作成日
:2024.09.09
2024.09.09 13:38
本日のロンドン為替市場は重要な経済データの発表は予定されておらず、欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控えて金融当局者の発言も期待できない。ユーロドルは先週末の8月米雇用統計の発表後に1.11ドル半ばまで上昇するも直ぐに失速しており、本日は材料不足のなか6日ロウソク足の上ヒゲが抵抗水準として働くかが1つのポイントか。
また、欧州リスクセンチメントの強弱に敏感なユーロスイスフランの動向にも目を向けておきたい。先週末の金融市場で一気に強まったリスク回避ムードが、欧州市場にも持ち越される可能性が高いからだ。地政学リスクへの警戒感も緩めることはできない。週末にはイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ全域に空爆したことが報じられ、またウクライナとロシアの戦争も激化したままだ。先週ユーロスイスフランは、0.93フラン台で約1カ月ぶりのフラン高を更新した。
なお今週は、11日に8月米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米金利先安観が強まりつつある中でのインフレ指標のため、結果次第でユーロドルは神経質に上下しそうだ。ただメインイベントとしてはやはり、12日のECB定例理事会の政策金利の公表とその後のラガルドECB総裁の記者会見だろう。
ユーロ圏の4-6月期・妥結賃金上昇率が前年同期比3.6%と1-3月期の4.7%から大きく鈍化したことを受けて、市場ではECB理事会の利下げ決定がほぼ確実視されている。注目はラガルド総裁が、年内残りの10月と12月会合だけでなく、来年初めにかけての金利の道筋を示唆するかどうか。
想定レンジ上限
・ユーロドル、6日高値1.1155ドル
・ユーロスイスフラン、2日高値0.9446フラン
想定レンジ下限
・ユーロドル、3日安値1.1026ドル
・ユーロスイスフラン、8月7日安値0.9302フラン
(小針)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.09.09
作成日
:2024.09.09
最終更新
:2024.09.09
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
FXDDが破綻間近か?サポートや口座開設の受付が停止
2024.09.20 20:00
Vantage Tradingがプレミアム預金を開始!最大年率13%の資金運用が可能
2024.09.17 19:00
Milton Marketsが9月の1万円FXチャレンジとXリポストキャンペーンを開催!
2024.09.12 19:00
Titan FX が9月のデモトレードコンテストを開催!賞金最大30万円
2024.09.10 20:00
Milton Marketsがボーナスキャンペーンや口座タイプを一新!
2024.09.10 19:00
仮想通貨DOGSの将来性は?テレグラム発のミームコインについて解説
2024.09.06 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー