作成日
:2024.04.29
2024.04.29 13:43
本日のユーロドルはドイツの4月消費者物価指数(CPI)の結果が焦点になりそうだ。明日発表予定の同月HICPの前哨戦となるが、ユーロ圏経済の約3割を占めているドイツのCPIの結果次第で、明日の指標予想にも変化が生じるかもしれない。特に先週発表された米国の3月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)とコアデフレーターがともに予想比を上振れ、米国の利下げ観測が急速に後退していることで、逆にドイツ経済のインフレ低下が示された場合は、ユーロ売り・ドル買いへの反応が大きくなりそうだ。
4月の独CPIは前年比で、前月よりも小幅に上昇し+2.3%予想となっている。2022年11月までは10%を超えるインフレ率を記録していたが、その後は低下傾向に入り2023年9月には+4.5%まで低下した。今年に入った後もトレンドは変わらず1月+2.9%、2月+2.5%、3月は+2.2%となっている。インフレファイターとして知られる独連銀(ブンデスバンク)だが、ナーゲル独連銀総裁は「6月の利下げを確約する前にデータを確認したい」と述べるなど、CPIの低下傾向が続けば、利下げへの舵取りを切りやすくなりそうだ。
また、ユーロ円の動きにも警戒しなくてはならない。東京午前にはドル円の動きに連れて171.56円まで上昇。2008年に記録した169.96円のこれまでの過去最高値を大幅に更新している。ユーロ円の動きがユーロドル相場に影響を与えることもあることで、引き続き円がらみの動きにも目を配りたい。
・想定レンジ上限
ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0743ドル。その上は200日移動平均線1.0804ドル。
・想定レンジ下限
ユーロドル:4月16日安値1.0601ドル。
(松井)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.04.29
作成日
:2024.04.29
最終更新
:2024.04.29
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨NOTの将来性は?Telegram上で展開するNotcoinの評判や仕組みを解説
2024.05.17 19:30
BigBossのデラックス口座がアップデート!ショップ・アイテム強化機能を追加
2024.05.16 20:30
XS.comが3,000円キャッシュバックキャンペーンを開催!
2024.05.16 20:00
Aptos(アプトス/APT)のステーキング利率は?やり方やリスクを解説
2024.05.16 19:45
仮想通貨HSKの将来性は?香港最大級の取引所HashKey Exchangeの特徴や評判を解説
2024.05.16 19:00
金融政策発表は据え置き予想も利下げ支持の変化に注目!現役トレーダーポンドマンが5月のポンド相場を予想!
2024.05.14 10:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー