作成日
:2025.10.08
2025.10.08 19:43
本日のNY為替市場では、米政府機関の一部閉鎖が続く中、ドル円は米要人発言を確認しつつ、「高市トレード」による円安の持続力を見極めることとなろう。
週初から「高市トレード」(日本円売り・日本国債売り・日本株買い)が続いており、ドル円は本日19時前に153円台に乗せる場面が見られた。前週末までの動きを見ても高市新総裁誕生を織り込んでいたとは言えず、しばらくは「高市トレード」が続きやすいと見る。
ドル円の153円台について、2月の下落局面ではあまり攻防の分岐点とならなかったこともあり、目ぼしいポイント2月14日高値153.15円くらいと少なめ。もし上抜くようだと、心理的節目の154円を見据えた動きも想定される。
ただ、懸念があるとすれば、高市氏が新首相に選出されるかであろう。首相就任にあたり、臨時国会が召集され、衆参本会議での首相指名選挙を実施して選出される必要がある。現在、衆議院での自民・公明の連立政権の議席数は220に留まり、過半数(233議席)に届かない。臨時国会の召集は当初15日と見られていたが、一部で「20又は21日で検討」と報じられており、連立交渉の行方に注意したい。各種報道などで高市首相実現の可能性が後退することがあれば、これまで売られた円を買い戻す動きが出ても不思議ではない。
米経済イベントでは、米政府機関閉鎖により政府系の経済指標の発表の延期が続く中、NY序盤にムサレム米セントルイス連銀総裁やバー米連邦準備理事会(FRB)理事、午後にはカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言機会が予定されている。ムサレム総裁以外ハト派と見られる中、金融政策や雇用についての発言があれば材料視される可能性がある。
それ以外では、手詰まり感が強い仏政局不安については、関連報道を受けてユーロドルが動き出す場面ではドル円にも波及が予想される。米上院での予算協議の行方も不透明感が漂っているが、こちらも推移を見守りたい。
想定レンジ上限
・ドル円は、心理的節目の154.00円
想定レンジ下限
・ドル円は、本日安値151.74円
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.10.08
作成日
:2025.10.08
最終更新
:2025.10.08
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も
2025.10.08 19:00
Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小
2025.10.02 19:00
SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用
2025.10.01 19:00
Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意
2025.09.29 19:30
【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声
2025.09.29 19:00
話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?
2025.09.26 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー