移動平均線のシフトこれらの値を変化させ、過去の相場でシミュレーションを行い成績を見るのがバックテストです。ですが仮にこれら5つのパラメータを10段階刻みで変化させようとすると、10の5乗で10万通りのテストを行わなければいけません。超高速なPCを用いて1組のパラメータによるバックテストが1分で終わると仮定しても、約70日間待つ必要があります。そこで全てのパラメータを同時に変化させるのではなく、ロジックの効率を決めるものとそうでないものに分けて、変化させるものを絞って検証することを考えてみましょう。LotsLotsとはロットサイズです。どのEAにも共通して登場する可能性が高い、エントリー時に利用されるロット数を示しています。ロット数が大きくなると純益もドローダウンも大きくなりますので、ロジックの効率には寄与しません。とりあえず0.01にして後回しにしましょう。MaximumRiskMaximumRiskはリスクの許容量です。デフォルトでは0.02(2%)となっており、有効証拠金が少なくなってきた場合、ロット数を抑える役割もあります。MaximumRiskもロジックの効率には寄与しにくいでしょう。DecreaseFactorDecreaseFactorは、連続して損失を出した場合、ロットサイズを減少させるための係数です。デフォルトでは3連敗すると、自動的にリスクを減らして次のトレードを行います。MovingPeriod・MovingShiftMovingPeriodは移動平均線の計算期間、MovingShiftは移動平均線のシフト(ローソク何本分ずらすか)です。【STEP4】基本的なパラメータ最適化方法「Moving Average」が「ローソクが移動平均線を上抜けた場合に買い、下抜けた場合に売る」というロジックであることを考えると、少なくとも「MovingPeriod」と「MovingShift」はロジックに寄与しそうです。「DecreaseFactor」はどちらともいえないですが、同時に動かすパラメータが3つ程度であれば許容範囲なので最適化対象としましょう。最適化対象の選択と遺伝的アルゴリズムの有効化テスターウィンドウ右上の「エキスパート設定」ボタンを押し、「テスト設定」タブを選びます。最適化パラメータコンボボックスから、「Profit Factor」を選びます。また遺伝的アルゴリズムにチェックを入れることで、計算効率を高めたテストを実施できます。変化させるパラメータと段階数の決定次に「パラメータの入力」タブを選びます。今回はDecreaseFactor・MovingPeriod・MovingShiftの3つのパラメータを対象にするので、変数名の左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。するとスタート・ステップ・ストップが入力できるようになります。DecreaseFactorはスタートをデフォルトの3.0にして、回数が単位なので1.0をステップにします。ストップは8.0にすることで、3.0・4.0・5.0・6.0・7.0・8.0の6段階がテスト対象となります。MovingPeriodは移動平均線の計算期間ですので、あまり細かくしても意味がありません。6から始めて、3毎に24まで試すので、6・9・12・15・18・21・24の7段階をテスト対象にします。期間はデフォルトよりも短くしたり長くしたりして傾向を見るのがポイントです。その際にデフォルトの値も通るような倍数を設定しましょう。MovingShiftは移動平均線のシフトですので、どれだけ機敏に移動平均線に反応するかというパラメータです。同様に1から始めて、1毎に10まで(10段階)試してみましょう。以上のように探索対象とするパラメータを3つに絞り、それぞれの段階を絞りました。最初は10万通りで約70日かかると思われたものが、現在は6段階×7段階×10段階=420通りまで絞り込むことができました。OKボタンを押してダイアログを閉じます。最適化の実行テスターウィンドウの最適化チェックボックスにチェックを入れて、「スタート」ボタンを押しましょう。左下に表示されている420というのが、バックテストを実施する総当たり回数です。以下の画像の例では、420分のうち3回が終了していることが分かります。その隣の1280とは、遺伝的アルゴリズムが使用する「仮想的な最大評価回数」ですが、気にする必要はありません。右下に表示されているのが経過時間と予想完了時間です。7時間半ほどかかることが予想されますが、この値は途中で変化しますし、前後することがほとんどなので、大まかな目安だと思えば問題ありません。バックテストは非常に時間がかかりますので、しばらく放置しておきましょう。【STEP5】最適化結果の確認最適化が終わるとグラフが右まで行き、効果音と共に完了を教えてくれます。テスターウィンドウの「最適化結果」タブを選んで結果を見ましょう。今回はプロフィットファクターで最適化していますので、プロフィットファクター列の先頭をクリックして、降順(プロフィットファクターが大きい順)に並べかえます。データが失われないように、すぐに右クリックして「すべてコピー」を選択し、エクセルなどの表計算ソフトに張り付けておくと良いでしょう。結果を見るとDecreaseFactor=8・MovingPeriod=12・MovingShift=9の組み合わせがプロフィットファクターが1.89でベストのようです。マイナスになった結果が表示されないときタブ上で右クリックしてコンテキストメニューを表示した上で「マイナスの結果を表示しない」のチェックを外さないと、損益がマイナスになった結果は表示されないので注意してください。【STEP6】最適化したパラメータでバックテスト実行最適化で得られたパラメータで、バックテストを実行してみましょう。「セッティング」タブに戻り、最適化のチェックを外します。このチェックを外し忘れると次の最適化が走ってしまい、最適化結果タブがクリアされてしまうので注意してください。エキスパート設定の「パラメータの入力」タブを選択し、各変数のチェックを外して利用したいパラメータを「値」列に入力しましょう。OKボタンでダイアログを閉じて「スタート」ボタンを押します。こちらがプロフィットファクターが最大になるパラメータのバックテスト結果です。デフォルトのパラメータだと右肩下がりだったEAが、パラメータの最適化により見違えるようなパフォーマンスになったことが、お分かり頂けると思います。パラメータの最適化はバックテストにおいて非常に有効な手段ですが、過信は禁物です。最適化の結果に基づき、どういう設定がパフォーマンスに影響を与えたのか、またその設定がどういう相場に強くて逆にどのような相場に弱いかを冷静に分析する必要があります。最適化結果を活用しつつ、段階的な導入によるリスク管理を徹底した上で運用を進めていきましょう。【STEP7】ロット数による純益とドローダウンの調整ここまでは計算量を削減するため、DecreaseFactor・MovingPeriod・MovingShiftという、ロジックに寄与しそうなパラメータを操作してきました。この純益とドローダウンを確認した上で、Lots・MaximumRiskといった純益に直結するパラメータを操作していきましょう。「Moving Average」では、証拠金を維持したままLotsを0.02、MaximumRiskを0.04のように、それぞれ2倍にすると、純益が1.6倍・ドローダウンが1.8倍になります。強制ロスカットに注意一般的にロット数はプロフィットファクターに寄与せず、倍にしたら純益が倍になり、それに伴い最大ドローダウンも大きくなるという性質を持ちます。そして同じ証拠金のままロット数だけを大きくし過ぎると途中で含み損に耐えられず、強制ロスカットになる可能性が高くなります。純益だけでなく、どの程度のドローダウンに耐えられるかも一緒にシミュレーションしましょう。結果の確認と本運用に向けた心がけストラテジーテスターを使ったバックテストの結果を確認する際には、純益だけに注目するのではなく、リスクにも目を向けることが重要です。以下のポイントをしっかりと押さえて、EAの運用をしましょう。具体的な数値を想像し、許容できる範囲で運用するバックテスト結果に表示される「最大ドローダウン」は、EAを運用する上で特に注意すべき項目です。例えば、100万円で運用を開始し、13%のドローダウンが発生する場合、有効証拠金は87万円にまで落ち込む時期があります。100万円 ×(100% - 13%) = 87万円(ドローダウン)ただし、最大ドローダウンの13%はあくまでバックテストの結果のため、本番の運用では20%くらいまでは覚悟しておいたほうが良いかも知れません。100万円が80万円になってしまうかも知れない状況になっても、耐えられるでしょうか。このように、具体的な数値を把握することで、どの程度の資金減少なら耐えられるのかを事前に確認できるようになります。ドローダウンの金額や損失額を具体的に想像して、本当にリスクを許容できるか考えておきましょう。そして、生活するのに必要な資金での運用は避け、あくまでも余剰資金で行うことが鉄則です。運用時に「リスクが大きすぎる」「損失が大きすぎて、他のことが手に付かない」と感じた場合は、初期の証拠金とロットを下げてリスクをコントロールして下さい。本当にFXで運用すべきかEAの運用は数字で管理することが重要です。純益や勝率だけではなく、リスク指標である最大ドローダウンや、CAGR・エントリー回数などを複合的に判断し、自分の投資スタイルや許容範囲に合うかどうかを確認しましょう。CAGRとは?CAGRとは、年平均複利成長率のことです。CAGRは[(X年目の数値 ÷ 計測1年目の数値)^ { 1 ÷(X-1)}-1]×100で計算します。先ほどのバックテストでは、初期証拠金10,000USDから始めて、純益が+48,206USD、総取引回数が34回、バックテスト期間が4年2か月でした。他の投資手法と比較するためにCAGR(年平均成長率)を算出すると、4年2か月でトータルリターンが+48.21%なので、CAGRは9.9%となります。EAのCAGRが5%程度にとどまる場合は、株式のインデックス投資など他の投資手段を選択したほうが良いかもしれません。また、4年2か月で34回エントリーしていますが、平均すると年に約8.2回、月に0.7回程度となります。全くエントリーしない月もある点について納得できるかどうかも重要です。最悪、全額無くなるリスクを理解するバックテストはあくまで「過去の相場」での成績であり、将来の相場で同じ結果が出るとは限りません。過去の相場で良い成績が出ているからといってリスクを取り過ぎずに冷静な心構えを持つことが重要です。