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過熱感

読み方 かねつかん

過熱感とは、相場においての勢いや、買われ過ぎ、売られ過ぎといった偏りを表す言葉です。投資家心理の過熱の度合いともいえます。相場の過熱感を調べるテクニカル指標にはさまざまなものがありますが、最も代表的なのはオシレーター系指標のRSI(Relative Strength index)です。日本語で相対力指数と略されます。

RSIは、過去の特定期間を上昇と下降に分類し、その上昇分が全体に対してどれくらいの割合なのかを、0%~100%の数値で示します。そのため、買いと売りそれぞれの相対的な強さが明らかになります。一般的に、70%以上が買われ過ぎの状態、30%以下が売られ過ぎの状態であると判断されます。

過熱感

その他のオシレーター系指標も、相場の過熱感を表すものが多く、ストキャスティクスやサイコロジカルラインなどが人気です。基本的に0%~100%のように一定の幅で示され、その数値によって売られ過ぎ、買われ過ぎを判断するのは、RSIと同様です。

過熱感
knowledge 過熱感を判断できるトレンド系指標もある

テクニカル指標には、オシレーター系トレンド系の指標があります。オシレーター系は振り子のように規定の数値の間を行き来し、相場の過熱感を表し、トレンド系は相場の方向性を表すのが主な特徴です。とはいえ、トレンド系指標でも、過熱感を判断できるものがあります。有名なボリンジャーバンドは、±2σラインや±3σラインを上回った際に、買われすぎや売られすぎと考えることができます。移動平均乖離率は、±5%以上の数になった際に、同様の判断をすることができます。


Date

作成日

2021.01.14

Update

最終更新

2024.11.13

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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