作成日
:2025.05.14
2025.05.14 19:22
欧州勢参入後にドル売りが見られ、ドル円は146円割れまで下げ足を強めた。米韓通商交渉で為替について協議したことが明らかになり、日米協議でも円安是正が議題に上ることへの警戒感が高まっていることもドル円の重し。
来週に日米財務相会談を控えているが、これまでの日米協議では為替についての話は出なかった。ただ、自動車関税などで日米の交渉は難航が見込まれる。トランプ米大統領は中国との合意を自画自賛しているが、世間では「中国に完敗」との見方が強く心は穏やかではないだろう。トランプ米大統領が貿易赤字国に対しての関税政策の成果をアピールするために「話がしやすい」日本に強気で当たる可能性がある。関税の協議がうまくいかないと、為替を議題に上げる可能性は十分あり得る。
このほかにドル円の上値圧迫要因となるのは、米中貿易摩擦の激化懸念が後退したことで日銀の利上げ期待が再燃していることや、根強い米景気減速懸念とトランプ米大統領のしつこい利下げ要求などが取り上げられる。一方で、トランプ米政権の関税政策への過度な警戒感が緩んでいることや、連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに慎重姿勢を示していることが下支えとなる。
結局は「関税次第」の相場に変化はない。今後の日米金融政策、米中関係の一段の改善などは引き続きトランプ米政権の関税方針に関わっているが、その関税の先行きに対する不確実性は依然として払しょくされていない。関税関連のヘッドラインに一喜一憂する相場は続きそうだ。
本日のNY市場では注目の指標発表はなく、ジェファーソンFRB理事の講演が予定されている。同理事を含めた、要人らの発言に注目も突発的な材料がなければ、ドル円は上値が重いも145円台で下げが一服し、146円台に持ち直しての動きを見込む。
・想定レンジ上限
ドル円、5日移動平均線146.62円近辺や、節目の147.00円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、日足一目均衡表・転換線145.51円近辺や節目の145.00円が下値めど。
(金)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.05.14
作成日
:2025.05.14
最終更新
:2025.05.14
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