作成日
:2025.10.08
2025.10.08 13:39
本日のロンドン為替市場では、ドル円主導のドル高の流れが続くかを見極めつつ、フランスの与野党協議に関する報道や複数の欧州当局者の講演内容に注意を払いながらの取引となりそうだ。経済指標は、序盤に8月独鉱工業生産や9月スウェーデン消費者物価指数(CPI)が発表される程度だ。
積極財政を掲げ、金融緩和を志向するとされる高市早苗氏が与党自民党の総裁に選ばれ、日本株高や円安が急速に進んでいる。ほぼ確定とはいえ、新首相に高市氏が選ばれていない中で「相場が先取りし過ぎている」という見方もできるが、高市トレード(株買い、円売り、超長期債売り)を軸とした値動きは今後も続きそうだ。ただし、金融市場には必ずある「大きく動いた後の反動」だろう。
フランスでは、組閣早々に首相を辞任したルコルニュ氏が、マクロン大統領の要請で、これ以上の政治危機の悪化を防ぐために野党と本日まで協議中だ。もっとも、勢いが増している野党が明らかに混迷している与党に歩み寄るとは思えず、マクロン大統領にとっても状況はさらに厳しくなりそうだ。2年連続の議会解散・総選挙となれば、先行き不透明感の高まりから、しばらくユーロは買いづらくなりそうだ。
欧州金融当局者では、エスクリバ・スペイン中銀総裁やミュラー・エストニア中銀総裁、エルダーソン欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演が予定されている。ECBの政策金利公表は今月30日だが市場は据え置きを織り込み、こちらはサプライズなしと見込む。前回の理事会以降に「利下げ打ち止め感」が広がりつつあり、こちらに関する当局者見解に注目したい。
想定レンジ上限
・ユーロドル、6日高値1.1731ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、8月27日安値1.1574ドル
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.10.08
作成日
:2025.10.08
最終更新
:2025.10.08
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
【要注意】堀江氏・テスタ氏のディープフェイク広告が急増中?国内で詐欺の事例も
2025.10.08 19:00
Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小
2025.10.02 19:00
SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用
2025.10.01 19:00
Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意
2025.09.29 19:30
【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声
2025.09.29 19:00
話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?
2025.09.26 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー