作成日
:2026.06.10


2026.06.10 08:01
9日のニューヨーク外国為替市場では、トランプ米大統領が「イランは昨夜、我々のヘリコプター1機を撃墜した。米国はこの攻撃に対し、やむを得ず対応しなければならない」と投稿したことで、原油先物の上昇とともにドル円は160.45円まで上昇した。ユーロドルは1.1578ドルまで上昇した後、1.1529ドル付近まで上値を切り下げた。
本日の東京外国為替市場のドル円は、引き続き中東情勢に関するヘッドラインや本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入に警戒していく展開が予想される。
トランプ米大統領は昨日、「非常に良い合意に向けた交渉が大詰めを迎えており、1-2日後には少なくとも見通しを得られる可能性がある」と楽観的な見解を語った。しかし一方で、ホルムズ海峡上空でイランが米軍ヘリを撃墜したことに対する報復を示唆していたが、先ほど米国東部時間17時にイランに対する自衛攻撃を開始したとのことである。
ドル円は、160円台半ばまで上昇して、4月30日の本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入が断行された際の高値160.72円に迫っており、本日も介入には警戒しておきたい。
2024年は、ゴールデンウィークの4月29日に高値160.17円を付けた後、為替介入が行われ151円台まで下落したものの、7月3日には161.95円まで切り返し、7月11・12日に介入が行われた。そして、31日の日銀金融政策決定会合での利上げとFOMC後にパウエルFRB議長(当時)が9月FOMCでの利下げを示唆したことで150円を割り込んでいった。
今年も、来週の日米の金融政策決定会合を控えて、ドル円が161円台を窺う展開となれば、為替介入の可能性が高まることになる。介入の原資としての5月末の外貨準備高は、証券が9317億ドル(@160円=149兆円)、預金が1622億ドル(@160円=26兆円)となっている。
昨日は、数回目となる「来週の日銀金融政策決定会合で、政策金利1.00%への引き上げ観測報道」が伝えられたものの、織り込み済みであり円買いへの反応は限定的だった。植田日銀総裁も、先日の講演で、「経済の下振れリスクに比べて物価の上振れリスクが高まると判断される場合には利上げの是非をしっかりと議論する」と述べており、金融政策見通しを反映するオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、0.25%の利上げはほぼ確実視されている。
注目ポイントは、「さらに年内に追加利上げの可能性もある」と報じられていることで、年内の利上げ回数やタカ派の委員が0.50%の利上げを主張する可能性となる。日銀が示唆している中立金利水準は1.10%-2.50%だが、1.00%に引き上げられても、依然として下限の1.10%にも届かないことで、ターミナルレート(政策金利の最終到達水準)は1.75%程度と見込まれている。
日銀の政策金利が1.75%だったのは、1993年9月頃から1995年3月あたりだが、当時の10年国債の利回りは3%から5%近辺となっていた。来週の植田日銀総裁の会見では、年内の利上げ回数やターミナルレートへの言及に注目することになる。
今夜発表される5月の米国CPIは前年比+4.2%と予想されている。米国ではインフレ率4%とガソリン価格1ガロン=4ドルは、政権維持のレッドラインと目されており、大統領選挙でガソリン価格2ドル未満を公約にしていたトランプ米大統領にとっては、14日の80歳の誕生日に向けて逆風が強まることになる。
(山下)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2026.06.10
![]()
作成日
:2026.06.10
![]()
最終更新
:2026.06.10
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

HFMが仮想通貨入金で最大45,000円をキャッシュバック|KATANA口座も対象
2026.07.03 19:00

【朗報】XMが国内銀行送金の「負け越し出金問題」についに対応!入金履歴リセットを実施
2026.07.02 19:00

【SNSで話題】海外FXへのウォレット経由での仮想通貨送金で口座凍結に?国内取引所からの直接送金も焦点に
2026.06.26 19:30

bitwalletを不安視する声がSNSで増加?安全性や運営会社変更を指摘する投稿も
2026.06.26 19:00

【仮想通貨対応】BXONEとPeskaを徹底比較!海外FXの入出金に使うならどちらがお得?
2026.06.25 19:30

Vantage Tradingが賞金総額1,000万円のトレードコンテストを開催!上位100名に賞品を贈呈
2026.06.25 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー