作成日
:2026.06.30


2026.06.30 08:01
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。政府が7月に策定する「骨太の方針」では、物価高の抑制を狙って追加利上げを志向する日銀をけん制するとの思惑から全般円売りが優勢になった。4時前に一時161.98円と1986年12月以来の高値を付けたが、介入警戒感から一本調子で上昇する展開にはならなかった。ユーロドルは月末・四半期末が近づく中、ユーロ買いのフローが目立ち、一時1.1431ドルまで上昇した。
ドル円はおよそ39年半ぶりの高値を付けたが、本日の東京外国為替市場では政府・日銀による為替介入への警戒感から、きわめて神経質な綱引きが続きそうだ。米金利先高観を背景に押し目買い意欲は日に日に強まるなかで、実需のフローが交錯する月末・四半期末の仲値公示にかけては荒っぽい動きに警戒が必要となる。
こうしたドル買いの背景には、米利上げ期待のほかにも、遅々として進まない中東情勢の状況がある。トランプ米大統領は30日にカタールで対話を行う考えを表明したものの、イラン外務省側が「数日以内の協議」を真っ向から否定するなど、両国間の深い溝が改めて浮き彫りとなった。カタールなどを介した水面下の調整に期待が寄せられていた反動もあり、進展の見通しが立たない現状は「有事のドル買い」の土台を容易に崩させない要因として機能している。米金利高と地政学リスクの双方がドルを支える構図に変化はない。
そのなかで、本日は月末および四半期末の最終取引日という特有の需給要因が相場を動意づけそうだ。市場全体に実弾介入への恐怖心が漂うなかでも、東京仲値にかけては輸出入企業などの実需勢によるポジション調整や決済のフローが大量に持ち込まれることが予想される。輸出企業による円買い需要が下押し要因となる一方で、輸入企業の旺盛なドル買いも根強く、双方の思惑が複雑に絡み合うことで、仲値公示の前後の動きには注意したい。
ただ、今晩の5月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数などを皮切りに米重要指標が続々と発表になるため、東京市場では様子見ムードが強まる可能性があるだろう。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が昨日、「雇用関連の指標は、再び強い雇用レポートが発表されることを示唆している」と強気の発言をしているだけに、良好な結果によるドル高を期待する声は多い。
国内では5月完全失業率や5月鉱工業生産速報などの主要経済指標が発表される。しかし、市場の関心が歴史的な為替水準と介入の有無に集中するなかでは、材料視されにくい。需給フローと不透明な国際情勢を睨みながらの「探り探り」の相場展開が続く公算が大きい。
(越後)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.06.30
![]()
作成日
:2026.06.30
![]()
最終更新
:2026.06.30
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

【SNSで話題】海外FXへのウォレット経由での仮想通貨送金で口座凍結に?国内取引所からの直接送金も焦点に
2026.06.26 19:30

bitwalletを不安視する声がSNSで増加?安全性や運営会社変更を指摘する投稿も
2026.06.26 19:00

【仮想通貨対応】BXONEとPeskaを徹底比較!海外FXの入出金に使うならどちらがお得?
2026.06.25 19:30

Vantage Tradingが賞金総額1,000万円のトレードコンテストを開催!上位100名に賞品を贈呈
2026.06.25 19:00

BitgetからSBI VCトレードに送金してみた!送金手数料や反映時間は?
2026.06.19 19:30

SBI VCトレードからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間は?
2026.06.19 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー