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【要人発言】IMF専務理事「IMFは今年米国で利下げの条件が整ったと見ている」

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New update 2024.04.18 22:18

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ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事
「IMFは今年米国で利下げの条件が整ったと見ている」

(中村)

DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.04.18

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Date

作成日

2024.04.18

Update

最終更新

2024.04.18

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DZHフィナンシャルリサーチ

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仮想通貨REZの将来性は?イーサリアムのリステーキングプロトコルRenzoについて解説

仮想通貨(暗号資産)REZは、リステーキングプロトコルRenzoのネイティブトークンです。Renzoは、イーサリアム(ETH)のリステーキングを簡単に実行できるプラットフォームとして機能します。2024年4月23日には、大手取引所のBinance(バイナンス)がローンチプールでのREZの取り扱いを発表し、SNS上でも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨REZの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などを解説します。目次[非表示]仮想通貨REZがBinanceローンチプールに登場仮想通貨REZとはイーサリアムやLSTをリステーキングできるEigenLayerのインターフェースとして機能高いリスクリワード比率を追求仮想通貨REZの価格チャートX(旧Twitter)での評判仮想通貨REZの将来性合計640万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なチームTVLは30億ドル超え仮想通貨REZのトークノミクスREZの分配先と比率REZの使い道RenzoのリスクezETHのデペッグコミュニティの不信感仮想通貨REZの買い方BitgetでREZを購入する方法イーサリアム相場の波に乗れるか仮想通貨REZがBinanceローンチプールに登場2024年4月23日、仮想通貨(暗号資産)取引所のBinance(バイナンス)は、ローンチプールでのREZの取り扱いを発表しました。画像引用:BinanceBinanceのローンチプールとは、指定の仮想通貨を預けると特定のトークンがもらえるイベントです。2024年4月24日から4月30日にかけて仮想通貨をステーキングすると、報酬としてREZを獲得できます。ステーキング可能な仮想通貨はBNB・FDUSDの2種類で、毎日約4,166万REZ、合計2億5,000万REZが配布されました。その後、REZは2024年4月30日にBinanceに上場しています。仮想通貨REZとは仮想通貨(暗号資産)REZは、イーサリアムのリステーキングプロトコルRenzoのネイティブトークンです。REZは、Renzoプラットフォームにおけるガバナンストークンとして機能します。画像引用:Renzoガバナンストークンとはガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)のサービスにおいて、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンのことです。ガバナンストークンを多くの利用者に配ることは、プロジェクトの分散化を目的としており、保有者はDeFiサービスの運用に関わることができます。イーサリアムやLSTをリステーキングできる画像引用:RenzoRenzoはイーサリアムホルダー向けのプラットフォームで、イーサリアム(ETH)をリステーキングして報酬を獲得できます。保有するイーサリアムを積極的に運用して、報酬を得たいユーザー向けといえるでしょう。また、イーサリアムだけでなく、wBETHやstETHなどのリキッドステーキングトークン(LST)をリステーキングすることも可能です。リステーキングとはリステーキングとは、イーサリアム本体でステーキングしつつ、別のプロジェクトでも再度ステーキングする仕組みのことです。リステーキングすることで、通常のステーキング報酬よりも多くの報酬を獲得でき、資金効率を高められます。リキッドステーキングとはリキッドステーキングとはその名前のとおり「流動性のあるステーキング」です。通常のステーキングでは、預け入れた仮想通貨がロックされる一方、リキッドステーキングでは、それと等価のリキッドステーキングトークンの現金化や送金、運用などができます。ステーキングの流れユーザーはRenzoのウェブサイトにて、リステーキングを開始できます。イーサリアムやLSTを預けると、RenzoのリキッドリステーキングトークンであるRenzo Restaked ETH(ezETH)を受け取れます。ezETHは、Renzoにおけるリステーキングのポジションを表すトークンです。ezETHは一般的なリキッドステーキングトークンのように、分散型取引所(DEX)で他のトークンと交換したり、各種DeFi(分散型金融)プロトコルで運用したりできます。リキッドステーキングトークンとはリキッドステーキングトークンとは、ステーキング期間に引き出しできない仮想通貨について、流動性を確保するために独自に発行されるトークンです。Lidoの「stETH」やRocket Poolの「rETH」などが該当します。画像引用:RenzoユーザーはezETHを保有するとezPointsというポイントを獲得でき、ポイント数に応じてREZのエアドロップを受け取れます。また、EigenLayer(アイゲンレイヤー)エコシステムへの貢献度を表す、EigenLayer Pointsも同時に得られます。Renzoに預け入れたイーサリアムやLSTは、2024年5月より引き出し可能となる予定です。EigenLayerのインターフェースとして機能Renzoは、EigenLayerのインターフェースとして機能しています。EigenLayerは、イーサリアム(ETH)上で構築されたリステーキングプロトコルです。画像引用:EigenLayerRenzoは、EigenLayerの複雑な仕組みを簡略化し、ユーザーがシンプルな操作でリステーキングを行うための窓口として機能します。リステーキングを行うことで、イーサリアムを単体でステーキングするよりも、高い利回りを得られるとしています。高いリスクリワード比率を追求Renzoは、リステーキングしたユーザーが高いリターンを享受できるような戦略を実行します。具体的には、リステーキング資産の預け先であるAVS(Actively Validated Services)を、ユーザーに代わって選択します。AVSは、サイドチェーンやブリッジなどの分散型サービスで、ステーカーはどのAVSにトークンを預けるかを選択しなければなりません。AVSの数は多く、それぞれリスクやリワード(報酬)が異なるため、最適な組み合わせを決定するのは容易ではありません。Renzoは、ユーザーに代わって最適なAVSを選択し、高いリスクリワード比率を実現することを目指しています。仮想通貨REZの価格チャート画像引用:CoinMarketCap仮想通貨(暗号資産)REZは、2024年4月30日の上場直後、約40円の価格を記録しました。しかし、その後は右肩下がりに価格下落が続いており、当記事執筆現在(2024年5月1日)では20円前半の価格帯を推移しています。まだ上場から間もない状況ではありますが、今後価格を上昇していけるのか注目です。X(旧Twitter)での評判仮想通貨(暗号資産)REZは、Binance(バイナンス)のローンチプールで取り扱いされたこともあり、X(旧Twitter)上で話題になっています。中には「Renzoには強気だ。このようなトレードチャンスをずっと探し求めていた」と期待するユーザーも見受けられました。仮想通貨REZの将来性仮想通貨(暗号資産)REZの将来性に関して、以下の点が挙げられます。合計640万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なチームTVLは30億ドル超え合計640万ドルの資金調達に成功Renzoの運営チームは、これまでに合計640万ドルの資金調達に成功しています。Binance LabsやOKX Venturesに加え、仮想通貨ベンチャーキャピタルのMaven 11などが出資しました。画像引用:Renzoまた、大手取引所Bybit(バイビット)の支援を受けているプロジェクト、Mantle(マントル)もRenzoに出資しています。業界経験の豊富なチームRenzoの創業メンバーであるLucas Kozinski氏は、レンディングプロトコルMoonwellの創業メンバーとしてだけでなく、トークンローンチプラットフォームのTokenSoftにて戦略立案を担当していた経歴を持っています。同じく創業メンバーのKratik Lodha氏は、Web3投資ファンドのWoodstockにてリサーチャーとして活躍していたようです。このことから、Renzoの運営チームには、仮想通貨業界で豊富な経験を持つメンバーが在籍していると考えられます。TVLは30億ドル超え当記事執筆現在(2024年5月1日)、Renzo公式サイトによると、プロトコルのTVL(預かり資産)は約31億ドルを記録しています。DeFiLlamaのデータでは、直近2ヶ月の間にTVLが約5倍に拡大していることがわかります。画像引用:DeFiLlamaTVLとはTVLはTotal Value Lockedの頭文字をつなげた言葉で、ブロックチェーンやDAppsに預け入れられた仮想通貨の総額を示します。この金額は人気のバロメーターとしても使用されます。これからRenzoやEigenLayerにより注目が集まれば、リステーキングするユーザーが増加し、さらなるTVLの成長が期待できるかもしれません。仮想通貨REZのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)REZの総供給量は100億枚で、Binance上場後はそのうちの11.50%が放出される予定です。REZの配分比率は、エアドロップに12.00%を分配しており、エコシステム貢献者への報酬配布を行う予定です。一方で、投資家およびアドバイザーに31.56%、チームに20.00%と大きな割合を配分している点には注意が必要です。REZの分配先と比率仮想通貨REZの分配先と比率は、下の表の通りです。番号説明12.50%がBinanceローンチプールに割り当てられています。212.00%がエアドロップに割り当てられています。331.56%が投資家・アドバイザーに割り当てられています。420.00%がチームに割り当てられています。512.44%がプロジェクト基金に割り当てられています。620.00%がDAOトレジャリーに割り当てられています。71.50%が流動性提供に割り当てられています。チームのトークンは、1年のロック期間を経た後、2年かけて徐々にロック解除されます。Renzoの運営チームは、プロジェクト運営を長期目線で考えていることがわかります。また、投資家に割り当てられたトークンは、1年のロック期間を経た後、1年かけて徐々にロック解除されるスケジュールが組まれています。REZの使い道仮想通貨REZは、Renzoプラットフォームにおけるガバナンストークンとして機能します。REZホルダーは投票を通じて、プラットフォームの運営方針などに影響を及ぼすことができます。具体的には、以下のようなガバナンス事項について投票を行います。リスク管理の枠組みデポジット、担保資産オペレーターのホワイトリスト登録AVS(Actively Validated Services)のホワイトリスト登録トレジャリーおよびコミュニティ助成金RenzoのリスクRenzoプロトコルのリスクとして、以下の項目などが挙げられます。ezETHのデペッグコミュニティの不信感ezETHのデペッグユーザーがイーサリアムやLSTをRenzoに預けると、リキッドリステーキングトークンのezETHを受け取れます。ezETHはあくまでレシートトークンであり、イーサリアムとは異なります。そのため、イーサリアム価格とデペッグ(価格乖離)を起こす可能性があります。実際に2024年4月24日、ezETHの価格は一時的にイーサリアムと大きなデペッグを記録しました。以下はCoinMarketCapのETH建ての価格チャートですが、ezETH価格の急落が発生したことがわかります。その後、価格は徐々に回復しつつあります。画像引用:CoinMarketCapデペッグとはデペッグとは、特定の法定通貨等と固定的な価格関係(ペッグ)にある仮想通貨において、価格が基準値から逸脱することです。デペッグが発生する原因は様々ですが、売り圧力の上昇や担保資産不足などの噂が流れることで、デペッグが起こる可能性があります。今後、もしezETHのデペッグが再度起こり、価格を戻せないような状況が発生した場合、ガバナンストークンのREZにも影響が及ぶ可能性があるかもしれません。コミュニティの不信感2024年4月25日、Renzoの運営チームはコミュニティからの抗議により、トークノミクスやエアドロップ要件の一部変更を余儀なくされました。騒動の発端は、チームや投資家へのREZ配分が多いことや、トークン配分表が誤解を招くデザインだったことなどが原因と推測されます。複数の仮想通貨(暗号資産)インフルエンサーがXで指摘したことで、コミュニティの中で物議を醸しました。今回の件をポジティブに捉えると、Renzo運営はコミュニティのフィードバックを取り入れ、迅速に対処したといえます。しかし、今後も同じような問題を起こしてしまった場合、コミュニティからの信頼を取り戻すのは難しいかもしれません。仮想通貨REZの買い方2024年5月1日現在、仮想通貨(暗号資産)REZは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるREZの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。仮想通貨取引所現物デリバティブ(バイビット)××(バイナンス)〇〇(ゲート)〇×(メクシー)〇〇(ビンエックス)〇〇(ビットゲット)〇〇(コインイーエックス)〇〇Bybit(バイビット)現物デリバティブ××Binance(バイナンス)現物デリバティブ〇〇Gate.io(ゲート)現物デリバティブ〇×MEXC(メクシー)現物デリバティブ〇〇BingX(ビンエックス)現物デリバティブ〇〇Bitget(ビットゲット)現物デリバティブ〇〇CoinEX(コインイーエックス)現物デリバティブ〇〇海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBitget(ビットゲット)がおすすめです。BitgetでREZを購入する方法Bitgetでは、2つの手順でREZを購入できます。購入ページにアクセス購入条件を入力手順1まずは以下のリンクをクリックし、REZの購入ページ(REZ/USDT)にアクセスします。BitgetのREZ購入ページへなお、Bitgetを利用するには、口座を開設しておく必要があります。手順2ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でREZを購入するには、以下のように操作をして「購入:REZ」をクリックします。番号項目名説明1「買い」または「売り」通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「購入」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売却」を選びます。2注文方法「成行」を選びます。3出来高購入したい数量を入力します。「購入:REZ」をクリックすると、即座に注文が実行されます。なお、REZはUSDTで購入します。そのためUSDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。イーサリアム相場の波に乗れるかイーサリアムは全仮想通貨(暗号資産)の中でも、ビットコインに次ぐ時価総額を誇ります。今後、米国でイーサリアムの現物ETFが承認されれば、再び盛り上がりを見せるかもしれません。Renzoはイーサリアムのリステーキングプラットフォームとして、中心的なポジションを築けるかが勝負どころになりそうです。今後の動向を注視していきましょう。
update2024.04.30 (火) 20:30
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リピート注文その1|最良の取引戦略の1つリピート注文とは

FXで利益を得ることは可能です。さすがに熟練のトレーダーでも未来予測はできませんが、彼らは優位性のある手法を使って利益を生み出しています。しかし、優位性のある手法を習得することは簡単ではありませんし、時間を要するでしょう。現在トレードで成功している人も、長い期間、熱心に勉強をしてプロフェッショナルといわれる領域に至っています。その過程で大きな損失を出している可能性もあります。このようにFXは厳しい世界ですが、比較的簡単に理解し実践できるシンプルな手法があります。それがリピート注文(グリッドトレード)です。現在の取引方法で成果が出ていない場合や新しい手法を探している場合は、本記事が参考になるかもしれません。目次[非表示]なぜリピート注文が効果的といえるのか?リピート注文とは?買いでエントリーする場合リピート注文で得られる値幅売りでエントリーする場合リピート注文のメリット・デメリットメリットデメリットFX初心者にとっても比較的扱いやすいなぜリピート注文が効果的といえるのか?まずは、なぜリピート注文(グリッドトレード)が効果的な手法といえるのかについて記載します。i-NET証券は、リピート注文型の自動売買サービス「ループイフダン」で有名な日本のFXブローカーです。同社は2018年4月から2023年3月までのユーザーの取引結果を発表しました。上記の「91万円」という数値は、期間中にループイフダン口座で運用中のユーザーを対象とし、2018年4月1日と2023年3月31日の各口座の損益額を平均した値です。成績上位のユーザーの平均損益ではなく、すべてのユーザーの平均損益が91万円の利益なのです。また、5年間の平均損益である点もポイントでしょう。短い期間で大きな利益を上げるということであれば、相場が自分にとって有利に動くことにより実現するかもしれません。しかし、長期にわたって大きな利益を生み出すことは偶然にはできません。リピート注文とは?リピート注文(グリッドトレード)では、広い価格帯に複数の注文を同時に仕込んでおき、あらかじめ決められた価格で繰り返し売買を行います。この手法は為替や株式、仮想通貨(暗号通貨)などの様々な金融商品の取引で利用できます。買いでエントリーする場合上記のチャートを用いて、リピート注文の流れを紹介します。まずは価格に基づいてチャートを均等に分割します。この例では間隔は100pipsで、1.0900と1.0800、1.0700、1.0600に買いの指値注文を入れておきます。ユーロドルが1.0900に到達すると指値注文が執行され、さらに価格が下がると1.0800や1.0700、1.0600の指値注文も同様に執行されていきます。エントリーの指値注文の執行後は、各ポジションに対応する決済の指値注文が出されます。1.0900の買いポジションを保有している場合、価格が1.1000に達したときに決済することになり、このとき100pips分の利益が得られます。同様にユーロドルが1.0600を下回る水準で底を打って上昇し、決済注文が執行されると各ポジションから利益を得ることができます。そして決済注文が執行されると、次の値動きに備えてエントリーの指値注文が新規で設定されます。エントリー水準を決めておくリピート注文では売買を行う水準が固定されています。例えば、1.1000と1.0900で買うことを決めた場合、常に同じ水準でエントリーすることになります。リピート注文での成功率を高めるには、事前にしっかりとエントリー水準を決めておくことが重要だといえます。MT4やMT5で自動売買プログラム(EA)を利用すると、ユーロドルが1.0600から1.1000までのレンジで動いている間に自動で売買するといったことが可能です。もちろん、手動で注文を入れることもできます。損失のリスクを抑えるには損失のリスクを抑えるには、同じ価格で取得したポジションを同時に複数持っている、という状況を避けることが重要です。上記のチャートでは1.0700(①)で買いエントリーをした後に、価格が1.0700(②)に戻っています。しかし、②の地点では新規の買いエントリーを見送っています。再び1.0700でエントリーしているのは、③でのポジション決済後である④のポイントです。②のような地点で新しくポジションを持つことも可能です。しかしそうする場合、未決済のポジションが過剰に増え、大きな損失を出してしまう恐れがあるため注意が必要です。同時に複数の注文を設定する理由リピート注文は一定の範囲内で繰り返される値動きに焦点を当てた手法です。底値で買って高値で売ることは目指しません。上のチャートのように底で買って高値で売ることは、経験豊富なトレーダーにとっても困難です。一定の範囲で繰り返される値動きを捉えるリピート注文は、多くのトレーダーにとって扱いやすい手法といえるでしょう。リピート注文で得られる値幅リピート注文で得られる値幅は、レンジの幅や期間によって変化します。上記のチャートでは間隔が100pipsであり、価格が2往復する間にポジションが6回決済されているので、合計600pipsの利益を得られたことになります。100 pips × 6回 = 600 pips横ばいの通貨ペアを見つけるリピート注文では、横ばいに動く通貨ペアを見つけることが重要です。チャート上の価格が横ばいに動いており、トレンドが発生していないことを確認しましょう。売りでエントリーする場合売りエントリーでリピート注文を行う例も確認しておきましょう。上記の例では1.1000と1.0900、1.0800、1.0700と100pips間隔で、売りの指値注文が設定されています。ユーロドルが1.0700に達すると指値注文が執行され、値動きによっては1.0800や1.0900、1.1000の指値注文も執行されることになります。エントリーの指値注文が執行されると、各ポジションに対応する決済の指値注文が出されます。その後に値動きが反転して下降すると決済注文が執行され、利益を得ることができます。また、決済注文が執行されるとエントリーの指値注文が新しく設定されます。リピート注文のメリット・デメリットすべての取引手法には長所と短所があります。リピート注文(グリッドトレード)のメリット・デメリットを確認しておきましょう。メリットリピート注文を使う主なメリットは以下の通りです。インディケータを使用する必要がないコンセプトを理解しやすい取引のストレスが少なくなる可能性がある損切りしても利益を残せる可能性があるインディケータを使用する必要がないインディケータを使いこなすのは容易ではありません。基礎的なインディケータである単純移動平均線(SMA)でさえ、上手く活用することは難しいものです。ゴールデンクロスで買って、デッドクロスで売るという利確の方法はよく知られていますが、これが損失につながるケースも珍しくありません。さらに、複数のインディケータを同時に使用するのが推奨される場面もあります。また、上手く活かすにはバックテストが不可欠です。これに対してリピート注文では、インディケータについて学ぶ必要がありません。リピート注文で重要になるのは、サポートラインとレジスタンスラインを理解することです。拠り所とするサポートライン・レジスタンスラインが決まれば、注文を配置する価格を決定できます。チャート上に強力なサポートライン・レジスタンスラインが存在する場合、価格がより長く横ばいで推移する可能性が高くなるため、リピート注文に適した環境といえます。コンセプトを理解しやすいリピート注文では、インディケータではなくサポートライン・レジスタンスラインを拠り所とします。また取引を開始した後は、基本的にエントリー・エグジットの価格を見直す必要がありません。シンプルかつ効果的な手法のため、多くのトレーダーに使用されています。日本では少なくとも9つのブローカーが、リピート注文のサービスを提供しています。先述の通り、i-NET証券のユーザーは5年間で平均して91万円の利益を上げています。なお、MT4やMT5で自動売買プログラム(EA)を使用すれば、海外FX業者でもリピート注文に基づいた自動売買を行えます。また、好きなEAを使って取引することができる点もMT4やMT5を使うメリットです。取引のストレスが少なくなる可能性がある基本的にリピート注文ではエントリーとエグジットの価格を設定した後は、「次の注文価格をどうするか」などと考える必要がありません。価格がレジスタンスラインを超えたり、サポートラインを下回ったりした場合に取引を止めるというオペレーションで、他の手法と比較してストレスを軽減しやすく、長期的に取引に取り組みやすいでしょう。一方で裁量取引では、値動きによってエントリーとエグジットの水準が変化します。特定の値動きにあまり詳しくない場合やインディケータに不慣れな部分がある場合、取引のシグナルが出ていても取引をためらってしまうこともあるでしょう。このような状況では大きなストレスを感じる可能性があり、適切な判断を下せなくなってしまう恐れがあります。具体的な状況をイメージしやすいように、典型的な裁量取引の手法を例に挙げてストレスを感じやすいケースについて記載します。上記のチャートは、上昇する前に価格が横ばいに動いていたことを示しています。このチャートにある値動きがある場合、どのタイミングで買い注文を入れようと考えるでしょうか。教科書的なブレイクアウト系の手法では、上記のオレンジの点の辺りでエントリーします。横ばいの相場では同じような水準で値動きが反転して、水平なレジスタンスライン(青い線)が形成されます。一般的にはそのレジスタンスラインを価格上に抜けたら、買い注文のチャンスとなります。しかし、この考え方にはいくつか問題があります。第一に、価格が横ばいに推移しており、上記の赤い長方形の範囲内に収まっているときは取引ができません。価格がレジスタンスラインを明確に上に抜ける状況を待たなければいけません。レンジが続く状況下では取引ができず、それがストレスの増加につながることがあります。また、未来の値動きを正確に予測することは不可能です。エントリー後は、期待した方向に価格が動くのを待つしかありません。期待に反してエントリー後に価格が戻ってくると、含み損を抱えることになります。これはFXではよくあることで、過去に同じようなパターンを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。一方で、ここまで見てきた値動きの中で複数回利益を得たい場合、リピート注文は有望な取引手法となるでしょう。ブレイクアウトを狙った裁量取引を行う場合とは異なり、リピート注文であれば、上記画像のように4度利食いをすることもできます。損切りしても利益を残せる可能性があるリピート注文では、損失が発生しても利益を残せる可能性があります。上記のチャートは、2つの買いポジション(AとB)を保有した後に、価格が一定水準まで下がったことで両方のポジションを損切りしたという場面です。損切りになってはいますが、価格がレンジで推移している間に4回利益を得ているため、トータルでは利益を残せる可能性があります。損失が発生してもそれまでに積み上げた利益があるため、トータルの損益はプラスになるケースもあるのです。リピート注文は、トレンドフォローのブレイクアウト手法などのように1回の取引で大きな利益を上げることにはあまり向いていないでしょう。しかし、為替相場はレンジで推移することも多いため、リピート注文戦略を適切に実行できればコツコツと利益を重ねていき、損切りによって生じた損失を差し引いても利益を残せる可能性があります。デメリットリピート注文の典型的なデメリットは以下の通りです。・取引の初期段階では含み損のほうが多くなる・利益を積み上げていくのに時間がかかる取引の初期段階では含み損のほうが多くなるリピート注文の仕組みで取引をする場合、特に取引の初期段階では利益よりも含み損のほうが大きい状態が続きます。上記のチャートでは1.0900で買い始め、さらに価格が下がったため1.0800や1.0700、1.0600でも買い注文が執行されました。価格が1.0600を下回った場合、4つのポジションで含み損が発生します。仕組み上、リピート注文では含み損を抱えた状態になりがちです。しかし、価格が想定レンジを抜けずに上昇してきたら、ポジションが抱えていた含み損は含み益に変わり、いずれは利益を得られることになるでしょう。このプロセスを繰り返しながら利益を積み重ねることで、利益が含み損の合計額を上回るようになります。含み損を抱えたくない場合は、以下のチャートのように価格が底値に達したときにエントリーする必要があります。しかし、これは可能でしょうか。先に解説したように、経験豊富なトレーダーにとっても底や天井を正確に捉えることは困難でしょう。底や天井を捉える必要がない点が、リピート注文の利点ともいえます。サポート・レジスタンスの強さを見極めるリピート注文では十分な利益を得る前に損切りになると、損益がトータルでマイナスになる可能性があります。リピート注文で利益を生み出していく上では、強いサポートラインやレジスタンスラインを見つけることが重要です。利益を積み上げていくのに時間がかかる上記のチャートは、最大4つのポジションを保有する場合の例です。100pipsごとに1ロットの買い注文を設定するとき、合計で最大4ロットのポジションを保有することになります。4ロットが大きすぎると感じる場合は、各価格での注文のロット数を減らすことを検討することになります。ただし、ロット数を減らすと利食いによって得られる利益額も減少します。リピート注文では同時に複数のポジションを保有することを前提としています。注文1回あたりのロット数を抑えることになり、成績の良い裁量取引手法よりも利益を積み上げていくのに時間がかかります。FX初心者にとっても比較的扱いやすいリピート注文(グリッドトレード)は、インディケータに関する知識を必要としないシンプルな手法です。注文を設定した後は、単純なルールに従って行動するだけです。もちろん利益が得られることの保証はできませんが、i-NET証券の事例はリピート注文が有効な手法である可能性を示しています。リピート注文は学ぶ価値のある手法だといえるのではないでしょうか。
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メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

2024年4月9日、分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されたことが発表されました。これにより、エアドロップの受け取り資格をメタマスク上で簡単に確認できるようになっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。目次[非表示]メタマスクのエアドロップ確認機能とはエアドロップ確認機能の特徴メタマスクポートフォリオに機能追加NFT提案機能も追加対応ブロックチェーンの種類エアドロップ確認機能の使い方PC版メタマスクでの使い方スマホ版メタマスクでの使い方エアドロップ確認機能で便利にメタマスクのエアドロップ確認機能とは画像引用:MetaMaskメタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能は、ユーザーがエアドロップの受け取り資格を持っているかどうかを、メタマスク上でまとめて確認できる機能です。エアドロップとはエアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。エアドロップ確認機能は、オンチェーンAPIを提供するサービス「Daylight」との連携によって実現しています。APIとはAPIは、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)の略称です。ブロックチェーンとアプリを繋ぐ窓口としての役割を果たします。APIを活用して、第三者企業のアプリを比較的容易にエコシステムに取り込むことができます。エアドロップ確認機能の特徴エアドロップ確認機能の大きな特徴は、複数のプロジェクトのエアドロップ受け取り資格をメタマスク上で管理できる点です。従来、エアドロップの受け取り資格の有無は、各プロジェクトのサイトにアクセスして確認する必要がありました。しかし、複数のサイトを確認するのは手間がかかるうえ、スキャムサイトにウォレットを接続してしまうリスクもあります。今回の機能追加によって、メタマスク上でワンストップで確認できるようになり、利便性や安全性が向上しました。メタマスクポートフォリオに機能追加メタマスクのエアドロップ確認機能は、メタマスクポートフォリオ(MetaMask Portfolio)の「Explore」機能の1つとして追加されました。受け取り資格があることがわかった場合は、そのまま請求作業に移ることも可能です。メタマスクポートフォリオとは、メタマスク上の仮想通貨(暗号資産)やNFTを一元管理できるサービスです。画像引用:MetaMaskメタマスクポートフォリオにウォレットを接続することで、以下のようなさまざまな機能を利用できます。Dashboard(ダッシュボード)Explore(調べる)Buy(購入)Sell(売却)Swap(スワップ)Bridge(ブリッジ)Stake(ステーキング)Send & Receive(送受信)NFT提案機能も追加今回、エアドロップ確認機能とあわせて、NFT提案機能も追加されました。NFT提案機能では、ユーザーの以下のようなオンチェーンアクティビティにもとづいて、おすすめのNFTが提案されます。ユーザーがアローリストに登録されているNFT獲得に必要なトークンを保有している過去にミントしたことのあるクリエイターによるNFTFarcasterでフォローしている人がミントしたNFTNFTコレクションの1次販売では、アローリストがユーザーに事前配布されることがあります。配布方法は、X(旧Twitter)などで応募者を集め、その中からランダムに当選者を選んで配布するやり方が一般的です。アローリストとはアローリストは、NFT市場における優先購入権を意味する言葉です。ホワイトリストとも呼ばれています。また、Farcasterは、分散型SNSプロトコルです。実際にプロトコルを使用するためには、iOSとAndroidに対応しているアプリ「Warpcast」が必要になります。おすすめのNFTは、エアドロップ確認機能と同じく、メタマスクポートフォリオの「Explore」に表示されます。NFT提案機能により、自分の興味に合ったNFTを見つけやすくなり、コレクションを広げるきっかけになるでしょう。対応ブロックチェーンの種類メタマスク(MetaMask)は、イーサリアムブロックチェーン、およびEVM互換性のあるブロックチェーンに対応しています。EVMとはEVMはEthereum Virtual Machineの略称で、日本語でイーサリアム仮想マシンと訳します。この技術を使って、スマートコントラクトの実行や管理が可能になります。EVMを実装すると、ブロックチェーン間の仮想通貨の移動や、DApps(分散型アプリケーション)の移植などが容易になります。執筆時点(2024年4月25日)で、エアドロップ確認機能とNFT提案機能が対応しているブロックチェーンの種類は、以下のとおりです。イーサリアムオプティミズムアービトラムベースゾラポリゴンエアドロップ確認機能の使い方メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能は、PCとスマホアプリの両方で使えます。それぞれの使い方を解説します。PC版メタマスクでの使い方スマホ版メタマスクでの使い方PC版メタマスクでの使い方まずは、PC版メタマスクでのエアドロップ確認機能の使い方です。手順1メタマスクを開き、「Portfolio」アイコンをクリックします。手順2ブラウザに表示されたメタマスクポートフォリオの左側のメニューから、「Explore」をクリックします。手順3Explore画面を下にスクロールすると、「Eligible Airdrops」エリアがあります。エアドロップ受け取り資格がある場合、情報が表示されます。また、「Trending NFT Mints」エリアには、NFT提案機能による、おすすめNFTが表示されます。各カードの「Mint details」をクリックするとNFTの詳細を確認でき、ミントページに移行可能です。スマホ版メタマスクでの使い方続いて、スマホ版メタマスクでのエアドロップ確認機能の使い方です。手順1メタマスクのアプリを起動し、「Portfolio」ボタン、または下段のコンパスのアイコンをタップします。手順2表示されたメタマスクポートフォリオ画面で、右上の「≡」をタップします。手順3メタマスクポートフォリオのメニューから、「Explore」をタップします。手順4Explore画面を下にスクロールすると、「Eligible Airdrops」エリアがあります。エアドロップ受け取り資格がある場合、情報が表示されます。また、「Trending NFT Mints」エリアには、NFT提案機能による、おすすめNFTが表示されます。各カードの「Mint details」をタップするとNFTの詳細を確認でき、ミントページに移行可能です。エアドロップ確認機能で便利にメタマスクにエアドロップ確認機能が追加され、エアドロップの受け取り資格をまとめて確認できるようになりました。これにより、各プロジェクトのサイトにアクセスする手間が省け、利便性が向上しています。一方で、エアドロップには個人情報流出や詐欺被害のリスクもあります。信頼できるプロジェクトかをしっかりと確認して参加を判断するようにしましょう。
update2024.04.25 (木) 20:00
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仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。2024年4月18日には、大手取引所Binance(バイナンス)が新しいトークンローンチプラットフォーム「メガドロップ」を発表しました。その第一弾として、BBが取り扱われることが決定し、SNS上でも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨BBの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などを解説します。目次[非表示]仮想通貨BBがBinanceメガドロップに登場ポイント数に応じて仮想通貨BBが付与される仮想通貨BBとはビットコインをステーキングできるカストディプラットフォームを利用アービトラージ戦略を活用X(旧Twitter)での評判仮想通貨BBの将来性合計約800万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なCEOアーリーアクセス10万人を達成仮想通貨BBのトークノミクスBBの分配先と比率BBの使い道BounceBitの特徴仮想通貨インフルエンサーが出資BounceClubでエコシステムを拡大仮想通貨BBのリスクビットコインホルダーの受け皿になるか仮想通貨BBがBinanceメガドロップに登場2024年4月18日、仮想通貨(暗号資産)取引所のBinance(バイナンス)は、メガドロップでの仮想通貨BBの取り扱いを発表しました。画像引用:BinanceBinanceメガドロップは、Binanceが新しく発表したトークンローンチプラットフォームです。ユーザーは、仮想通貨BNBをステーキングしたり、Binance Web3ウォレットを使ってクエストを完了することで、上場前のトークンを入手できます。ステーキングをせずにWeb3クエストのみを行うことでも、メガドロップへの参加は可能とされています。ポイント数に応じて仮想通貨BBが付与される画像引用:BinanceユーザーはBNBステーキングとWeb3クエストを完了することで、ポイントを獲得します。このポイント数に応じて、各ユーザーに合計1億6,800万BBが分配されるようです。BinanceのSimple EarnでBNBをステーキングするだけでも、ユーザーはポイントを獲得できます。また、ステーキングに加え、指定されたWeb3クエストを完了することで、より多くのポイントを獲得できるとされています。なお、Web3クエストの具体的な内容などは、当記事執筆時点(2024年4月22日)では明らかにされていません。仮想通貨BBとは仮想通貨(暗号資産)BBは、ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitのネイティブトークンです。画像引用:BounceBitBBは、ガス代(トランザクション手数料)やステーキングなどに利用されます。また、BounceBitのプラットフォームにおけるガバナンストークンとしても機能します。ステーキングとはステーキングとはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の仮想通貨で採用される仕組みで、ブロックチェーンの維持に貢献する対価として報酬を得ることを指します。また、仮想通貨を貸し出して報酬を得られるサービスをステーキングと呼ぶこともあります。ガバナンストークンとはガバナンストークンとは、DeFi(分散型金融)のサービスにおいて、プロジェクトの新しい機能の追加・削除・変更や、開発などの方針の提案(投票)を行う権利を持つトークンのことです。ガバナンストークンを多くの利用者に配ることは、プロジェクトの分散化を目的としており、保有者はDeFiサービスの運用に関わることができます。ビットコインをステーキングできるBounceBitはビットコインホルダー向けのプラットフォームで、ビットコインをステーキングして報酬を獲得できます。保有するビットコインを積極的に運用して、報酬を得たいユーザー向けといえるでしょう。また、BounceBitはビットコインと仮想通貨BBの2種類をステーキングできる、デュアルトークンシステムのPoSブロックチェーンです。そのため、ビットコインに加え、ネイティブトークンのBBも同時にステーキングできます。PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とはPoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。ステーキングの流れユーザーはビットコインをBounceBitに預けると、BounceBitエコシステムで利用できるbounceBTC(BBTC)を受け取れます。次に、このBBTCをノードオペレーターに預けてステーキングすると、さらにstBBTCという別のレシートトークンを受け取ることができます。このstBBTCの仕組みは、一般的なリキッドステーキングのような仕組みといえるかもしれません。画像引用:BounceBitノードとはノードとはブロックチェーンのネットワークを構成するコンピュータを指し、パソコンやスマホなどを含みます。ブロックチェーンを稼働させるために、ブロックの検証だけでなく取引情報の記録や情報伝達などの機能を提供します。リキッドステーキングとはリキッドステーキングを利用すると、預け入れた仮想通貨の額に合わせて、リキッドステーキングトークンと呼ばれるトークンをもらえます。このリキッドステーキングトークンは他のサービスで運用したり、送金したりできます。このstBBTCは、さらにSSCs(Shared Security Clients)と呼ばれる、サイドチェーンやブリッジ、オラクルなどのプロトコルにリステーキングして運用することも可能です。リステーキングされたstBBTCは、SSCsのセキュリティに利用されます。SSCsは、イーサリアムのリステーキングプロトコル、EigenLayer(アイゲンレイヤー)におけるAVS(Actively Validated Services)のような存在だといえるかもしれません。また、BBTCやstBBTCは、BounceBitエコシステム内の分散型アプリケーション(DApps)で運用することもできるとされています。画像引用:BounceBit分散型アプリケーションとは分散型アプリケーション(DApps)とは、管理者不在で自律的に行動を行う非中央集権のアプリケーションのことをいいます。「Decentralized Applications」の略称で、Dappsと呼ばれることもあります。ブロックチェーンを利用したサービスなどを提供するアプリケーションの総称であり、中央管理ではなく分散管理であるためサーバーダウンによるサービス停止の心配も少ないといった特徴を持ちます。カストディプラットフォームを利用画像引用:BounceBitBounceBitは、機関投資家向けカストディプラットフォームのMainnet DigitalやCeffuと提携しています。ユーザーがBounceBitに預けた資産は、これらのカストディプラットフォームを利用して厳重に保管されています。また、秘密鍵を分割して管理するMPCウォレットを利用することで、ハッキングリスクを減らしているようです。秘密鍵とは秘密鍵とはウォレットの所有者が管理する文字列で、仮想通貨の送金の際に必要です。秘密鍵を他人に漏らすと、仮想通貨が不正に流出する可能性があります。アービトラージ戦略を活用BounceBitでは、ユーザーから預かった資産をアービトラージ戦略で運用することで、利回りを生み出す仕組みも導入しています。具体的には、仮想通貨のファンディングレート(資金調達率)の差を利用するアービトラージ取引を行い、利回りを生み出します。アービトラージとはアービトラージとは、同一の価値を有する商品の価格差や金利差を利用して売買を行い、利益を狙う手法のことです。一時的な価格の歪みを機会と捉えて行う手法で、裁定取引やサヤ取りとも呼ばれています。X(旧Twitter)での評判仮想通貨(暗号資産)BBは、Binance(バイナンス)メガドロップで取り扱いされる初のトークンということもあり、X(旧Twitter)上で話題になっています。中には「これからビットコインのステーキングが盛り上がると、BouceBitなどがトッププレイヤーとして浮上するだろう」と期待するユーザーも見受けられました。仮想通貨BBの将来性仮想通貨(暗号資産)BBの将来性に関して、以下の点が挙げられます。合計約800万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なCEOアーリーアクセス10万人を達成合計約800万ドルの資金調達に成功BounceBitの運営チームは、これまでに合計約800万ドルの資金調達に成功しています。調達先には、Binance LabsやOKX、HTX、MEXCといった錚々たる顔ぶれが並んでいます。仮想通貨BBは、将来的なBinanceへの上場は発表されていますが、他の大手取引所での上場もありえるかもしれません。業界経験の豊富なCEOBounceBitの共同創業者兼CEOのJack Lu氏は、ブロックチェーン上のオークションサービスを提供するBounceの共同創業者でもあります。このBounceでは、Binance Labsに加えてCoinbase Venturesなどの大手VCからも資金調達に成功しているようです。Jack Lu氏は、仮想通貨業界で豊富な経験を持つCEOだと考えられます。アーリーアクセス10万人を達成BounceBitは、2024年2月よりビットコインのステーキングサービスを開始しました。ビットコインホルダーから支持を受け、わずか1ヶ月でTVL(預かり総資産)5億ドルを達成したようです。TVLとはTVLはTotal Value Lockedの頭文字をつなげた言葉で、ブロックチェーンやDAppsに預け入れられた仮想通貨の総額を示します。この金額は人気のバロメーターとしても使用されます。その後、2024年4月にはアーリーアクセスのユーザー数が10万人を突破したことを発表しています。画像引用:BounceBit今後、BounceBitが安定的にサービスを提供できれば、ますますビットコインホルダーの取り込みが加速するかも知れません。仮想通貨BBのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)BBの総供給量は21億枚で、Binance上場後はそのうちの19.5%が放出される予定です。BBの配分比率は、ステーキング報酬・委任プログラムに35.00%を分配しており、ステーキングユーザーへの報酬を重視していると考えられます。一方で、投資家に21.00%と大きな割合を配分している点には注意が必要です。BBの分配先と比率仮想通貨BBの分配先と比率は、下の表のとおりです。番号説明18.00%がBinanceメガドロップに割り当てられています。23.00%が流動性提供に割り当てられています。34.00%がテストネット報酬に割り当てられています。45.00%がアドバイザーに割り当てられています。510.00%がチームに割り当てられています。614.00%がBounceClubとエコシステム準備金に割り当てられています。721.00%が投資家に割り当てられています。835.00%がステーキング報酬・委任プログラムに割り当てられています。チームやアドバイザーのトークンは、1年のロック期間を経た後、3年4ヶ月かけて徐々にロック解除されます。このことから、運営側は長期的にプロジェクトを運営していく意向を持っていることがわかります。また、投資家に割り当てられたトークンは、1年のロック期間を経た後、2年6ヶ月かけて徐々にロック解除されるスケジュールが組まれています。画像引用:BinanceBBの使い道仮想通貨BBの使い道として、以下などが挙げられます。ステーキングガス代ガバナンスプラットフォーム通貨ステーキングユーザーは、BBをステーキングすることで、ネットワークのセキュリティ維持に貢献できます。セキュリティ維持に貢献した報酬として、BBを獲得できます。ガス代BounceBit上で取引を行うには、ガス代としてBBを支払う必要があります。ガバナンスBBホルダーは投票を通じて、プラットフォームの運営方針などに影響を及ぼすことができます。プラットフォーム通貨BBはBounceBitプラットフォーム上の通貨として利用できます。様々なアプリケーションやインフラで、BBを使うことが可能です。BounceBitの特徴BounceBitの特徴として、以下のような項目が挙げられます。仮想通貨インフルエンサーが出資BounceClubでエコシステムを拡大仮想通貨インフルエンサーが出資BounceBitには、複数の仮想通貨(暗号資産)インフルエンサーがエンジェル投資家として出資しています。仮想通貨インフルエンサーとは、主にX(旧Twitter)やYouTubeなどで仮想通貨関連の情報を発信している個人を指します。BounceBitに出資するインフルエンサーとして、X(旧Twitter)で70万人以上のフォロワーを持つPentoshi氏や、同じく数十万人のフォロワーを持つMacnBTC氏、RookieXBT氏が挙げられます。画像引用:BounceBitこのような仮想通貨インフルエンサーは個人投資家から大きな支持を集めているため、BounceBitの認知を広げる可能性があります。一方、インフルエンサーが宣伝する仮想通貨の中には、誇大広告により価格が乱高下する銘柄もあるため、一定の注意は必要かもしれません。BounceClubでエコシステムを拡大画像引用:BounceBitBounceBitは、ビットコインのエコシステムを拡大することを目指し「BounceClub」というプラットフォームを打ち出しています。BounceClubのオーナーは、様々なツールを利用して分散型アプリケーション(DApps)を開発できます。エンジニアはもちろん、コーディング知識のないユーザーでも、手軽にDeFiやゲーム、AI関連のDAppsを構築できるようです。仮想通貨BBのリスク仮想通貨(暗号資産)BBのリスクとして、bounceBTC(BBTC)のデペッグ(価格乖離)が挙げられます。デペッグとはデペッグとは、特定の法定通貨等と固定的な価格関係(ペッグ)にある仮想通貨において、価格が基準値から逸脱することです。デペッグが発生する原因は様々ですが、売り圧力の上昇や担保資産不足などの噂が流れることで、デペッグが起こる可能性があります。ユーザーはBounceBitにビットコインを預けると、エコシステム内で利用できるBBTCを受け取れます。BBTCはラップドトークンの一種であり、ビットコインとは異なります。ラップドトークンとはラップドトークンとは、特定の仮想通貨の価値に連動するトークンを指します。例えば、ビットコインはビットコインブロックチェーン上で流通し、イーサリアムブロックチェーン上で使用できません。そこで、ビットコインと値動きが同じになるトークンを作って、イーサリアムブロックチェーン上で流通させます。これがラップドビットコイン(WBTC)です。もし、ユーザー資産を保管しているウォレットにハッキングなどが発生した場合、BBTCがビットコインとデペッグしてしまう可能性は否定できません。BBTCのデペッグなど、BounceBitで何らかのトラブルが発生した際には、ネイティブトークンであるBBの価格などにも影響があると考えられます。BBへの投資を検討する際には、こういったリスクに注意する必要があるでしょう。ビットコインホルダーの受け皿になるかビットコインは当記事執筆時点(2024年4月22日)で、1.2兆ドルの時価総額を誇る一大アセットです。全世界には1億人以上のビットコインホルダーが存在するともいわれており、今後ますます増加する可能性があります。ビットコインホルダー向けにステーキングサービスを提供するBounceBitは、急成長する可能性を秘めたプロジェクトです。ビットコインエコシステムの拡大とともに、今後さらなる成長が期待できるかもしれません。
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