どんな優秀なEAを手に入れても、FXでは、初期証拠金が全額失われるリスクは常に存在するので、そのリスクを受け入れる必要があります。自分の資金が全てなくなるほどリスクを取っている場合は、投資手法に求めるCAGRや毎月の取引回数について、考えが変わるでしょう。ストラテジーテスターがうまく動かない場合ストラテジーテスターがうまく動かない場合は、いくつかチェック項目があります。何が原因かを知った上で対処しましょう。ヒストリカルデータが不足しているストラテジーテスターは過去の為替データを使って動作します。従ってデータが不足していると、テストが正常に動作しない場合があります。MT4のメニューから「ツール」→「ヒストリーセンター」を選び、必要な通貨ペアや時間足のデータが存在するか確認しましょう。テストするEAやインジケーターが正しく読み込めていないEAやインジケーターがMT4に正しくインストールされていないと、ストラテジーテスターに表示されません。MT4の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を選択し、「MQL4\Experts」というフォルダを確認して下さい。拡張子が「.ex4」のEAファイルが存在するか確認しましょう。MT4を再起動すると表示されるようになります。ストラテジーテスターの設定ミステストを行う条件や設定が適切でない場合、正しく動作しないことがあります。テスターウィンドウで「通貨ペア」「時間足」「日付範囲」などが正しいか確認して下さい。EAによっては特定の通貨ペアや特定の時間足でしか動かないように設定しているものがあります。手に入れたEAを利用する場合は、EA側が期待している設定と、テスト環境の設定が合っているかを確認しましょう。パソコンの性能が不足しているストラテジーテスターでは多くの計算を行うため、パソコンの性能が低いとテストに時間がかかったり停止したりすることがあります。特に実運用をする際に使うことが多いVPSは、普通のパソコンよりも性能が劣っていることが多いです。性能の高いパソコンでバックテストを行い、パフォーマンスの良かったEAのみをVPSに移して運用するようにしましょう。この方法でも動作が不安定な場合は、テスト期間を短くして小分けにすると、動作しやすくなります。エラーメッセージをチェックする慣れないうちは、ストラテジーテスターが上手く動作しないことが良くありますが、ひとつずつ原因を確認していけば解決できることがほとんどです。上手く動作しないときは、まずエラーメッセージをチェックしましょう。実運用ではMT4のターミナルウィンドウにある「エキスパート」や「操作履歴」タブ、バックテストではテスターウィンドウにある「操作履歴」タブを確認します。表示されるエラーメッセージをGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索すると、解決策が見つかるでしょう。EAを使うならストラテジーテスターでバックテストをしようMT4のストラテジーテスターを使ったバックテストは、EA運用において欠かせないステップです。「バックテスト」をする際は、最適なパラメータの設定やリスク管理の確認、実際の相場に近い条件での検証など、やるべきことは多岐にわたります。バックテストを行っても、EAが必ず利益を出し続ける保証はありません。しかし、最低限のバックテストを行わないままEAを運用するのは、地図を持たずに冒険に出るようなものです。ぜひこの記事を参考にバックテストを行い、あなた自身の手でEAの性能を最大限に引き出して下さい。
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update2025.01.09 (木) 19:30
暗号資産 話題のニュース

コインチェックからメタマスクに送金してみた!送金手数料や送金時間などを解説

メタマスク(MetaMask)は、世界的にも人気が高い仮想通貨(暗号資産)ウォレットです。イーサリアムを中心に、様々なブロックチェーン上のサービスで利用できます。メタマスクに仮想通貨を入金する場合、国内取引所などから送金する方法が一般的です。そこで今回Myforex編集部では、国内取引所のコインチェック(Coincheck)からメタマスクに仮想通貨を送金してみました。実際にやってみたところ、送金自体は想像よりも手軽にできる一方で、手数料は高く感じたというのが率直な感想です。この記事では、実際に送金してみた経験などをもとに、送金手順や送金手数料、コインチェックのトラベルルール対応状況などを紹介します。目次[非表示]コインチェックからメタマスクへの送金の前にこれをチェック!コインチェックの送金手数料仮想通貨の送金に関する注意点コインチェックからメタマスクにPCで送金してみたコインチェックからメタマスクにスマホで送金してみたコインチェックからメタマスクに送金してみた感想 Xでのユーザーの評判送金は簡単だが手数料は要確認コインチェックからメタマスクへの送金の前にこれをチェック!Myforex編集部では、実際にコインチェック(Coincheck)からメタマスクに仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。送金手順を解説する前に、コインチェックの送金手数料や事前に知っておきたい注意点などを紹介します。PCでの送金手順はこちらスマホでの送金手順はこちらコインチェックの送金手数料コインチェックからメタマスクに送金する前に、通貨ごとの送金手数料を確認しておきましょう。以下の表は、コインチェックで取り扱うメタマスクに送金可能な主要銘柄の送金手数料をまとめたものです。主要銘柄の送金手数料通貨送金手数料(*1)(*2)ネットワーク (*3)ETH(イーサリアム)0.005 ETH(約2,740円)EthereumPOL(ポリゴン)0.1 POL(約8.7円)PolygonAVAX(アバランチ)0.1 AVAX(約650円)Avalanche C-Chain送金手数料(*1)(*2)ETH0.005 ETH(約2,740円)POL0.1 POL(約8.7円)AVAX0.1 AVAX(約650円)(*1)2024年12月25日時点の送金手数料、日本円換算額を記載しています。(*2)BTC、ETH、ERC20の送金手数料については、ネットワーク手数料の変動により手数料を変える変動手数料制が採用されています。(*3)コインチェックでは送金時に利用するネットワークを選択できません。そのため送金先の取引所・ウォレットが該当ネットワークに対応しているか必ず確認してください。ネットワーク(*3)ETHEthereumPOLPolygonAVAXAvalanche C-Chain(*3)コインチェックでは送金時に利用するネットワークを選択できません。そのため送金先の取引所・ウォレットが該当ネットワークに対応しているか必ず確認してください。表から分かるように、仮想通貨の種類によって送金手数料は大きく異なります。中でも、ETH(イーサリアム)の送金手数料は、1回あたり0.005 ETH(約2,740円)と高額です。なお、メタマスクに送金する通貨は、どのブロックチェーン上のサービスを使用するかなど、自分のニーズによって変わります。イーサリアム上のDApps(分散型アプリケーション)を利用するならETHを送金するなど、目的に応じた通貨を送金するようにしてください。今回Myforex編集部では、コインチェックからメタマスクにETHを送金してみました。仮想通貨の送金に関する注意点仮想通貨を送金する前に、以下の注意事項についても抑えておきましょう。トラベルルールを確認するアドレスやネットワークの入力ミスに注意するトラベルルールを確認する仮想通貨を送金する際には、トラベルルールの対応状況について確認が必要です。トラベルルールに関して、コインチェックからメタマスクには問題なく送金できます。コインチェックは公式サイトにて、メタマスクなどのプライベートウォレット間での送金・受取が可能である旨を記載しています。トラベルルールとは取引所の顧客が仮想通貨を送金する際、送金元の取引所が送金先の取引所に一定の情報を通知するというルールです。このルールは、FATF(金融活動作業部会)が定める国際基準です。マネーロンダリングやテロ資金対策を目的としており、日本もこの基準に準拠して法整備を進めています。アドレスやネットワークの入力ミスに注意する仮想通貨の送金時には、アドレスの入力ミスなどには十分注意してください。もし、アドレスや利用チェーン(ネットワーク)選択に入力ミスがあると、送金した仮想通貨を消失(GOX)してしまう可能性があります。これらのミスを防ぐためにも、アドレスは手入力ではなく、コピー&ペーストで入力するのがよいでしょう。また、初めての送金で少しでも不安がある場合は、まず少額でのテスト送金を行うのがおすすめです。コインチェックからメタマスクにPCで送金してみたコインチェック(Coincheck)からメタマスクにPCで送金してみた手順を紹介します。前述の通り、今回はETH(イーサリアム)を使ってメタマスクに送金してみました。手順1まず、ETHを受け取るメタマスク側のウォレットアドレスを確認します。今回はETHを送金するので、メタマスク上でイーサリアムネットワークを選択します。メタマスクにアクセスしたら、画面左上にあるネットワークを選択するプルダウンをクリックします。手順2ネットワークの選択画面が表示されるので、「Ethereum Mainnet」を選択します。手順3「Ethereum Mainnet」を選択したら、画面上部にあるウォレットアドレスをクリックしてコピーします。コピーできたら、そのままコインチェックに移動しましょう。手順4コインチェックにログインし、「暗合資産の送金」をクリックします。手順5送金ページに移動したら、メタマスクのアドレスを送金先リストに登録します。コインチェックから送金する場合、事前に「送金先リスト」に情報を登録しておく必要があります。登録完了後はリストから選択することで、ウォレットアドレスの入力を省略することができます。送金する通貨を「Ethereum」に選択した上で、「追加/編集」をクリックしてください。手順6送金先リストの画面が表示されるので「新規追加」をクリックします。手順7入力フォームに沿って、「宛名」「アドレス」「サービス名」などを入力します。手順3で表示させたメタマスクの送金アドレスを確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。番号項目説明1宛名任意の宛先を設定します。取引所名やウォレット名などで登録すると便利です。2アドレス送金先のアドレスを入力します。今回の場合、手順3で表示させたメタマスクのウォレットアドレスを入力します。3サービス名「プライベートウォレット(MetaMask等)」を選択します。4受取人種別送金先のウォレットの受取人が本人なら「本人への送金」、本人でない場合は「本人以外への送金」を選択します。アドレスはコピー&ペースト仮想通貨の送信時にウォレットアドレスや宛先タグを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスや宛先タグは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。手順8各種情報を入力できたら、「SMSを送信」をクリックします。携帯電話番号に届いたコードを入力し、「追加する」をクリックしましょう。これで「送金先リスト」の登録は完了です。手順9再び送金画面に戻り、「送金先」をクリックして先ほど登録した送金先リストを選択します。今回はメタマスクへの送金なので、送金目的は「自己のプライベートウォレット(MetaMask等)での保管」を選択します。手順10次に「送金額」を入力します。なお、コインチェックのETHの最低送金額は0.00000001 ETHです(2024年12月25日時点)。入力が完了したら、「次へ」をクリックしてください。手順11送金の申請内容の確認画面に移動します。内容に間違いがないことを確認できたら、画面を下にスクロールします。手順122段階認証コードを入力して、チェックボックスにチェックを入れます。その後「申込みを確定する」をクリックすれば、送金手続きは完了です。しばらくすると、送金したETHがメタマスクに入金されます。今回はコインチェックで送金してから、約5分でメタマスクに着金しました。コインチェックからメタマスクにスマホで送金してみたコインチェック(Coincheck)からメタマスクにスマホアプリで送金してみた手順を紹介します。PCと同様に、今回はETH(イーサリアム)をメタマスクに送金してみました。手順1まず、ETHを受け取るメタマスク側のウォレットアドレスを確認します。今回はETHを送金するので、メタマスク上でイーサリアムネットワークを選択します。メタマスクのアプリを開いたら、画面上部のネットワークを選択するプルダウンをタップします。手順2ネットワークの選択画面が表示されるので、「Ethereum Mainnet」を選択します。手順3「Ethereum Mainnet」を選択すると、以下の画面に戻ります。画面上部にあるウォレットアドレスをタップするとコピーできます。この画面を開いたまま、コインチェックのアプリに移動しましょう。手順4コインチェックアプリを起動し、画面下部にある「ウォレット」をタップします。手順5「取引アカウント」をタップします。手順6今回はイーサリアムを送金するので、「ETH」をタップします。手順7「送金」をタップします。手順8送金ページに移動したら、メタマスクのアドレスを送金先リストに登録します。コインチェックから送金する場合、事前に「送金先リスト」に情報を登録しておく必要があります。登録完了後はリストから選択することで、ウォレットアドレスの入力を省略することができます。送金通貨が「Ethereum」になっていることを確認した上で、「追加/編集」をタップしてください。手順9送金先リストの画面が表示されるので「新規追加」をタップします。手順10入力フォームに沿って、「宛先」「アドレス」「サービス名」などを入力します。手順3で表示させたメタマスクのウォレットアドレスを確認しながら、コピー&ペーストで入力しましょう。番号項目説明1宛名任意の宛先を設定します。取引所名やウォレット名などで登録すると便利です。2アドレス送金先のアドレスを入力します。今回の場合、手順3で表示させたメタマスクのウォレットアドレスを入力します。3サービス名「プライベートウォレット(MetaMask等)」を選択します。4受取人種別送金先のウォレットの受取人が本人なら「本人への送金」、本人でない場合は「本人以外への送金」を選択します。アドレスはコピー&ペースト仮想通貨の送信時にウォレットアドレスや宛先タグを手入力すると、打ち間違いの原因になります。そのため、ウォレットアドレスや宛先タグは必ずコピー&ペーストで入力するようにしましょう。手順11各種情報を入力できたら、「SMSを送信」をタップします。携帯電話番号に届いたコードを入力し、「追加する」をタップしましょう。これで「送金先リスト」の登録は完了です。手順12再び送金画面に戻り、入力フォームに沿って「送金先」「送金目的」「送金額」を入力します。なお、コインチェックのETHの最低送金額は0.00000001 ETHです(2024年12月25日時点)。入力が完了したら、「次へ」をタップしてください。番号項目説明1送金先先ほど「送金先リスト」に登録したメタマスクのウォレットアドレスを選択します。2送金目的送金目的を選択します。今回はメタマスクに送金するので、「自己のプライベートウォレット(MetaMask等)での保管」を選択します。3送金額送金したいETHの数量を入力します。手順13送金の申請内容の確認画面に移動します。内容に間違いがないことを確認できたら、2段階認証コードを入力して、チェックボックスにチェックを入れます。その後「申込みを確定する」をタップすれば、送金手続きは完了です。しばらくすると、送金したETHがメタマスクに入金されます。今回はコインチェックで送金してから、約5分でメタマスクに着金しました。コインチェックからメタマスクに送金してみた感想 コインチェック(Coincheck)からメタマスクへの送金は特に難しくなく、スムーズに送金できました。PC・スマホアプリともに手順はほとんど同じで、画面に沿って進めれば簡単に手続きを完了できます。また、今回はETH(イーサリアム)を送金しましたが、メタマスクに約5分で着金したのもよかったポイントです。迅速にメタマスクに送金したい場合でも、コインチェックは比較的使いやすいように感じました。一方、送金手数料に関しては注意が必要です。今回送金したETHに関しては、1回あたり0.005 ETH(約2,740円)の送金手数料が設定されており、正直コスト的には痛かったです(2024年12月25日現在)。すべての通貨の送金手数料が高いというわけではありませんが、事前に各通貨の送金手数料を確認しておくのがおすすめです。Xでのユーザーの評判コインチェックからの仮想通貨(暗号資産)送金について、X(旧Twitter)では送金手数料の高さを指摘する声がありました。「高すぎる送金手数料を改善してほしい」「送金手数料が無料のGMOコインを使う方がいい」といった投稿が見られます。少なくとも送金に関しては、コインチェックに対してネガティブな印象をもつユーザーが多いといえそうです。必ずしもコインチェックを使う必要がない場合、GMOコインなど他の取引所の利用を検討してみてもよいかもしれません。送金は簡単だが手数料は要確認コインチェック(Coincheck)からメタマスクへの送金は難しくなく、簡単に送金可能です。一方で通貨によっては送金手数料が高めに設定されています。できるだけコストを抑えたい方は、他の国内取引所の利用を検討してみてもよいでしょう。
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仮想通貨VIRTUALの将来性は?AIエージェントプロトコルのVirtuals Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)VIRTUALは、AIエージェントの共同所有を可能にする「Virtuals Protocol」の独自トークンです。Virtuals Protocolは、ゲームやエンターテインメントにおけるAIエージェントの共同所有レイヤーを構築しており、収益を生み出す資産としてAIエージェントを位置づけています。当記事では、仮想通貨VIRTUALの概要や将来性、Virtuals Protocolの特徴などを解説します。目次[非表示]仮想通貨VIRTUALとはAIエージェントとはVirtuals Protocolの仕組みVIRTUALエージェントの主要機能仮想通貨VIRTUALの価格チャートX(旧Twitter)上での評判仮想通貨VIRTUALの将来性実用的なAIエージェントの実績がある多様なプラットフォームでの実装収益連動型のバイバックモデル仮想通貨VIRTUALのトークノミクスVIRTUALの配分先と比率AIエージェント市場の今後の展望ゲーム・エンターテインメントへのフォーカス外部へのプラットフォームの開放超知的AIエージェントの実現へ仮想通貨VIRTUALの買い方BybitでVIRTUALを購入する方法AIエージェント市場をけん引するプロトコル仮想通貨VIRTUALとは仮想通貨(暗号資産)VIRTUALは、AIエージェントの共同所有を可能にするプロトコル「Virtuals Protocol」で用いられるトークンです。画像引用:Virtuals ProtocolVirtuals Protocolでは企業の株式と同じように、ユーザーが共同所有し、収益を生み出す投資資産として、AIエージェントを位置づけています。AIエージェントとは一般的にAIエージェントとは、設定された目標に対して、自律的に行動を決定できる人工知能システムを指します。従来のチャットボットのように質問をして回答をもらうということに加え、自律的に行動を実行できるという特徴を持っています。また、過去の経験を通じて学習し、その経験をもとに行動を最適化していく特徴もあります。最近はゲームやメタバースなどのデジタル空間において、よりインタラクティブなユーザー体験を提供する手段として注目を集めています。Virtuals Protocolの仕組み画像引用:Virtuals ProtocolVirtuals Protocolでは、AIエージェントを従来のような単なるツールではなく、収益を生み出す資産として捉えています。プロトコル上で作成されるAIエージェントは、テキストや音声による対話だけでなく、3Dアニメーションを通じた視覚的なコミュニケーションも可能です。また、各エージェントは独自のオンチェーンウォレットを持ち、RobloxやTikTokといった異なるプラットフォーム間でも一貫した記憶を保持することが可能です。これにより、ユーザーとより深い関係性を築き、高いARPU(ユーザーあたりの平均収益)を実現します。VIRTUALエージェントの主要機能VIRTUALエージェントとは、Virtuals Protocol上で動作する自律的なAIエージェントです。3D空間での対話や移動、独自のウォレット運用などの機能に加え、自ら学習し、計画を立て、意思決定を行うことができます。さらに、VIRTUALエージェントはプラットフォームをまたいで同期された記憶・意識を持ち、各ユーザーと並行して対話をしながら、過去のやり取りを記憶しています。なお、開発者はG.A.M.E.(Generative Autonomous Multimodal Entities)と呼ばれるフレームワークを通じて、VIRTUALエージェントへのアクセスや実験が可能となっています。仮想通貨VIRTUALの価格チャート画像引用:CoinMarketCap仮想通貨(暗号資産)VIRTUALの価格は、直近で大きな上昇を見せています。2024年10月中旬あたりまで大きな価格変動がなかったVIRTUALですが、2024年10月下旬から急激な上昇相場に移行しています。当記事執筆現在(2025年1月8日)は約591円を記録しており、ここからさらに価格を伸ばしていけるのか注目です。X(旧Twitter)上での評判X(旧Twitter)上では、Virtuals Protocolの成長性などに注目が集まっています。時価総額上位100のプロジェクトに入り、45以上のエージェントが稼働中など、急速な成長を評価する声が見られます。一方で、FOMOに乗るべきかどうかを投げかける投稿や、一部のエージェントにフィッシングサイトの懸念があるとの指摘も見られます。また、各ブロックチェーン上で、Virtuals ProtocolのようなAIエージェントインフラが展開されると考えるユーザーもいるようです。仮想通貨VIRTUALの将来性仮想通貨(暗号資産)VIRTUALの将来性について、以下の3点から考察します。実用的なAIエージェントの実績がある多様なプラットフォームでの実装収益連動型のバイバックモデル実用的なAIエージェントの実績があるVirtuals Protocolは、すでに実用的なAIエージェントを展開しています。例えば、TikTokで50万人以上のフォロワーを持つAIガールバンド(AI-DOL)のリードボーカリストLunaが挙げられるでしょう。AI-DOLは、2024年8月21日の第1期ライブストリーム開始以降、TikTok上で97時間以上のライブ配信を実施し、560万人以上のユーザーにリーチしています。画像引用:Luna公式Xアカウント多様なプラットフォームでの実装多様なプラットフォームでAIエージェントが実装されている点も、Virtuals Protocolの特徴です。例えば、Robloxの「Project Westworld」では、10体の自律的なAIエージェントが展開されており、独自の個性と目標を持って行動しています。画像引用:Virtuals Protocolまた、Telegramをベースとしたゲーム「Sanctum」や、300以上のAIキャラクターが稼働するウェブアプリ「AI Waifu」など、様々なプラットフォームでの展開を進めています。これら複数のプロジェクトは、AIエージェントの活用可能性の広さを示しているといえるでしょう。収益連動型のバイバックモデルVirtuals Protocolでは、AIエージェントごとの独自トークンを発行することで、ユーザーによるエージェントの共同所有を可能にしています。例えば、LunaというエージェントにはLUNAというトークンが、SwiftというエージェントにはSWIFTというトークンが発行されます。そして、それぞれのAIエージェントが生み出す収益を使ってエージェントトークンを市場から買い戻す「バイバック(Buyback)」の仕組みを導入しています。具体的には、ユーザーがAIエージェントを利用する際、AIの応答ごとにVIRTUALがユーザーのウォレットからエージェントのウォレットに支払われます。集められたVIRTUALは、そのエージェントトークンを市場から買い戻すために使用され、買い戻されたトークンはバーン(焼却処理)されます。例えば、Swiftというエージェントが月に1万回利用され、1回あたり1ドルのコストで1万ドル分の収益を生み出したとします。この収益はSWIFTトークンの買い戻しに使用されます。買い戻したトークンはバーンされることから総供給量が減少するため、残りのトークンの希少性が高まるという仕組みになっています。仮想通貨VIRTUALのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)VIRTUALの総供給量は、10億VIRTUALに設定されています。以下では、VIRTUALのトークン配分先や配分比率などを解説します。VIRTUALの配分先と比率VIRTUALの配分先と配分比率は以下の通りです。画像引用:Virtuals Protocol市場流通:60%流動性プール:5%エコシステム:35%なお、エコシステムへの配分については、DAOが管理するマルチシグウォレットで保管され、今後3年間は年間10%以上の放出を行わない設計になっています。また、資金の使用には、ガバナンスの承認が必要となっています。AIエージェント市場の今後の展望Virtuals Protocolは、AIエージェントを単なるツールから収益を生み出す資産に転換させることを目指しています。現在は主にゲームやエンターテインメント分野での展開を進めていますが、その詳細も踏まえて今後の展望を以下で解説します。ゲーム・エンターテインメントへのフォーカス画像引用:Virtuals Protocolゲームとエンターテインメントは、ドーパミンループという心理学的原理により、最も強力なユーザーの定着率を見込める分野とされています。AIエージェントによる無限のコンテンツ生成と、ユーザーごとにカスタマイズされた体験は、この効果をさらに高める可能性があります。そのため、Virtuals Protocolはまずゲームとエンターテインメント分野からAIエージェントの展開を開始し、ここで成功モデルを確立することを目指しているようです。外部へのプラットフォームの開放画像引用:Virtuals ProtocolVirtuals Protocolは今後、サードパーティのアプリケーションに対してプラットフォームを開放していく予定です。これにより、外部の開発者やゲームスタジオ、消費者向けアプリが独自のAIエージェントを展開できるようになります。開発者は、特別な技術的知識がなくても、Virtuals Protocolの開発ツールを使って簡単にAIエージェントを自分のアプリに組み込むことができます。これにより、AIエージェントの採用が加速していくと考えられます。超知的AIエージェントの実現へVirtuals Protocolの最終的な目標は、複数のプラットフォームやアプリケーションにまたがって存在する「超知的なAIエージェント」を開発することです。このAIエージェントは、数百万のユーザーと同時にコミュニケーションを取り、リアルタイムで情報を更新しながら、一貫した体験を提供することを目指しています。具体的には、異なるプラットフォーム間でもユーザーとの会話の文脈や記憶を保持し、ユーザーとの対話を通じて継続的に学習・進化する機能や、開発者がリアルタイムでエージェントの機能を更新できる仕組みの実現を計画しているようです。仮想通貨VIRTUALの買い方2025年1月8日現在、仮想通貨(暗号資産)VIRTUALは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるVIRTUALの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。仮想通貨取引所現物デリバティブ(バイビット)〇〇(バイナンス)×〇(ゲート)〇〇(メクシー)〇〇(ビンエックス)〇〇(ビットゲット)〇〇(コインイーエックス)〇〇(ズーメックス)×〇Bybit(バイビット)現物デリバティブ〇〇Binance(バイナンス)現物デリバティブ×〇Gate.io(ゲート)現物デリバティブ〇〇MEXC(メクシー)現物デリバティブ〇〇BingX(ビンエックス)現物デリバティブ〇×Bitget(ビットゲット)現物デリバティブ〇〇CoinEX(コインイーエックス)現物デリバティブ〇〇Zoomex(ズーメックス)現物デリバティブ×〇海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。BybitでVIRTUALを購入する方法Bybitでは、3つの手順でVIRTUALを購入できます。購入ページにアクセス購入条件を入力内容を確認して購入手順1まずは以下のリンクをクリックし、VIRTUALの購入ページ(VIRTUAL/USDT)にアクセスします。BybitのVIRTUAL購入ページへなお、Bybitを利用するには口座を開設し、本人確認(KYC)レベル1を完了させておく必要があります。手順2ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でVIRTUALを購入するには、以下のように操作をして「VIRTUALを買う」をクリックします。番号項目名説明1「買い」または「売り」通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「買い」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売り」を選びます。2注文方法成行を選びます。3注文価格購入したい数量を入力します。VIRTUALはUSDTを支払って購入します。そのため、USDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。手順3内容を確認して「VIRTUALを買う」をクリックします。注文は即座に確定し、購入したVIRTUALは現物アカウント残高に反映されます。以下の記事では、買い方に関してより詳しく説明しています。有利な価格を指定する「指値」の使い方なども解説しています。AIエージェント市場をけん引するプロトコルVirtuals Protocolは、AIエージェントを収益性のある資産へと転換し、その価値をコミュニティで共有するモデルを提案しています。すでにTikTokやRobloxなどで実績を積み重ねており、AIエージェントの収益を使ったトークンのバイバック(買い戻し)モデルも導入しています。今後は外部開発者にもプラットフォームを開放し、AIエージェントの活用範囲を拡大していく予定です。AIエージェント市場の発展とともに、プロジェクトのさらなる成長に期待できるかもしれません。
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