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東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅高

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New update 2024.04.16 15:11

update 2024.04.16 15:11

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅高。15時時点では154.34円と12時時点(154.32円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.60%台で高止まりしていることや、日経平均株価が900円超安から下げ幅を縮小したことで、154.30円台で底堅く推移した。しかし、本日予定されているイスラエル戦時内閣の閣議への警戒感から上値も限定的だった。


 ユーロ円はしっかり。15時時点では163.88円と12時時点(163.73円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅縮小などが支えとなり、163.80円台で強含みに推移した。


 ユーロドルは小幅高。15時時点では1.0618ドルと12時時点(1.0610ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円が堅調に推移したことで、1.0620ドル前後で底堅く推移した。


 

本日これまでの参考レンジ

ドル円:154.14円 - 154.42円

ユーロドル:1.0606ドル - 1.0628ドル

ユーロ円:163.68円 - 164.01円




(山下)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.04.16

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Date

作成日

2024.04.16

Update

最終更新

2024.04.16

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DZHフィナンシャルリサーチ

株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
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pips × 6回 = 600 pips横ばいの通貨ペアを見つけるリピート注文では、横ばいに動く通貨ペアを見つけることが重要です。チャート上の価格が横ばいに動いており、トレンドが発生していないことを確認しましょう。売りでエントリーする場合売りエントリーでリピート注文を行う例も確認しておきましょう。上記の例では1.1000と1.0900、1.0800、1.0700と100pips間隔で、売りの指値注文が設定されています。ユーロドルが1.0700に達すると指値注文が執行され、値動きによっては1.0800や1.0900、1.1000の指値注文も執行されることになります。エントリーの指値注文が執行されると、各ポジションに対応する決済の指値注文が出されます。その後に値動きが反転して下降すると決済注文が執行され、利益を得ることができます。また、決済注文が執行されるとエントリーの指値注文が新しく設定されます。リピート注文のメリット・デメリットすべての取引手法には長所と短所があります。リピート注文(グリッドトレード)のメリット・デメリットを確認しておきましょう。メリットリピート注文を使う主なメリットは以下の通りです。インディケータを使用する必要がないコンセプトを理解しやすい取引のストレスが少なくなる可能性がある損切りしても利益を残せる可能性があるインディケータを使用する必要がないインディケータを使いこなすのは容易ではありません。基礎的なインディケータである単純移動平均線(SMA)でさえ、上手く活用することは難しいものです。ゴールデンクロスで買って、デッドクロスで売るという利確の方法はよく知られていますが、これが損失につながるケースも珍しくありません。さらに、複数のインディケータを同時に使用するのが推奨される場面もあります。また、上手く活かすにはバックテストが不可欠です。これに対してリピート注文では、インディケータについて学ぶ必要がありません。リピート注文で重要になるのは、サポートラインとレジスタンスラインを理解することです。拠り所とするサポートライン・レジスタンスラインが決まれば、注文を配置する価格を決定できます。チャート上に強力なサポートライン・レジスタンスラインが存在する場合、価格がより長く横ばいで推移する可能性が高くなるため、リピート注文に適した環境といえます。コンセプトを理解しやすいリピート注文では、インディケータではなくサポートライン・レジスタンスラインを拠り所とします。また取引を開始した後は、基本的にエントリー・エグジットの価格を見直す必要がありません。シンプルかつ効果的な手法のため、多くのトレーダーに使用されています。日本では少なくとも9つのブローカーが、リピート注文のサービスを提供しています。先述の通り、i-NET証券のユーザーは5年間で平均して91万円の利益を上げています。なお、MT4やMT5で自動売買プログラム(EA)を使用すれば、海外FX業者でもリピート注文に基づいた自動売買を行えます。また、好きなEAを使って取引することができる点もMT4やMT5を使うメリットです。取引のストレスが少なくなる可能性がある基本的にリピート注文ではエントリーとエグジットの価格を設定した後は、「次の注文価格をどうするか」などと考える必要がありません。価格がレジスタンスラインを超えたり、サポートラインを下回ったりした場合に取引を止めるというオペレーションで、他の手法と比較してストレスを軽減しやすく、長期的に取引に取り組みやすいでしょう。一方で裁量取引では、値動きによってエントリーとエグジットの水準が変化します。特定の値動きにあまり詳しくない場合やインディケータに不慣れな部分がある場合、取引のシグナルが出ていても取引をためらってしまうこともあるでしょう。このような状況では大きなストレスを感じる可能性があり、適切な判断を下せなくなってしまう恐れがあります。具体的な状況をイメージしやすいように、典型的な裁量取引の手法を例に挙げてストレスを感じやすいケースについて記載します。上記のチャートは、上昇する前に価格が横ばいに動いていたことを示しています。このチャートにある値動きがある場合、どのタイミングで買い注文を入れようと考えるでしょうか。教科書的なブレイクアウト系の手法では、上記のオレンジの点の辺りでエントリーします。横ばいの相場では同じような水準で値動きが反転して、水平なレジスタンスライン(青い線)が形成されます。一般的にはそのレジスタンスラインを価格上に抜けたら、買い注文のチャンスとなります。しかし、この考え方にはいくつか問題があります。第一に、価格が横ばいに推移しており、上記の赤い長方形の範囲内に収まっているときは取引ができません。価格がレジスタンスラインを明確に上に抜ける状況を待たなければいけません。レンジが続く状況下では取引ができず、それがストレスの増加につながることがあります。また、未来の値動きを正確に予測することは不可能です。エントリー後は、期待した方向に価格が動くのを待つしかありません。期待に反してエントリー後に価格が戻ってくると、含み損を抱えることになります。これはFXではよくあることで、過去に同じようなパターンを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。一方で、ここまで見てきた値動きの中で複数回利益を得たい場合、リピート注文は有望な取引手法となるでしょう。ブレイクアウトを狙った裁量取引を行う場合とは異なり、リピート注文であれば、上記画像のように4度利食いをすることもできます。損切りしても利益を残せる可能性があるリピート注文では、損失が発生しても利益を残せる可能性があります。上記のチャートは、2つの買いポジション(AとB)を保有した後に、価格が一定水準まで下がったことで両方のポジションを損切りしたという場面です。損切りになってはいますが、価格がレンジで推移している間に4回利益を得ているため、トータルでは利益を残せる可能性があります。損失が発生してもそれまでに積み上げた利益があるため、トータルの損益はプラスになるケースもあるのです。リピート注文は、トレンドフォローのブレイクアウト手法などのように1回の取引で大きな利益を上げることにはあまり向いていないでしょう。しかし、為替相場はレンジで推移することも多いため、リピート注文戦略を適切に実行できればコツコツと利益を重ねていき、損切りによって生じた損失を差し引いても利益を残せる可能性があります。デメリットリピート注文の典型的なデメリットは以下の通りです。・取引の初期段階では含み損のほうが多くなる・利益を積み上げていくのに時間がかかる取引の初期段階では含み損のほうが多くなるリピート注文の仕組みで取引をする場合、特に取引の初期段階では利益よりも含み損のほうが大きい状態が続きます。上記のチャートでは1.0900で買い始め、さらに価格が下がったため1.0800や1.0700、1.0600でも買い注文が執行されました。価格が1.0600を下回った場合、4つのポジションで含み損が発生します。仕組み上、リピート注文では含み損を抱えた状態になりがちです。しかし、価格が想定レンジを抜けずに上昇してきたら、ポジションが抱えていた含み損は含み益に変わり、いずれは利益を得られることになるでしょう。このプロセスを繰り返しながら利益を積み重ねることで、利益が含み損の合計額を上回るようになります。含み損を抱えたくない場合は、以下のチャートのように価格が底値に達したときにエントリーする必要があります。しかし、これは可能でしょうか。先に解説したように、経験豊富なトレーダーにとっても底や天井を正確に捉えることは困難でしょう。底や天井を捉える必要がない点が、リピート注文の利点ともいえます。サポート・レジスタンスの強さを見極めるリピート注文では十分な利益を得る前に損切りになると、損益がトータルでマイナスになる可能性があります。リピート注文で利益を生み出していく上では、強いサポートラインやレジスタンスラインを見つけることが重要です。利益を積み上げていくのに時間がかかる上記のチャートは、最大4つのポジションを保有する場合の例です。100pipsごとに1ロットの買い注文を設定するとき、合計で最大4ロットのポジションを保有することになります。4ロットが大きすぎると感じる場合は、各価格での注文のロット数を減らすことを検討することになります。ただし、ロット数を減らすと利食いによって得られる利益額も減少します。リピート注文では同時に複数のポジションを保有することを前提としています。注文1回あたりのロット数を抑えることになり、成績の良い裁量取引手法よりも利益を積み上げていくのに時間がかかります。FX初心者にとっても比較的扱いやすいリピート注文(グリッドトレード)は、インディケータに関する知識を必要としないシンプルな手法です。注文を設定した後は、単純なルールに従って行動するだけです。もちろん利益が得られることの保証はできませんが、i-NET証券の事例はリピート注文が有効な手法である可能性を示しています。リピート注文は学ぶ価値のある手法だといえるのではないでしょうか。
update2024.04.26 (金) 21:00
暗号資産 話題のニュース

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

2024年4月9日、分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されたことが発表されました。これにより、エアドロップの受け取り資格をメタマスク上で簡単に確認できるようになっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。目次[非表示]メタマスクのエアドロップ確認機能とはエアドロップ確認機能の特徴メタマスクポートフォリオに機能追加NFT提案機能も追加対応ブロックチェーンの種類エアドロップ確認機能の使い方PC版メタマスクでの使い方スマホ版メタマスクでの使い方エアドロップ確認機能で便利にメタマスクのエアドロップ確認機能とは画像引用:MetaMaskメタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能は、ユーザーがエアドロップの受け取り資格を持っているかどうかを、メタマスク上でまとめて確認できる機能です。エアドロップとはエアドロップとは仮想通貨の無償配布を指します。知名度向上などを目的として新規プロジェクトが実施する例が多く、仮想通貨をもらうには公式ツイッターをフォローすることなど一定の条件がつく場合もあります。エアドロップ確認機能は、オンチェーンAPIを提供するサービス「Daylight」との連携によって実現しています。APIとはAPIは、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)の略称です。ブロックチェーンとアプリを繋ぐ窓口としての役割を果たします。APIを活用して、第三者企業のアプリを比較的容易にエコシステムに取り込むことができます。エアドロップ確認機能の特徴エアドロップ確認機能の大きな特徴は、複数のプロジェクトのエアドロップ受け取り資格をメタマスク上で管理できる点です。従来、エアドロップの受け取り資格の有無は、各プロジェクトのサイトにアクセスして確認する必要がありました。しかし、複数のサイトを確認するのは手間がかかるうえ、スキャムサイトにウォレットを接続してしまうリスクもあります。今回の機能追加によって、メタマスク上でワンストップで確認できるようになり、利便性や安全性が向上しました。メタマスクポートフォリオに機能追加メタマスクのエアドロップ確認機能は、メタマスクポートフォリオ(MetaMask Portfolio)の「Explore」機能の1つとして追加されました。受け取り資格があることがわかった場合は、そのまま請求作業に移ることも可能です。メタマスクポートフォリオとは、メタマスク上の仮想通貨(暗号資産)やNFTを一元管理できるサービスです。画像引用:MetaMaskメタマスクポートフォリオにウォレットを接続することで、以下のようなさまざまな機能を利用できます。Dashboard(ダッシュボード)Explore(調べる)Buy(購入)Sell(売却)Swap(スワップ)Bridge(ブリッジ)Stake(ステーキング)Send & Receive(送受信)NFT提案機能も追加今回、エアドロップ確認機能とあわせて、NFT提案機能も追加されました。NFT提案機能では、ユーザーの以下のようなオンチェーンアクティビティにもとづいて、おすすめのNFTが提案されます。ユーザーがアローリストに登録されているNFT獲得に必要なトークンを保有している過去にミントしたことのあるクリエイターによるNFTFarcasterでフォローしている人がミントしたNFTNFTコレクションの1次販売では、アローリストがユーザーに事前配布されることがあります。配布方法は、X(旧Twitter)などで応募者を集め、その中からランダムに当選者を選んで配布するやり方が一般的です。アローリストとはアローリストは、NFT市場における優先購入権を意味する言葉です。ホワイトリストとも呼ばれています。また、Farcasterは、分散型SNSプロトコルです。実際にプロトコルを使用するためには、iOSとAndroidに対応しているアプリ「Warpcast」が必要になります。おすすめのNFTは、エアドロップ確認機能と同じく、メタマスクポートフォリオの「Explore」に表示されます。NFT提案機能により、自分の興味に合ったNFTを見つけやすくなり、コレクションを広げるきっかけになるでしょう。対応ブロックチェーンの種類メタマスク(MetaMask)は、イーサリアムブロックチェーン、およびEVM互換性のあるブロックチェーンに対応しています。EVMとはEVMはEthereum Virtual Machineの略称で、日本語でイーサリアム仮想マシンと訳します。この技術を使って、スマートコントラクトの実行や管理が可能になります。EVMを実装すると、ブロックチェーン間の仮想通貨の移動や、DApps(分散型アプリケーション)の移植などが容易になります。執筆時点(2024年4月25日)で、エアドロップ確認機能とNFT提案機能が対応しているブロックチェーンの種類は、以下のとおりです。イーサリアムオプティミズムアービトラムベースゾラポリゴンエアドロップ確認機能の使い方メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能は、PCとスマホアプリの両方で使えます。それぞれの使い方を解説します。PC版メタマスクでの使い方スマホ版メタマスクでの使い方PC版メタマスクでの使い方まずは、PC版メタマスクでのエアドロップ確認機能の使い方です。手順1メタマスクを開き、「Portfolio」アイコンをクリックします。手順2ブラウザに表示されたメタマスクポートフォリオの左側のメニューから、「Explore」をクリックします。手順3Explore画面を下にスクロールすると、「Eligible Airdrops」エリアがあります。エアドロップ受け取り資格がある場合、情報が表示されます。また、「Trending NFT Mints」エリアには、NFT提案機能による、おすすめNFTが表示されます。各カードの「Mint details」をクリックするとNFTの詳細を確認でき、ミントページに移行可能です。スマホ版メタマスクでの使い方続いて、スマホ版メタマスクでのエアドロップ確認機能の使い方です。手順1メタマスクのアプリを起動し、「Portfolio」ボタン、または下段のコンパスのアイコンをタップします。手順2表示されたメタマスクポートフォリオ画面で、右上の「≡」をタップします。手順3メタマスクポートフォリオのメニューから、「Explore」をタップします。手順4Explore画面を下にスクロールすると、「Eligible Airdrops」エリアがあります。エアドロップ受け取り資格がある場合、情報が表示されます。また、「Trending NFT Mints」エリアには、NFT提案機能による、おすすめNFTが表示されます。各カードの「Mint details」をタップするとNFTの詳細を確認でき、ミントページに移行可能です。エアドロップ確認機能で便利にメタマスクにエアドロップ確認機能が追加され、エアドロップの受け取り資格をまとめて確認できるようになりました。これにより、各プロジェクトのサイトにアクセスする手間が省け、利便性が向上しています。一方で、エアドロップには個人情報流出や詐欺被害のリスクもあります。信頼できるプロジェクトかをしっかりと確認して参加を判断するようにしましょう。
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仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。2024年4月18日には、大手取引所Binance(バイナンス)が新しいトークンローンチプラットフォーム「メガドロップ」を発表しました。その第一弾として、BBが取り扱われることが決定し、SNS上でも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨BBの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などを解説します。目次[非表示]仮想通貨BBがBinanceメガドロップに登場ポイント数に応じて仮想通貨BBが付与される仮想通貨BBとはビットコインをステーキングできるカストディプラットフォームを利用アービトラージ戦略を活用X(旧Twitter)での評判仮想通貨BBの将来性合計約800万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なCEOアーリーアクセス10万人を達成仮想通貨BBのトークノミクスBBの分配先と比率BBの使い道BounceBitの特徴仮想通貨インフルエンサーが出資BounceClubでエコシステムを拡大仮想通貨BBのリスクビットコインホルダーの受け皿になるか仮想通貨BBがBinanceメガドロップに登場2024年4月18日、仮想通貨(暗号資産)取引所のBinance(バイナンス)は、メガドロップでの仮想通貨BBの取り扱いを発表しました。画像引用:BinanceBinanceメガドロップは、Binanceが新しく発表したトークンローンチプラットフォームです。ユーザーは、仮想通貨BNBをステーキングしたり、Binance Web3ウォレットを使ってクエストを完了することで、上場前のトークンを入手できます。ステーキングをせずにWeb3クエストのみを行うことでも、メガドロップへの参加は可能とされています。ポイント数に応じて仮想通貨BBが付与される画像引用:BinanceユーザーはBNBステーキングとWeb3クエストを完了することで、ポイントを獲得します。このポイント数に応じて、各ユーザーに合計1億6,800万BBが分配されるようです。BinanceのSimple 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DigitalやCeffuと提携しています。ユーザーがBounceBitに預けた資産は、これらのカストディプラットフォームを利用して厳重に保管されています。また、秘密鍵を分割して管理するMPCウォレットを利用することで、ハッキングリスクを減らしているようです。秘密鍵とは秘密鍵とはウォレットの所有者が管理する文字列で、仮想通貨の送金の際に必要です。秘密鍵を他人に漏らすと、仮想通貨が不正に流出する可能性があります。アービトラージ戦略を活用BounceBitでは、ユーザーから預かった資産をアービトラージ戦略で運用することで、利回りを生み出す仕組みも導入しています。具体的には、仮想通貨のファンディングレート(資金調達率)の差を利用するアービトラージ取引を行い、利回りを生み出します。アービトラージとはアービトラージとは、同一の価値を有する商品の価格差や金利差を利用して売買を行い、利益を狙う手法のことです。一時的な価格の歪みを機会と捉えて行う手法で、裁定取引やサヤ取りとも呼ばれています。X(旧Twitter)での評判仮想通貨(暗号資産)BBは、Binance(バイナンス)メガドロップで取り扱いされる初のトークンということもあり、X(旧Twitter)上で話題になっています。中には「これからビットコインのステーキングが盛り上がると、BouceBitなどがトッププレイヤーとして浮上するだろう」と期待するユーザーも見受けられました。仮想通貨BBの将来性仮想通貨(暗号資産)BBの将来性に関して、以下の点が挙げられます。合計約800万ドルの資金調達に成功業界経験の豊富なCEOアーリーアクセス10万人を達成合計約800万ドルの資金調達に成功BounceBitの運営チームは、これまでに合計約800万ドルの資金調達に成功しています。調達先には、Binance LabsやOKX、HTX、MEXCといった錚々たる顔ぶれが並んでいます。仮想通貨BBは、将来的なBinanceへの上場は発表されていますが、他の大手取引所での上場もありえるかもしれません。業界経験の豊富なCEOBounceBitの共同創業者兼CEOのJack Lu氏は、ブロックチェーン上のオークションサービスを提供するBounceの共同創業者でもあります。このBounceでは、Binance Labsに加えてCoinbase Venturesなどの大手VCからも資金調達に成功しているようです。Jack Lu氏は、仮想通貨業界で豊富な経験を持つCEOだと考えられます。アーリーアクセス10万人を達成BounceBitは、2024年2月よりビットコインのステーキングサービスを開始しました。ビットコインホルダーから支持を受け、わずか1ヶ月でTVL(預かり総資産)5億ドルを達成したようです。TVLとはTVLはTotal Value Lockedの頭文字をつなげた言葉で、ブロックチェーンやDAppsに預け入れられた仮想通貨の総額を示します。この金額は人気のバロメーターとしても使用されます。その後、2024年4月にはアーリーアクセスのユーザー数が10万人を突破したことを発表しています。画像引用:BounceBit今後、BounceBitが安定的にサービスを提供できれば、ますますビットコインホルダーの取り込みが加速するかも知れません。仮想通貨BBのトークノミクス仮想通貨(暗号資産)BBの総供給量は21億枚で、Binance上場後はそのうちの19.5%が放出される予定です。BBの配分比率は、ステーキング報酬・委任プログラムに35.00%を分配しており、ステーキングユーザーへの報酬を重視していると考えられます。一方で、投資家に21.00%と大きな割合を配分している点には注意が必要です。BBの分配先と比率仮想通貨BBの分配先と比率は、下の表のとおりです。番号説明18.00%がBinanceメガドロップに割り当てられています。23.00%が流動性提供に割り当てられています。34.00%がテストネット報酬に割り当てられています。45.00%がアドバイザーに割り当てられています。510.00%がチームに割り当てられています。614.00%がBounceClubとエコシステム準備金に割り当てられています。721.00%が投資家に割り当てられています。835.00%がステーキング報酬・委任プログラムに割り当てられています。チームやアドバイザーのトークンは、1年のロック期間を経た後、3年4ヶ月かけて徐々にロック解除されます。このことから、運営側は長期的にプロジェクトを運営していく意向を持っていることがわかります。また、投資家に割り当てられたトークンは、1年のロック期間を経た後、2年6ヶ月かけて徐々にロック解除されるスケジュールが組まれています。画像引用:BinanceBBの使い道仮想通貨BBの使い道として、以下などが挙げられます。ステーキングガス代ガバナンスプラットフォーム通貨ステーキングユーザーは、BBをステーキングすることで、ネットワークのセキュリティ維持に貢献できます。セキュリティ維持に貢献した報酬として、BBを獲得できます。ガス代BounceBit上で取引を行うには、ガス代としてBBを支払う必要があります。ガバナンスBBホルダーは投票を通じて、プラットフォームの運営方針などに影響を及ぼすことができます。プラットフォーム通貨BBはBounceBitプラットフォーム上の通貨として利用できます。様々なアプリケーションやインフラで、BBを使うことが可能です。BounceBitの特徴BounceBitの特徴として、以下のような項目が挙げられます。仮想通貨インフルエンサーが出資BounceClubでエコシステムを拡大仮想通貨インフルエンサーが出資BounceBitには、複数の仮想通貨(暗号資産)インフルエンサーがエンジェル投資家として出資しています。仮想通貨インフルエンサーとは、主にX(旧Twitter)やYouTubeなどで仮想通貨関連の情報を発信している個人を指します。BounceBitに出資するインフルエンサーとして、X(旧Twitter)で70万人以上のフォロワーを持つPentoshi氏や、同じく数十万人のフォロワーを持つMacnBTC氏、RookieXBT氏が挙げられます。画像引用:BounceBitこのような仮想通貨インフルエンサーは個人投資家から大きな支持を集めているため、BounceBitの認知を広げる可能性があります。一方、インフルエンサーが宣伝する仮想通貨の中には、誇大広告により価格が乱高下する銘柄もあるため、一定の注意は必要かもしれません。BounceClubでエコシステムを拡大画像引用:BounceBitBounceBitは、ビットコインのエコシステムを拡大することを目指し「BounceClub」というプラットフォームを打ち出しています。BounceClubのオーナーは、様々なツールを利用して分散型アプリケーション(DApps)を開発できます。エンジニアはもちろん、コーディング知識のないユーザーでも、手軽にDeFiやゲーム、AI関連のDAppsを構築できるようです。仮想通貨BBのリスク仮想通貨(暗号資産)BBのリスクとして、bounceBTC(BBTC)のデペッグ(価格乖離)が挙げられます。デペッグとはデペッグとは、特定の法定通貨等と固定的な価格関係(ペッグ)にある仮想通貨において、価格が基準値から逸脱することです。デペッグが発生する原因は様々ですが、売り圧力の上昇や担保資産不足などの噂が流れることで、デペッグが起こる可能性があります。ユーザーはBounceBitにビットコインを預けると、エコシステム内で利用できるBBTCを受け取れます。BBTCはラップドトークンの一種であり、ビットコインとは異なります。ラップドトークンとはラップドトークンとは、特定の仮想通貨の価値に連動するトークンを指します。例えば、ビットコインはビットコインブロックチェーン上で流通し、イーサリアムブロックチェーン上で使用できません。そこで、ビットコインと値動きが同じになるトークンを作って、イーサリアムブロックチェーン上で流通させます。これがラップドビットコイン(WBTC)です。もし、ユーザー資産を保管しているウォレットにハッキングなどが発生した場合、BBTCがビットコインとデペッグしてしまう可能性は否定できません。BBTCのデペッグなど、BounceBitで何らかのトラブルが発生した際には、ネイティブトークンであるBBの価格などにも影響があると考えられます。BBへの投資を検討する際には、こういったリスクに注意する必要があるでしょう。ビットコインホルダーの受け皿になるかビットコインは当記事執筆時点(2024年4月22日)で、1.2兆ドルの時価総額を誇る一大アセットです。全世界には1億人以上のビットコインホルダーが存在するともいわれており、今後ますます増加する可能性があります。ビットコインホルダー向けにステーキングサービスを提供するBounceBitは、急成長する可能性を秘めたプロジェクトです。ビットコインエコシステムの拡大とともに、今後さらなる成長が期待できるかもしれません。
update2024.04.25 (木) 19:30
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セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。目次[非表示]セービングとステーキングの違いセービングとはセービングの種類ステーキングとはもう一つのステーキングセービングとステーキングの利率Bitgetのセービングのやり方Bybitステーキングのやり方目的に合った運用方法を選ぼうセービングとステーキングの違いセービングとステーキングは、どちらも仮想通貨(暗号資産)を預け入れて金利や報酬を受け取れるサービスです。利用するユーザーにとって、仮想通貨を運用できるという点においては、大きな違いはありません。セービングとステーキングの大きな違いは、預け入れた仮想通貨から金利や報酬が発生する仕組みの部分です。一般的にセービングとは、取引所などに仮想通貨を貸し出して利回りを得るレンディングサービスを指します。一方、ステーキングとは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)のブロックチェーンにおけるブロック承認プロセスであり、ブロックの生成に貢献して報酬を獲得する仕組みです。仮想通貨レンディングとは仮想通貨レンディングとは、保有する仮想通貨を貸し出して金利を得られるサービスです。仮想通貨を貸し出すだけでなく、金利を支払って借り入れることもできます。しかし、仮想通貨業界では、「取引所などを通じて仮想通貨を運用する手法」のことを広くステーキングと呼ぶことがあります。例えば、提供しているレンディングサービスを「セービング」と呼ぶ取引所もあれば、「ステーキング」と呼ぶ取引所もあります。同種類のレンディングサービスでも、名称が取引所によって異なることはめずらしくありません。そのため、取引所が提供するセービングとステーキングの違いを明確に定義するのは難しいケースもあります。ここからは、一般的なセービングとステーキングの仕組みを解説します。セービングとはセービングとは、取引所に仮想通貨(暗号資産)を預け入れて金利を得られるサービスです。海外の大手取引所では、仮想通貨の資産運用サービスとして、広くセービングの名称が使われています。一般的にセービングは、プラットフォームに仮想通貨を貸し出して金利収入を得る「レンディング」と同様のサービスです。銀行預金のようなサービスをイメージすると良いでしょう。取引所が仲介となり、信用取引や仮想通貨ローンなどを利用したいユーザーに貸し出し、その対価として金利を獲得します。セービングで貸し出せる銘柄や期間、利率などの条件は、取引所などによって異なります。セービングの種類一般的にセービングには、ロック期間の有無によって2種類のサービスがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。ロック期間なしのセービングセービングでは、ロック期間がなく、いつでも自由に解約できるものがあります。一般的に、「フレキシブルセービング」という名称でサービス提供されています。いつでも引き出せるので、預け入れている最中に仮想通貨市場が急変した場合などにも柔軟に対応できます。反面、ロック期間ありのセービングに比べて、利率が低く設定されていることが多いです。ロック期間ありのセービング7日、14日、30日など、あらかじめ期間を定めて預け入れるセービングもあります。「固定セービング」や「ロック付きセービング」などの名称でサービス提供されています。ロック期間ありのセービングでは、基本的に満期まで仮想通貨を引き出せません。そのため、ロック期間中に仮想通貨市場が急変した場合には、素早く対応できないリスクがあります。中には、途中で解約できるものもありますが、途中解約するとペナルティが課せられる可能性があります。一定期間解約できない分、利率はロック期間なしのセービングよりも高めに設定されていることが多いです。ステーキングとはステーキングとは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用するブロックチェーンのネットワーク承認に貢献し、報酬を得る仕組みのことです。PoSとはPoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。通常、PoSブロックチェーンのステーキングに参加するには、自分でバリデーターノードを立ち上げる必要があるため、上級者向けです。また、イーサリアムでは、32ETH以上を保有した上でノードを運用する必要があるため、高額な資金が必要になるケースもあります。しかし、仮想通貨(暗号資産)取引所がPoSブロックチェーンのステーキングサービスを提供していることもあります。こういったサービスでは、取引所が仲介役となり、ユーザーに代わってステーキングしてくれるため、簡単かつ少額からステーキングに参加できます。バリデーターとは一般的な意味でのバリデーターとは、仮想通貨ブロックチェーンのブロック生成やトランザクション(取引)データの内容が正しいのかを検証し承認するノード(端末)のことです。主にコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用する仮想通貨で採用されており、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)でマイニングを行うマイナーと同様の役割を担っています。ステーキング利率やロック期間は、銘柄や取引所によって異なります。また、中にはリキッドステーキングを利用したステーキングサービスを提供する取引所もあります。リキッドステーキングとはリキッドステーキングとはその名前のとおり「流動性のあるステーキング」です。通常のステーキングでは、預け入れた仮想通貨がロックされる一方、リキッドステーキングでは、それと等価のリキッドステーキングトークンの現金化や送金、運用などができます。もう一つのステーキング本来のステーキングは、上記のようなPoSブロックチェーンにおけるブロック承認プロセスを指します。一方、取引所によっては、仮想通貨レンディングなどを含む資産運用サービスを広くステーキングと呼んでいるケースもあります。ステーキングという名称のサービスであっても、セービング(レンディング)と同種類のサービス内容であることも少なくありません。こうした点が、最初に述べた、取引所が提供するセービングとステーキングの違いを明確に定義することが難しい理由です。レンディングなどの資産運用サービスをステーキングと呼ぶケースでは、一般的にセービングと同じくロック期間あり・なしの2種類のサービスが提供されています。例えば、Bybit(バイビット)が提供する積立ステーキングと定期ステーキングがその一例です。セービングとステーキングの利率海外取引所のBitget(ビットゲット)のセービングと、Bybit(バイビット)のステーキングの利率を比べてみましょう。また、両取引所が提供するPoSブロックチェーンのステーキングサービスも比較します。ここでは、比較対象のサービスで取り扱いのあるイーサリアム(ETH)の利率を比較します(2024年4月16日時点)。取引所セービング(*1)ステーキング(*2)Bitgetフレキシブルセービング:0.40%〜4.00%固定セービング:1.50%〜2.00%ETH2.0ステーキング:4.00%Bybit積立ステーキング:0.50%〜3.00%定期ステーキング:1.50%〜1.80%ETH2.0流動性ステーキング:4.64%セービング(*1)Bitgetフレキシブルセービング:0.40%〜4.00%固定セービング:1.50%〜2.00%Bybit積立ステーキング:0.50%〜3.00%定期ステーキング:1.50%〜1.80%ステーキング(*2)BitgetETH2.0ステーキング:4.00%BybitETH2.0流動性ステーキング:4.64%(*1)Bybitの積立ステーキング、定期ステーキングはセービングと同種類のサービスのため、セービングに分類(*2)BybitのETH2.0流動性ステーキングは、Lidoのリキッドステーキングを利用したステーキングサービス預け入れ期間などの条件が異なるため単純な比較はできないものの、Bitgetのセービングの方が、Bybitのステーキングよりも若干高い利回りを提供しています。一方、PoSブロックチェーンのステーキングサービスに関しては、BybitでETHを預ける方が高い利回りを得られます。しかし、銘柄によって利回りや預け入れ期間は異なるため、詳細は各自でご確認ください。Bitgetのセービングのやり方PCサイトでBitget(ビットゲット)のセービングを始める方法を紹介します。手順1Bitgetの公式ページにアクセスします。Bitgetの公式ページへ手順2「Bitget Earn」にカーソルを合わせ、表示される「セービング」をクリックします。手順3まず、預けたい銘柄を見つけます。銘柄が見つからないときは、画面右側にある検索窓を使ってみてもよいでしょう。ここではBNB(バイナンスコイン)をセービングする想定で進めます。BNBの欄にある「今すぐ申し込む」をクリックします。また、自動申込を有効にすると、複利での運用が可能となります。効率的に運用したい方は、自動申込を有効にしておいてもよいでしょう。(*1)(*1)有効化された状態の場合、現物口座内の利用可能なトークン残高が、毎日自動で預けられます。手順4「申込金額」欄にセービングしたい金額を入力し、利用規約に同意(チェック)の上、「確認」をクリックします。手順5以下の画面が表示されたら、セービングの手続きは完了です。Bybitステーキングのやり方PCサイトでBybitステーキングを始める方法を紹介します。手順1Bybit(バイビット)の公式ページにアクセスします。Bybitの公式ページへ手順2「ファイナンス」の中の「資産運用」にカーソルを合わせ、表示される「Bybitステーキング」をクリックします。手順3Bybitステーキング画面でスクロールして「積立」もしくは「定期」を選びます。ここでは積立ステーキングを行う場合を想定して「積立」をクリックします。手順4ステーキングしたい通貨の「ステーキングする」ボタンをクリックします。今回はBTCを例にしますが、どの仮想通貨(暗号資産)でも同じ操作です。手順5「金額」欄にステーキングしたい金額を入力し、サービス規約に同意(チェック)の上、「ステーキングする」を押せば購入が完了します。目的に合った運用方法を選ぼうセービングやステーキングは、仮想通貨を預け入れて報酬を獲得できるという点では、大きな違いはありません。しかし、セービングは一般的にレンディングサービスを意味する一方、ステーキングはPoSステーキングを指すこともあれば、レンディングサービスを指すこともあります。セービングやステーキングで対応している銘柄や利率、ロック期間などの個別条件は取引所などによって異なります。利用する際は、自分の運用の目的に合ったサービスを選ぶようにしましょう。
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