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テクニカル指標

読み方 てくにかるしひょう
同義語 インディケータ、インジケータ

テクニカル指標とは、テクニカル分析に使用される、値動きの傾向を把握するためのツールのことです。「インディケータ」と呼ばれることもあります。移動平均線ボリンジャーバンドなどさまざまな種類がありますが、ほとんどが「トレンド系」と「オシレーター系」に分類されます。

トレンド系は、トレンド(上昇・下降など相場の大きな方向性)を確認するために利用されます。メインチャートの上に表示されるものが多いため、視覚的な分析をしやすいのが特徴です。

テクニカル指標の移動平均線

トレンドフォロー(順張り)といって、相場の流れをとらえた取引をすることは、FXに限らず多くの金融商品における王道の戦略です。 トレンド系の代表的なテクニカル指標には、移動平均線があります。

テクニカル指標の移動平均線

オシレーター系は、その時点の相場の強弱や、買われ過ぎ・売られ過ぎといった過熱感を判断するために利用されます。買われ過ぎ・売られ過ぎでの逆張りに使用されることが多いため。一定の値幅の間で上昇・下降を繰り返すレンジ相場では有効に機能し、逆に明確な方向性が表れている相場では機能しづらいという性質が特徴です。

テクニカル指標のRSI

オシレーター系の代表的なテクニカル指標には、RSIがあります。メインチャートの上に表示されるものは少なく、別に表示されるのが一般的です。

テクニカル指標のRSI
point テクニカル分析とファンダメンタルズ

FXの分析には、テクニカル指標やチャートパターンなどを用いるテクニカル分析と、各国の経済指標情報などを用いるファンダメンタルズ分析があります。テクニカル分析のみ、ファンダメンタルズ分析のみというトレードスタイルのトレーダーもいますが、多くのトレーダーは、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を組み合わせて取引を行っています。


Date

作成日

2021.07.12

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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