作成日
:2021.04.30
移動平均乖離率とは、移動平均線からどれだけ乖離しているかを数値化したオシレーター系のテクニカル指標です。移動平均線と同じレートにあるときはゼロとなり、移動平均線の上にあるときはプラス値、下にあるときはマイナス値となります。
上下に乖離したレートはいつか移動平均線に収れんするという考え方に基づき、移動平均線からどれだけ離れているかによって相場の買われ過ぎ、売られ過ぎといった過熱感を知ることができます。
移動平均乖離率 =
{(当日の終値 - 移動平均値)÷ 移動平均値}× 100
移動平均線よりも上にレートが位置する場合は上方乖離、逆に下に位置する場合は下方乖離と呼ばれ、上方乖離の値が大きいほど買われ過ぎ、下方乖離の値が大きいほど売られ過ぎと判断することができます。
移動平均乖離率は中央の0%から上下に変動する形で描画されます。過去に大きく上か下に振れたことがある場合、そこが「警戒圏」の参考になります。仮に上下2%で推移していた場合、+2%まで上昇すれば買われ過ぎのため売りのサイン、-2%まで下がれば売られ過ぎのため買いのサインと見なすことができます。警戒圏は相場展開によって一定ではないため、直近の最も上下に振れたところに注目するのが基本です。
作成日
:2021.04.30
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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