作成日
:2026.06.13


2026.06.13 03:48
◆ドル円、日銀の利上げや追加利上げへの言及に注目しつつ、介入の可能性に警戒
◆FOMC、ウォーシュ新FRB議長の会見内容に注目
◆ユーロドル、利上げ決定もスタグフレーション懸念
予想レンジ
ドル円 158.50-162.00円
ユーロドル 1.1400-1.1700ドル
6月15日週の展望
ドル円は、15-16日の日銀金融政策決定会合と16-17日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策に注目しながら、中東情勢や本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性などに警戒していく展開となる。
日銀金融政策決定会合では、植田日銀総裁が講演で「経済の下振れリスクに比べて物価の上振れリスクが高まると判断される場合には、利上げの是非をしっかりと議論する」と、タカ派的な見解を示したほか、複数の報道で利上げの可能性が報じられていることもあり、市場では既に政策金利が0.75%から1.00%に引き上げられることが織り込まれている。そういった中で注目されるポイントは、0.50%の大幅利上げを主張する委員がいるのかどうか、更には、年内の追加利上げが示唆されるかどうかだろう。また、植田日銀総裁が肝嚢胞感染症の治療のため入院しており、今回の会合には参加できないことが公表され、議決にも参加しない予定。定例記者会見は、内田副総裁が行うことになるが、どこまで踏み込んだ発言があるのかを確認したいところだ。なお、邦通貨当局の円買い介入に関しては、2024年の介入時でも161円台で実施されていることから、今回も161円台に乗せた場合には警戒感が高まることになる。
米国では、ウォーシュFRB新議長の下で初めてのFOMCが開催される。金融政策の現状維持(FF金利3.50-75%)が見込まれているが、注目ポイントは、5月の雇用統計やインフレ指標を受けて、年内の利上げ観測が高まっていることへの見解となるだろう。ウォーシュ議長は、承認公聴会では「トランプ米大統領の操り人形にはならない」と表明したが、初めての定例記者会見での発言内容に注目が集まる。
また、中東情勢については、トランプ米大統領が週末にも合意文章に署名する可能性を示唆しているが、これまで流動的な状況が続いている協議については、イラン側の反応なども含め、慎重に見極めていくことになりそうだ。
ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)が約3年ぶりの利上げに踏み切ったほか、追加利上げの可能性を排除しなかったこともあり、全般底堅い展開が予想される。ただ、インフレ見通しは上方修正された一方、成長見通しは下方修正され、スタグフレーションへの警戒感が高まっている。米イランの戦争やウクライナ戦争の行方が不透明な中では、地政学リスクが払拭されない。上値も限定的と予想している。
6月8日週の回顧
ドル円は、米軍のイランへの空爆が再開されるなか160.59円まで買われたものの、トランプ米大統領が停戦合意を示唆したことから159.58円まで反落した。ただ、その後は再び160円台まで値を戻している。ユーロドルは米軍の空爆再開を受けて一時1.1500ドルまで値を下げたものの、米イラン合意の期待感から週末にかけては1.1590ドルまで買い戻されている。(了)
(執筆:6月12日、9:00)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.06.13
![]()
作成日
:2026.06.13
![]()
最終更新
:2026.06.13
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

【EAユーザ必見】数十倍の高精度チャートで信頼度アップ!Myforexポートフォリオ
2026.06.12 19:00

海外FXの国内銀行出金は6月以降も使える?改正資金決済法の施行で何が変わるのか
2026.06.10 19:00

海外FXに海外取引所経由で入出金できなくなる?仮想通貨の金商法移行で無登録業者への規制が強化
2026.06.09 19:00

Titan FXがマイクロ口座の最大レバレッジを2,000倍に引き上げ!少額取引の資金効率が向上
2026.06.03 19:00

JPYCの送金に必要なガス代とは?ガス代無料で送金・交換する方法も
2026.06.02 19:30

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か
2026.06.02 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー