作成日
:2026.07.17
2026.07.17 19:39
東京時間夕方のドル円は、高市首相のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に関する発言を受けて一時162.13円まで下振れた。しかし、その後は下落分を帳消しにする買い戻しが入っており、底堅さが印象付けられた格好だ。
NYタイムもこの底堅さが意識されやすいだろうが、明日から日本の3連休(7月18日-20日)を控えて、ここからさらに上値を追う動きは限定的か。市場参加者の間では、流動性が低下する連休中の隙を突いた、本邦通貨当局による円買い介入への警戒感が根強く、これが買い急ぐ動きを抑制する要因になると考えられる。
先ほどの下振れ局面から日通し高値近辺まで全戻しした動きは、ドル円の押し目買い意欲が極めて旺盛であることを示している。地政学リスクに伴う「有事のドル買い」や原油高を背景とした実需の円売りなど、ドルの下値を支える構図に変化はない。ただ、週末のポジション調整が進むNYタイムにおいては、この底堅さを確認しつつも、162円半ばでの一進一退に終始する可能性が高い。
最大の懸念は、週明けにかけて日本市場が休場となることによる薄商い。過去2024年4月末の「昭和の日」など、流動性が極端に低下する祝日のタイミングで効果的な為替介入が実施された経緯がある。来週20日に「海の日」を控えるなか、不意打ちの円買い介入による急変動リスクを警戒し、実需・投機筋ともにドル円の買いポジションを週末にかけていったん引き揚げたいとの心理が働きやすいだろう。
今晩は6月住宅着工件数や7月消費者態度指数(ミシガン大調べ)など複数の米経済指標が予定されており、これらを受けた米長期金利の動向がドルを下支えすることも期待される。しかし連休中の不確実性を前にした手控えムードと介入警戒感が交錯するなかでは、ドル円は神経質に推移しつつ上値の重いレンジ取引に収まりやすいだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、1986年12月22日高値163.30円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・基準線161.29円。
(関口)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.07.17
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作成日
:2026.07.17
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最終更新
:2026.07.17
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