作成日
:2025.09.29
2025.09.29 19:37
本日のNY為替市場では、米要人発言を確認しつつ、月末に備えることになるか。
まず要人発言について、NY序盤にウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、午前にハマック米クリーブランド連銀総裁の発言機会が予定されている。直近の主な発言内容を確認すると、ハト派とされる理事は3日に「今後数カ月で複数回の利下げを予想」「インフレ率は今後2%に向けて低下する見通し」などと発言。次回米連邦公開市場委員会(FOMC)は約1カ月先であるものの、金融スタンスに変化がないか確認しておきたい。なお、タカ派とされる総裁は本日の欧州時間に「依然としてインフレを懸念」「インフレ率は今後1-2年、目標を上回るだろう」などと発言しており、目新しさがなければ無風通過となるかもしれない。
ちなみに、ハマック総裁が参加するパネルでは、レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミストやラムスデン英中銀(BOE)副総裁の発言機会も設けられている。
CMEグループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、次回10月FOMCでの利下げ確率は約9割と1週間前と変わらないが、12月の追加利下げ確率は7割弱と1週間前の8割弱より低下している。市場の関心が年内追加利下げ観測の後退に集まるようならば、前週末から下落しているドル円に買い戻しの余地が生まれるかもしれない。米長期金利の動きに注目したい。
なお、米国では現在の予算が失効する年度末の30日を控え、本日トランプ米大統領は与野党の議会指導部と会談する見通し。現時点ではあまり材料視されていないものの、市場は不透明感を嫌うという性質を考えると、政府機関の閉鎖が懸念される局面ではドルの重しとなる事も考えらえる。今後の推移を見守りたい。
そのほか、半期末が近いこともあり、ロンドンフィキシングに向けた実需主導による不意の動きには注意が必要だろう。
想定レンジ上限
・ドル円は、心理的節目の149.00円。超えると早朝に付けた本日高値149.63円。
想定レンジ下限
・ドル円は、21日移動平均線147.94円。割り込むと24日安値147.52円。
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.09.29
作成日
:2025.09.29
最終更新
:2025.09.29
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意
2025.09.29 19:30
【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声
2025.09.29 19:00
話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?
2025.09.26 19:30
「Exnessにそっくり?」FXGT公式サイトがリニューアル
2025.09.26 19:00
【独自取材】海外FXで急拡大中のPeskaとは?入金・出金の安全性や運営実態を直撃
2025.09.17 19:00
【FXON × Myforex】無限キャッシュバックキャンペーン
2025.09.10 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー