作成日
:2024.10.23
2024.10.23 13:41
本日の欧州市場では、主だった経済指標の発表や要人発言が予定されておらず、ユーロドルは足もとで堅調に推移する米長期金利を眺めながらの展開となるか。
その米長期金利については、年内利下げ観測の後退を背景に堅調な推移となっており、これを受けたドル買いの流れがユーロドル相場の重しとなっている。
昨日はポルトガル中銀のセンテノ総裁が「雇用市場が軟化すれば0.50%の利下げも可能」などと発言したほか、タカ派とされるオーストリア中銀のホルツマン総裁からは「インフレは予想よりも早く低下する可能性がある」との発言も伝わっている。もし、ユーロ圏の金利先安観が意識されるようだと、前述のドル買いの流れと合わさってユーロドルが下値を試しやすくなる展開も想定される。
テクニカル面では、前週に200日移動平均線を割り込んだ後、戻りは同線が抵抗となって下放れとなっており、下値を試しやすい状況といえる。昨日下押しの際にサポートとして意識された8月1日安値1.0778ドルを割り込む場合、6月26日安値1.0666ドルまで目標値が見当たらない。1.0700ドルなどの心理的節目が機能するか注目したい。
なお、NY市場に入ると、10月ユーロ圏消費者信頼感・速報値の発表ほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁やベイリー英中銀(BOE)総裁などの発言機会が予定されている。
他方、南アフリカでは 9月消費者物価指数(CPI)が発表予定。市場予想は前月比が+0.1%、前年比は+3.8%(8月:+0.1%/+4.4%)となっている。ポイントは前年比の伸びだろう。南アフリカ準備銀行(SARB)のインフレ目標は3-6%であり、予想と同等もしくは低い伸びにとどまるようだと、次回11月のSARB金融政策発表での利下げ観測が浮上することも考えられる。通常、利下げは自国通貨売り要因であるが、南アの場合はこれまで高インフレで景気低迷が続いていたという事情がある。インフレが抑制されれば、SARBが追加利下げに踏み切る余地が生まれて国内経済にとってプラスであり、ランド買い材料になり得る点に留意したい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:200日線1.0871ドル。
・ランド円:7月16・17日高値8.78円
想定レンジ下限
・ユーロドル:心理的節目の1.0700ドル
・ランド円:日足・一目均衡表の転換線8.54円
(川畑)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.10.23
作成日
:2024.10.23
最終更新
:2024.10.23
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー