作成日
:2025.07.28
2025.07.29 05:14
本日のNY時間では、明日までスウェーデンで行われる米中閣僚級貿易協議についての発言や報道で上下すると予想する。もっとも、今週は30日に米連邦公開市場委員(FOMC)、31日に日銀の両中銀が政策金利を発表し、1日には市場注目の米雇用統計の発表と米国の関税延期期間が終了することなど、大きなイベントが控えていることで値動きが限られる可能性がありそうだ。
米中閣僚級貿易協議については、両国とも現在8月12日に期限を迎える貿易休戦の延長で合意するとの予想が多い。すでに、本日付の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、双方の関係筋の話として「米国と中国は停戦をさらに3カ月延長する見込み」と報じている。
今回の協議については、先週行われた中国と欧州連合(EU)の首脳会談同様に、中国側が強気の姿勢を示すと予想されている。先週EU側は、貿易不均衡、ウクライナ戦争における中国のロシアへの継続的な支援、さらに最近の中国によるレアアースの供給網への締め付けまで、多くの問題に対する懸念を表明した。しかしながら、中国はほぼ未回答で会談を終えている。米国側もレアアースの供給問題もあり、中国に対しての譲歩姿勢が予想される。逆に中国は強気に交渉に臨み、米国にフェンタニル関連の20%関税の撤廃を求めるとの報道もある。
なお、米国側はロシア産原油の購入を継続している中国に対して非難を繰り返し、今回もロシアへの制裁について議論されると一部では報じられている。しかしながら、5月の中露首脳会談で、習中国主席は「中国はロシアとともに両国と幅広い発展途上国の権利と利益を断固として守る」と発言し、プーチン露大統領は「ロシアと中国の関係は歴史上、最高レベルに達した」と述べるなど、中国がロシアへの制裁に加わることは考えられないだろう。米国側も多くは期待できないことで、ロシアに関しては話し合ったという表面的なもので終わる可能性が高そうだ。
なお、本日は米国から市場を動意づけるような経済指標の発表は予定されていないが、2年債と5年債の入札が予定されていることで、入札結果による債券市場の動きが為替にも影響を及ぼすこともありそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、21日高値148.66円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値は、2日安値147.52円。
(松井)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.28
作成日
:2025.07.28
最終更新
:2025.07.29
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
FXONのビットコインスプレッドはどこまで有利か?使ってみて分かった実力
2025.08.22 19:00
トレードなしで参加OK!FXON「Switch2争奪キャンペーン」第2弾がスタート
2025.08.19 19:00
【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも
2025.08.12 19:00
Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か
2025.08.06 19:00
【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象
2025.08.01 19:30
【本音で比較】海外FXのドル円スプレッドを3ヶ月徹底調査|数千円も業者によってお得に
2025.08.01 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー